資格名 | オラクル認定Java資格(OCJP)
(旧サンJava技術者認定資格) |
資格の種類 | 民間資格 |
主催者 | 日本オラクル株式会社 |
資格の概要 | 「オラクル認定Java資格(OCJP)」は、米サン・マイクロシステムズを米オラクルが買収後にリリースしたJavaプログラミングの認定資格です。2015年11月にGold資格を取得するための試験「Java SE 8 Programmer」の配信が始まって、Java SE 8対応版のOCJP試験が出そろいました。
習得したいプログラム言語としてナンバー1とされるのが「Java」です。この言語の一番の特徴はOSに依存しないという点でしょう。OSに関係なく、Windows、iOSや Linuxでも動作させることができます。このJava言語の資格試験で一番著名といえるのがOracle社が実施する「Oracle認定Javaプログラマ資格(Oracle Certified Java Programmer)」です。略して「OCJP」と呼ばれています。この資格試験ではJava言語の包括的な知識やJavaアプレット等の基本的な技術力から実践的な開発力や設計力を認定します。試験に合格すれば取得できる「Oracle認定Javaプログラマ資格(OCJP)」は、Java言語の開発会社による国際的な資格として高いステータスを誇っています。
「Oracle 認定Javaプログラマ」に有効期限はありませんが、Javaのバージョンに合わせて試験もバージョンアップが行われるため新バージョンがリリースされると旧バージョンが古い資格となるため、最新バージョンが人気となり、受験者数が急増する傾向があります。なおGold以上で古いバージョンの試験に合格している場合には、移行試験「Upgrade to Java SE 8 Programmer」の受験資格が得られるようになっています。
試験は、難易度の低い方から、初級者向けの「Bronze」、「Silver」、「Gold」の3つのランクに区分されており、積み上げ式の資格制度になっています。2015年からはSE8にバージョンアップしました。
・Oracle Certified Java Programmer Gold SE8
・Oracle Certified Java Programmer Silver SE8
・Oracle Certified Java Programmer Bronze SE8
※Silver以上は全世界で通用する共通資格となっており、現在実施されているJava関連資格の中では最も人気の資格となっています。エンジニアの場合、自宅でオンライン受験が可能な「Bronze」は履歴書上の評価対象にはならないとされています。さらにSilver、Goldは海外でも有効ですが、Bronzeは日本国内でのみ有効とされています。 |
試験の合格率・難易度 | ●難易度
Gold試験 「A-下」 難関の下位
Silver試験 「B」 普通
Bronze 試験 「C」 やや易
【資格の難易度レベル】
・Bronze 試験
Oracle認定Java資格のうち、最も難易度の低い試験です。実務経験があれば誰でも合格できるレベルの試験なので初心者でも独学で十分対応できるとされますが、ビギナーレベルの試験ではありますが、基礎項目をしっかりとおさえていないと合格できない試験になります。
・Silver試験
Bronzeとは違いAPIに関する知識に設計やジェネリスク、I/Oなどの応用知識が問われ、難易度が高くなります。Bronzeの上位資格ですが、知識やスキルに自信のある人はBronzeを飛ばしていきなりSilverに挑戦することも可能です。
・Gold試験
Oracle認定Java資格のうち、最も難しい試験です。Silver試験とは比較にならないほど高い難易度の試験です。Silver試験で正答率が90%程度以上で合格できる人なら少し勉強すれば十分合格は可能でしょう。実務経験3~4年以上の中上級Javaプログラマー向けの資格で、設計~実装までを独力で行うスキルが求められます。Javaの概念と進出部分の基礎を習得できていないと合格するのは難しいでしょう。
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●合格率
非公開 |
試験の内容・勉強法 | ●Bronze SE
はじめてプログラミング言語を学習する学生や、新卒でIT企業に就職した人を対象にした資格で、Javaプログラミングに関して最低限必要な基礎知識を習得していることを証明する日本独自の資格です。
そのため、Bronze SE 7/8試験では、特定のバージョンに依存するような出題は行われません。
試験ではJava言語の基本文法(宣言、制御)やオブジェクト指向プログラミングの基本など、Javaの初学者が理解しておかねばならない基礎項目について問われます。エンジニアの資格としては物足りませんが、javaをこれから勉強しようと思う初心者にとっては、受験対策学習でオブジェクト指向の基本などの勉強できるいい機会になると思います。
試験に関しては、問題集やテキストなども充実し、情報も豊富なので勉強しやすい試験だと思います。試験対策も、教科書を読むよりも、問題を多く解くことでパターンを覚えていけばそれほど難しくないでしょう。
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●Silver SE
Java言語の基本文法だけでなく、オブジェクト指向プログラミング(クラス・インターフェース・例外処理)を理解しているかが問われるなど、上級者の指導のもとで実装が可能なレベルの「実務経験1年以上の初級Javaプログラマ」を対象とした資格試験です。
