資格名

マイナンバー実務検定試験

資格の種類

民間検定試験

主催者

一般財団法人 全日本情報学習振興協会

資格試験の概要

マイナンバー実務検定は2016年1月にマイナンバー制度が開始されるに伴い、2015年8月2日より開始された新しい検定試験です。目的は、社会的基盤として導入されたマイナンバー制度と、マイナンバー法及びマイナンバーに関するガイドラインの本質を理解し、正しく取り扱うことができるかを認定する試験です。特にマイナンバーに関連する仕事を行っている人は、その管理業務において評価されることになるでしょう。
試験は、その知識が日常生活にも役立つ3級と、ビジネスパーソンとしてマイナンバーへの理解を深め、関連するガイドラインの入門レベルが理解できる2級があります。また、さらにマイナンバー法及びそれに関連するガイドラインのかなり深い理解が必要な1級試験もありますが、試験は何級からでも受験できます。
※試験科目免除
・マイナンバー実務検定1級または2級の合格者は、「個人情報保護士認定試験」を受験する際に「課題Ⅰのマイナンバー法の理解」が免除となります。



◆マイナンバー管理士について
マイナンバー制度の下で、マイナンバーを付した特定個人情報はすべての企業や団体で取り扱われています。この特定個人情報の管理は厳格な指導の下、適法に活用され、また安全管理が図られなければなりません。
マイナンバー実務検定1級合格者を対象に、個人情報保護法の知識や様々な安全管理措置に関する知識を持つ人材を、「マイナンバーの管理士」として認定する制度があります。認定の方法は以下の2通りです。
(1)マイナンバー実務検定1級合格者で、かつ、協会が指定する個人情報保護法および安全管理措置に関する認定講習会を受講した方(6時間の講習会に出席した後、レポート提出を行った者で、1日の講習内容を十分に理解したと認められる者。
(2)マイナンバー実務検定1級合格者で、かつ、個人情報保護実務検定1級または個人情報保護士認定試験合格者の方で、協会が提示したマイナンバーの利活用に関する理解、安全管理措置などのテーマに沿ったレポートを提出して、マイナンバー管理士として活動することが適切であると認められた者

合格率・資格難易度

難易度   
  1級・2級 「C」やや易しい  
      3級 「D」易しい

【資格の難易度レベル】
マイナンバー実務検定は、1~3級があり試験の対象レベルが1級は企業・官公庁の実務者レベル、2級は企業・官公庁の管理・指導者レベル、3級は業務に直接携わらない一般社会人レベルとなっています。試験の合格基準も1級、2級は80%以上、3級は70%以上になっているため、1級,2級のレベルは3級と大きな難易度差があります。ただ、試験自体はそれほど難しい試験ではありません。個人情報保護士試験より少し難易度は低いです。
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●合格率   非公開 
(近年の合格率)
  2級:55~60%前後 
  3級:80%前後の予想
(参考データ)
2015年第1回試験結果
受験者数8,322名 合格者数6,999名 合格率84.1%

受験対策・学習法ほか

試験の対象者レベルは以下のように想定された試験です。
1級:企業・官公庁の実務者レベル
2級:企業・官公庁の管理・指導者レベル
3級:業務に直接携わらない一般社会人レベル

試験に申し込みすると「逐条解説」「ガイドライン」「サンプル問題集」の冊子が送付されてきます。勉強方法としては、これらをよく読んだ上で問題を解き、覚えて理解するという勉強のやり方を進めることでどの級も対処できると思います。1級でも公式テキストで十分勉強しておけば試験はそれほどまで難しくないので問題はありません。一般の方は2級試験を一つの目安にしてチャレンジするといいでしょう。
ちなみに、公式サイトで学習方法として紹介している内容を紹介しておきますので参考にしてください。     
-ここから- 
2級の学習では、基本的な部分は「マイナンバーの教科書」や、「マイナンバー実務検定 ビデオ講座」でほとんど対応できますが、できれば下記の法律の条文やガイドラインなどを読むといいでしょう、理解できない部分などは飛ばしても構いませんので、ゆっくり読むことで概要をつかむことができます。また1級の学習では、2級の学習と同様に基本的な部分は「マイナンバー実務検定公式テキスト」を読むことや「マイナンバー実務検定 ビデオ講座」の視聴でほとんどが対応できますが、それ以外に以下の2つのガイドラインも出題範囲に含まれているので2つのガイドラインから各々5~10問程度が出題されますので学習しておいてください。
 ①特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(行政機関等・地方公共団体等編)
 ②金融業務における特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン
      -ここまで-




