資格名

正式資格名:色彩資格 パーソナルカラリスト検定

資格の種類

民間資格

主催者

一般社団法人 日本パーソナルカラリスト協会(JAPCA)

資格の概要

「パーソナルカラー検定」は、現在、2つの主催者団体がそれぞれ独自に検定を行っているので間違わないように注意が必要です。1つは、特定非営利活動法人 日本パーソナルカラー協会が主催する「色彩技能 パーソナルカラー検定」。もう一つは、一般社団法人 日本パーソナルカラリスト協会が主催する「パーソナルカラリスト検定」(正式名称は「色彩資格 パーソナルカラリスト検定」と言います)
ここでは、後者の「パーソナルカラーリスト検定」を取り上げて紹介しています。
この検定試験は、主に色彩が重要なファクターとなる業界の仕事に従事している人を対象とした試験で、色彩知識と配色調和の能力を測る目的として実施される検定試験です。2005年11月に、3級の試験が、2008年11月から1級試験がスタートした。受験級は1級・2級・3級の3つのレベルです。試験に合格すると「 パーソナルカラリスト」の称号がもらえます。 
対象者は、美容業界(ヘアカラー、メイク、ネイル、エステティック)やファッション、インテリア、ブライダル、着物、ジュエリー、メガネ業界などカラーに関連した業界に従事する人などです。

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一般の方の場合は、生活に色彩を取り入れることで、より豊かな日常生活を送るために資格取得を目指す方が多いようです。試験では、色彩を生かすテクニックや、配色調和を生かすテクニックが問われます。
※合格者には、合格証書と「パーソナルカラリスト」の称号が贈られます。

(注)「パーソナルカラー検定」は、現在、2つの主催者団体がそれぞれ独自に検定を行っていますので、受験される方は注意が必要です。
 ・色彩技能 パーソナルカラー検定
<主催:特定非営利活動法人 日本パーソナルカラー協会>
 ・色彩資格 パーソナルカラーリスト検定
<主催:一般社団法人 日本パーソナルカラリスト協会(JAPCA)>

試験の合格率・難易度

難易度
  2級   「C」 やや易 
  3級   「D」 易しい
 

【資格の難易度レベル】
試験での出題数が多いため難易度が高そうに思われるかもしれませんが、試験内容が基礎的な内容ものなので、難易度はそれほど高くありません。3級の問題は公式テキストから出題されるため、公式テキストと問題集を使って勉強すれば問題ありませんが、初心者の方の場合は、安全を見て30時間ほどの勉強をしておくと安心なのですが、講座もありますので利用してもいいでしょう。
通信講座や通学講座では3級、2級合格を目指すコースで約半年かかります。独学の場合は、さらに2,3ヵ月かかると思われますが、協会の発行している公式テキストで併行して学習すれば難しくなく合格できます。
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●合格率
  非公開
※協会の資料によると、
 3級 75%、2級 70%、1級は1次、2次ともに50%前後。

試験の内容・勉強法

試験勉強はテキストを使って独学で勉強する方法や、通信講座、またスクールやセミナーで講座を受講する方法などがあります。3級に関しては、インテリアやデザイン、ファッションで「似合う色」を見極めるために必要な色彩論の基礎から問題が出ます。日本の文化や歴史背景、伝統色や色のしくみ、CUS表色系と配色効果などが出題内容となります。
試験対策としては、パーソナルカラー検定公式テキスト2章の色彩理論、特にCUS(カラーアンダートーンシステム)表色系及びCUS配色調和をしっかりと理解しておかねばなりません。

2級については、3級で出題される基礎的な知識の上に、応用力が問われる内容となります。染料や染色についての知識のほか、ヨーロッパ文化の歴史、配色テクニックや色の見え方などについての色彩理論やヘアカラーやネイルカラーでのパーソナルカラーなどから出題されます。
試験対策は、3級の知識プラス配色のテクニック、ディスプレイ等に色彩を活かすテクニック等の知識が必要になります。いづれにしても、CUSを利用した表色系などの色彩理論を確実に理解することが基本です。

