資格名

オフィスセキュリティコーディネータ
※試験名:オフィスセキュリティコーディネータ資格試験

資格の種類

民間資格

主催者

一般社団法人 ニューオフィス推進協会

資格試験の概要

情報通信社会の進展に伴い、個人情報の漏えい事件が多発するなどで、企業の情報保護に対する企社会的責任が強く求められることなどでセキュリティへの意識は社会全体に高まっています。そういう状況を背景に創設されたのがオフィスセキュリティマーク認証制度です。この制度の創設に伴い、企業の認証業務支援を独占的に行うことができるコンサルタント資格、「オフィスセキュリティコーディネータ」が誕生しました。
オフィスセキュリティコーディネータとは、オフィスセキュリティに関する幅広い知識を有し、企業等に助言したり情報提供を行う等、オフィスセキュリティマーク認証について申請業務支援ができる資格を持っているオフィスセキュリティの専門家を言います。
資格試験では、オフィスにおいて必要なセキュリティ対策の幅広い知識と、オフィスセキュリティマーク認証にあたっての申請業務支援を行うための能力を有するかどうかの判定が行われます。

※「オフィスセキュリティコーディネータ」の資格登録の有効期限は、登録を受けた日(登録証交付日)から5年間です。

※「オフィスセキュリティマーク認証制度」は、経済産業省が中心となり、経済産業省の外郭団体であるニューオフィス推進協議会がオフィスセキュリティマーク認証制度の詳細を決定し、適切なセキュリティ対策を実施している組織に対してオフィスセキュリティマークを認証付与するなどの運営を行っています。




合格率・資格難易度

●難易度 
 (講座受講なし) 「C」   やや易しい 
 (講座受講)   「D」   易しい 

【資格の難易度レベル】
受験前に試験対策講座(受講料21,600円)を受講すれば、テキストの「オフィスセキュリティなるほどガイド」を使って、試験の重点事項についての解説があります。この講座を受講しておくと
合格率が非常に高くなりますので、自信のない方は受講をお勧めします。
この資格の難易度は、受験対策講座を受講していれば「易しい」レベルです。
このテキストをご希望の方は、一般社団法人ニューオフィス推進協会の公式サイトから申し込んで下さい。
※現状では試験の合格率も高く、難易度も低いですが、今後はさらにオフィスセキュリティへの関心が高まることが予想されるため、資格の難易度もそれに伴って高くなることは間違いないと思われます。

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●合格率
 近年の合格率は80~85%程度。

※オフィスセキュリティコーディネータ資格試験の受験状況は、例年受験者数が500~600人程度、合格者数450人前後で、合格率80~85%。

受験対策・学習法ほか

経済産業省所管の社団法人ニューオフィス推進協議会は、2006年10月にオフィスにおけるセキュリティに関して、同協議会が定める認証基準に適合し、優秀な対策を実践している企業などに認証付与を行う「オフィスセキュリティマーク認証制度」を発足しました。協議会で定められたこの
認証基準によって、オフィスの重要な経営資産はどのようにして保護するべきかが明確になりました。その後、実効性と有効性をレベルアップした内容に改訂され、2009年2月に公布されました。この制度の特徴は、「オフィスセキュリティコーディネータ」の資格が創設されたことです。そして、この資格取得者は企業が認証取得を申請するに当たって、その業務の支援を行い、必要なコンサルティングを行う役割を持つことが制度化されました。



オフィスセキュリティコーディネータは、同協議会が実施する資格試験に合格し、登録することによって資格が付与されるオフィスセキュリティの専門家であることが制度化されたことで、その試験はオフィスセキュリティに関する幅広い知識と、オフィスセキュリティマーク認証にあたっての申請業務支援を行うことのできる能力を有するかどうかの判定を行う試験の位置づけを持つことになります。また、資格試験合格者には、資格取得後に実務中心の研修が行われます。参加は任意での有料参加です。

オフィスセキュリティコーディネータの業務は、主に本認証制度におけるコンサルティングを行うことができるとともに、企業の認証業務支援を独占的に行うことができる等、ビジネスにつながるコンサルタント資格であるため、オフィスの中のセキュリティへの取り組み状況を確認し、認証基準適合のためのコンサルティングや、オフィスセキュリティマーク現状図面作成のコンサルティングや申請図面の作成、セキュリティ診断、防犯診断などの仕事が主になります。

資格取得によって自身が獲得できる価値としては、
(1)オフィスにおけるセキュリティ対策の知識を体系的に習得できること
(2)認証申請企業からのコンサルティングフィーのほか、一般社団法人ニューオフィス推進協会からの申請業務支援料が期待できる、ことなどが挙げられます。

受験資格

・受験日において25歳以上であること。

試験方式

●試験方式
  選択式及び論述式筆記
●試験項目と試験時間
 ・選択式筆記試験 
   (知識) 90分、
   (実務) 90分
 ・論述式筆記試験 
        90分
●合格基準
  合否判定は選択式筆記試験、論述式筆記試験の結果を総合的に判定

試験科目

●選択式筆記試験(知識・実務)
 ① オフィスセキュリティの基礎知識
 ② オフィスセキュリティの計画・構築に関する事項
 ③ オフィスセキュリティの導入・運用に関する事項
 ④ オフィスセキュリティの点検・監査と維持・改善に関する事項
 ⑤ オフィスセキュリティの関連知識に関する事項
 ⑥ オフィスセキュリティマーク認証制度とその他セキュリティ関連認証制度に関する基礎知識

●論述式筆記試験
(以下の点について論述内容を評価します)
 ・選択式筆記試験の範囲の知識
 ・実際にセキュリティコーディネータの業務を行う上で必要な問題抽出力・問題解決力 
 ・相手に理解してもらうための表現力・提案力・説得力

スケジュール

・試験実施
  7月上旬頃
・受験申請期間
  4月中旬~6月中旬頃まで
・合格発表
  9月上旬頃

合格者研修
 合格者を対象にが9月下旬(大阪)、10月初旬(東京)で研修が実施されます。

2023年オフィスセキュリティコーディネータ資格試験日程
  

試験会場

東京、大阪

受験料

22,000円(税込み、試験テキスト代含む)

※資格登録料
 44,000円(NOPA会員企業所属の場合は33,000円)
 オフィスセキュリティコーディネータ会への入会金11,000円が別途必要

問い合わせ先

一般社団法人 ニューオフィス推進協議会 http://www.nopa.or.jp/security/examination.html

〒104-0043 東京都中央区湊2-4-1 TOMACビル3F
TEL: 03-3553-3471 FAX: 03-3553-3470

 

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

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通学スクール・講座

協会が主催する試験対策講座

教材(過去問集)

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教材(テキスト・参考書)

オフィスセキュリティ関連教材一覧

【オフィスセキュリティコーディネータ おすすめ教材】
・協会が主催する試験対策講座テキスト「オフィスセキュリティなるほどガイド」
(社)ニューオフィス推進協議会編著、日刊工業新聞社発行が試験の基本テキストです。

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