マイナンバーは現時点では、近い将来に民間利用もされることになる非常に重要な個人情報です。従って、マイナンバーの管理や個人情報の管理について正しい知識を持った人材が必要とされ、個人番号を扱う実務に関わる方や、番号制度についての知識を得たい方、にとっては大事な試験になります。この検定試験は、マイナンバーやマイナンバーの管理について正しい知識が身に付いていることを証明するための試験です。また制度の普及に伴って、企業もマイナンバーについて一定の知識がある人材を採用・配置する必要が出てきますので、この試験を活用することになるでしょう。

受験資格

国籍・年齢等に制限はありません。

試験方式

【1級・2級】
・試験方式:マークシート方式 
・試験時間:1級120分/2級90分  問題数:1級80問/2級60問  
・合格基準:1級・2級 80%以上の正答率 
・試験の実施: 1級:10時00分~12時15分  2級:14時00分~15時45分
【3級】
試験方式:マークシート方式 
・試験時間:3級60分  問題数:3級50問 
・合格基準:3級 70%以上の正答率(平成30年度に変更) 
・試験の実施:3級:10時00分~11時15分
※ 合否については、試験より約1ヵ月後に(財)全日本情報学習振興協会のホームページ上で発表されます。
(合格証書は、合格発表の1ヵ月後に交付されます)
※併願
・1級と2級、3級と2級、で併願が可能です。(何級からでも受験できます。)
・同日開催の当協会の試験(個人情報保護士認定試験など)と2級での併願も可能です。

試験科目

【出題分野】
●3級:日常生活におけるマイナンバー制度の仕組等を理解することが主体です。
●2級:3級に加え、企業等でマイナンバーを適法に取扱うための注意点を踏まえ、広くマイナンバーについて理解していくことが目的です。

1級
(1)番号法の成立の経緯・背景
(2)番号法の概要
(3)個人番号・カードの管理
(4)特定個人情報
(5)情報提供ネットワークシステム
(6)地方公共団体・行政機関・独立行政法人等と番号法
(7)法人番号
(8)罰則
(9)特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン
(10)関連法令等
2級
(1)番号法の成立の経緯・背景
(2)番号法の概要
(3)個人番号・カードの管理
(4)特定個人情報
(5)情報提供ネットワークシステム
(6)地方公共団体・行政機関・独立行政法人等と番号法
(7)法人番号
(8)罰則
(9)関連法令等
3級
(1)番号法成立の経緯・背景
(2)番号法の概要
(3)個人と番号法
(4)民間企業と番号法
(5)地方公共団体・行政機関・独立行政法人等と番号法
(6)番号法のこれから
(7)罰則
(8)特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン
(9)関連法令等

スケジュール

●試験実施:年4回(6月上旬頃、9月中旬頃、12月中旬頃、3月上旬頃)
●申込期間:5月中旬~6月上旬頃(試験実施日の4か月前頃~1か月前頃)
●合格発表:試験後、約1ヶ月後
●申込手順:
(財)全日本情報学習振興協会で交付する受験申込書に所定の事項を記入して申込むか、こちらのフォームから申込みください。

  令和5年第33回マイナンバー実務検定試験日程

試験会場

(財)全日本情報学習振興協会が指定する全国の会場で実施されます。 全国27箇所の試験会場
札幌、仙台、新潟、金沢、東京、神奈川、栃木、群馬、埼玉、千葉、静岡、愛知、岐阜、三重、大阪、京都、奈良、兵庫、岡山、広島、香川、福岡、熊本、鹿児島、沖縄 (開催日により開催予定地が違う

受験料

3級:7,700円(税込み) 
2級:8,800円 
1級:11,000円 
※1級と2級および、2級と3級の併願が可能です。

問い合わせ先

(財)全日本情報学習振興協会  公式サイト
TEL 03‐5276‐0030
全日本情報学習振興協会 
東京都千代田区平河町2-5-5

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通信講座・eラーニング

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通学スクール・講座


マイナンバー実務検定検定講座

教材(過去問集)

マイナンバー実務検定サンプル問題

新版 マイナンバー実務検定 精選過去問題集 1級
新版 マイナンバー実務検定 精選過去問題集 2級

 

教材(テキスト・参考書)

マイナンバー検定試験教材一覧

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