他には、「Date and Time API」の基礎など、プログラミングのために必要とされる仕様が正確に理解できているかなどが問われる内容となっています。
Bronzeの上位資格ですが、受験制限はなくBronzeに合格していなくても受験することは可能です。
●Gold SE
オラクル認定java資格の中で最上位の資格。レベルとしては実務経験3年以上程度のレベル。Silverの資格を保持していることが受験のための前提条件です。
仕様(設計者の意図)を正しく理解し、独力で機能実装ができるレベルのプログラマが対象になります。そのため、コレクションAPIやファイルの入出力、並行処理、JDBCなどコアライブラリの使用方法に加え、新機能である「ラムダ式」などを理解できているかも問われます。それ以外には、デザインパターンで設計から実装までのトータルな技術の有無も問われます。
試験の受験者はJavaを使用するプログラマや開発技術者が中心です。専門分野毎に構成されているため難易度は試験により異なりますが、いずれの試験も高度な知識が要求されます。Java認定資格の試験プログラミングでは、特に基礎が大変重要になります。基礎を正しく理解していないと、作ったプログラムは品質の低いプログラムになります。確かに文法は独学でも学習することができますが、実践的にアプリケーションを作る環境はなかなかありません。そういうことからプログラミングは独学ではなく、専門に教えてくれるスクールに通った方が間違いないでしょう。またJavaの用途は多義に渡ります。そのため、Java認定資格という枠の中で、技術や分野によって細かく分けられていますので取得を目指す場合は、まず自分が目指す能力は何であるかを見定め、選択するところから始めることが大切です。
Java認定資格の保有者はソフトウェア開発現場において即戦力として認められるため、、就職・転職時に強い効果を発揮する資格となり、就転職する際にはかなり有利に働きます。
またその一方で、インターネットの普及にともない、Javaプログラマの需要は一気に拡大し、現在も人材不足の傾向にあります。Java資格は通産省が主催する「情報処理技術者」よりも高く評価される傾向にあるともいわれています。企業からのニーズは今後さらに高まることは間違いないと思います。 |
試験日程 | ・申込み受付期間:試験の数か月前~当日(試験会場による)
・試験日:試験会場によって随時実施 【ピアソンVUE:テストセンターリスト】
※試験会場の営業日かオンラインであればいつでも受験できます。
※Java Bronzeの試験は、以下のページから申し込み可能です。
Java SE 7/8 Bronze (Available only in Japan)
・合格発表:試験終了後、即時 |
受験資格 | ・Oracle Certified Java Programmer Gold SEとProfessional :Sivler取得者
・Oracle Certified Java Programmer Silver SEとAssociate :特に制限なし
・Oracle Certified Java Programmer Bronze SE :特に制限なし
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試験会場 | 会場試験:全国のピアソンVUEの公認試験会場
オンライン試験:自宅(Bronzeのみ) |
受験費用 | 受験チケット:Oracle認定資格オンライン試験用⇒詳細
・Java SE 8 Gold試験:(会場試験) 26,600円(税別)
・Java SE 8 Silver試験:(会場試験) 26,600円(税別)
・Java SE 8 Bronze 試験:(オンライン試験)13,600 円(税別) |
試験方式 | オンライン試験 ⇒詳細
※インターネット経由で受験する試験監督不在の試験です。都合のよい時間にどこからでも受験できます。申込み後、48時間以内に受験開始となります。
● Java SE 8 Gold試験
・出題数/試験時間: 新規85問 移行81問/150分
・合格ライン: 65%
・試験形式: CBT(選択問題)
● Silver試験
・出題数/試験時間:77問/150分
・合格ライン:65%
・試験形式: CBT(選択問題)
● Bronze 試験
・出題数/試験時間:60問/65分
・合格ライン: 60%
・試験形式: CBT(選択問題) |
試験科目 | ・Java SE 7/8 Bronze
・Java SE 8 Programmer I
・Java SE 8 Programmer II
(例) Bronze SE8(試験番号 1Z0-814)の出題範囲
Java言語のプログラムの流れ/データの宣言と使用/演算子と分岐文/ループ文/オブジェクト指向コンセプト
クラス定義とオブジェクトの生成、使用/継承とポリモーフィズム |
試験関連情報 | |
問い合わせ先 | (全般)日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ TEL:0120-155-092
(認定資格関連)オラクル認定資格事務局:E-mail: oraclecert_jp@oracle.com |
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【オラクル認定Java資格 おすすめ教材】
翔泳社の「オラクル認定資格試験教材」
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