1級は、3級と2級の内容を含め、色彩の歴史やCUS配色調和やパーソナルカラーなど、幅広い範囲となります。パーソナルカラリスト検定は“人と色”に着目した検定試験なので、特にCUS表色系及びCUS配色調和を十分に理解しておけば、美容やファッション、ブライダル業界を目指している方には、パーソナルカラー にマッチさせたファッションやヘアカラーを提案でき、現場でワンランク上のスキルを役立てることができるため仕事の幅も広がります。
また、美容業界や、ファッション、ブライダル、着物、ジュエリー等の業界を目指している学生の方にはぜひ身につけていただきたい色彩知識と配色調和のための検定と言えます。また一般の方には、色彩の知識を身につけることで、日常生活が豊かになることが期待できます。

就職対策としては、この資格だけで就職できるということは難しいですが、美容業界(ヘアカラー、メイク、ネイル、エステティック)やファッション関係にこれから就職を希望する人(男女問わず)には、有利な資格と言え、取っておいて損はありません。 この資格が特に役立つ業種としては、ブライダル業界、メイク・ネイル業界、ヘアカラー業界、ファッション業界などでしょう。



試験日程

・一般 試験日
 ①7月上旬頃(2、3級)
 ②11月下旬頃(1、2、3級)
・合格発表 2月下旬頃
・団体受験 試験日
 ①7月上旬頃(2、3級)
 ②11月下旬頃(2、3級)
 ③2月下旬頃(2、3級)

  2023年度パーソナルカラリスト検定試験日程
   

受験資格

・1級:2級検定合格者
・2 ,3級:制限なし

試験会場

・2級/3級
札幌・仙台・東京・金沢・長野・名古屋・大阪・和歌山・岡山・広島・福岡・長崎 及び団体校
・1級
札幌・東京・名古屋・大阪・広島・福岡

受験費用

・1級 17,280円(1次又は2次免除者 10,800円)
・2級 10,800円
・3級 7,560円
※いずれも税込み

試験方式

・1級:(午前)筆記試験/試験時間90分(午後)実技試験/試験時間90分
・2級・3級:マークシート方式の筆記試験/試験時間90分  

※免除規定
1級検定の1次、または2次試験に不合格の場合は、その後2年間に限り合格した試験は免除されます。
(注)個人受験と団体受験でお申込方法が異なりますので要注意。 

試験科目

●出題は「パーソナルカラリスト検定公式テキスト」によります。

1級
・色彩論の系譜 色の分類のはじまり、実用的な色彩調和理論など 
・CUS 配色調和理論 アンダートーンと色調配色、知覚効果など
・CUS 配色調和を活かすテクニック 色彩調和の応用など 
・パーソナルカラーと調和の原則 パーソナルカラーにおける肌、髪、目の色など
・パーソナルカラーの実際 パーソナルシーズンカラー、パーソナルカラーの評価、パーソナルカラー診断の方法、パーソナルカラーとスタイリングなど 
・パーソナルカラー検定 3級公式テキスト全般 
・パーソナルカラー検定 2級公式テキスト全般 
●2級
・色彩と文化 染料と染色、ヨーロッパ文化の歴史など
・色彩理論 混色、色の見え方、配色テクニックなど 
・CUS配色調和理論 アンダートーンの色相と色調など 
・色彩を活かすテクニック ファッション概論、ディスプレイなど 
・パーソナルカラー ヘアカラー、ネイルカラーなど 
・パーソナルカラー検定 3級公式テキスト全般 
3級
・色彩と文化 日本の文化と歴史、日本の伝統色など
・色彩理論 色のしくみ、CUS表色系と配色効果など
・色彩とファッション ファッション概論、ブライダルと色彩など
・パーソナルカラー ヘアメイク、パーソナルカラーの特徴など

試験関連情報

問い合わせ先

一般社団法人 日本パーソナルカラリスト協会
http://www.personal-colorist.org/
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-25-8-810
TEL:03-3406-8708  FAX:03-3406-9190

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

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