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資格名 | 機械設計技術者 |
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資格の種類 | 民間資格 |
主催 | 一般社団法人 日本機械設計工業会 |
資格の概要 | 機械設計技術者の能力を正しく評価し、能力の向上を図るために、平成7年度より経済産業省の指導のもとに機械設計技術者の技術力を認定する「機械設計技術者試験」が実施されました。試験は(社)日本機械設計工業会が試験を実施し、認定しています。 それによると、1級、2級試験では安全で効率のよい機械を経済的に設計する機械設計技術者の総合能力を認定し、機械設計技術者の技術力向上と社会的評価の適正な確立を図り、我が国機械産業の振興に寄与することを目的とするとされており、3級試験については、従来の1,2級機械設計技術者試験でカバーできない機械設計技術者に受験の機会を提供し、資格の称号を与える。また、学生に受験の機会が提供されることにより、学校における勉学と連結され、目標ができることにより機械設計能力の向上が期待され、これによって企業における新人技術者の実務への導入が容易となり、学生においても入社後の技術習得が容易となる、とされています。尚、機械設計とは、工場のラインで使うような産業機械、コンベヤー・クレーンなどの荷役・運搬機械、公害防止・環境設備などの化学・環境機械などで顧客のニーズに合わせた機械を設計する仕事を指します。
※試験級と対象 ※機械設計技術者試験関連最新情報 |
試験方式 | 1級:1級の出題方式が変更になりました ⇒1級試験科目 2級:学科試験 |
受験資格 | |
試験科目 | ・3級 |
スケジュール | ・試験実施:11月下旬 令和3年度機械設計技術者試験日程 |
試験会場 | 北海道・青森・東京・新潟・愛知・石川・大阪・広島・香川・愛媛・福岡・熊本・鹿児島・沖縄 (全国14会場) |
受験料 | 1級30,000円 |
資格難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ スポンサーリンク |
受験対策・資格の将来性 | 機械設計に直接かかわる資格は意外に少なく、主な資格と言えば「技術士(機械部門)」と、「機械設計技術者(1級/2級/3級)」くらいでしょう。どちらの資格も機械設計主体の資格で機械工学と製図手法を学ぶことができます。ただ、技術士は経験がないと非常に難しいので、貴方が学生の場合でしたら「機械設計技術者3級」を狙って勉強することをお薦めします。どうしても技術士資格を取得したい場合でも、「指導技術士の下で4年以上の実務経験」という受験資格が必要なので、まずは技術士の一次試験(補)を目指すことを薦めます。 機械設計技術者試験は実務的な機械設計能力が問われる試験です。3級は大学の機械工学科卒業(機械専門のみ)レベル、2級は機械設計業務が任せられるレベル、1級は機械設計業務を指導できるレベルとされています。3級試験では「材料力学」、「流体力学」、「熱力学」、「機械力学」の 4大力学から製図まで、10分野にわたり広く浅く出題されます。理系出身でない人には勉強が少しきついかも知れませんが、自分の機械設計の能力がどの程度なのか、それを確かめるためにもチャレンジすることには意義があります。4大力学は機械を実現する上で不可欠な学問であり、これら4力にプラスして設計・加工やその他の専門性を身に付けることが、これからの機械技術者には欠かせません。常に市場や世の中のニーズを追いかけ、新素材や新技術を学び、それらを活かしてより良いものを設計していきます。そういう意味では、環境が変化していく中で、広い視野で最善のものを常に考ていくということを好む人にはお勧めの資格です。 |
通信講座 | ・日刊工業新聞社「機械設計技術基礎講座ー2、3級機械設計技術者試験準拠ー」 |
スクール | |
過去問 | |
教材 |
【機械設計技術者試験 おすすめ教材】 |
関連情報ページ | ●試験関連情報 ●関連資格 |
問い合わせ先 | 社団法人 日本機械設計工業会 http://www.kogyokai.com/ |