資格名

核燃料取扱主任者

資格の種類

国家資格(必置資格)

主催

原子力規制委員会

資格の概要

使用済核燃料から、ウランやプルトニウムを再処理加工する加工事業者や再処理事業者は、核燃料の使用に関して保安の監督をさせるために、核燃料取扱主任者免状を有する者の中から核燃料取扱主任者を選任しなければならないことが、原子炉等規制法で決められています。
原子炉等規制法での核燃料物質とはウラン、トリウムなど原子核分裂の過程において高エネルギーを出す物質が該当し、核燃料取扱主任者は核燃料物質の加工および使用済み核燃料の再処理において、その取扱や管理等に関して高度の専門知識と技術をもって監督・保安責任者のための国家資格です。

核燃料取扱主任者になるには、国家試験に合格する必要があります。試験は誰でも受験できますが、受験者は毎年100名程度のかなりマイナーな資格です。
なお、使用済核燃料貯蔵事業者は使用済燃料取扱主任者を、廃棄事業者は廃棄物取扱主任者を、それぞれ核燃料取扱主任者の有資格者の中から選任することになっています。

(参考情報)
・核燃料取扱主任者免状を持っている方は、社会保険労務士試験の受験資格を満たします。
・選任されている核燃料取扱主任者は作業環境測定士試験の共通科目全科目免除+選択科目「放射性物質」が免除となります。また、核燃料取扱主任者免状の交付を受けて放射性物質の濃度の測定の実務経験が3年以上ある場合も、同様に共通科目全科目免除+選択科目「放射性物質」が免除されます。


試験方式

●試験方式
全問記述式の筆記試験 
●試験時間
各科目とも2時間(2時間×4科目)
●合格基準
各科目100点満点とし、科目毎の得点がいずれも60点以上で合格となります。 

受験資格

特になし。誰でも受けられます。

試験科目

試験科目
1.核燃料物質の化学的性質及び物理的性質
2.核燃料物質の取扱いに関する技術
3.放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術
4.核燃料物質に関する法令

(試験順序・時間)
1日目
核燃料物質に関する法令: 10:00~12:00(2時間)
核燃料物質の化学的性質及び物理的性質: 13:30~15:30(2時間)
2日目
核燃料物質の取扱いに関する技術: 10:00~12:00(2時間)
放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術: 13:30~15:30(2時間)

(科目免除)
・第一種放射線取扱主任者試験に合格した者は、上記3.の「放射線の測定および放射線障害の防止に関する技術」の試験科目が免除されます。
・原子力規制委員会の認定を受けた大学院の専門職学位課程を修了した者は、試験科目の1~3が免除されます。ただし、修了してから5年以内に限る。

スケジュール

・試験実施:3月下旬頃(2日間)
・受験申込:1月中~下旬
・合格発表:5月下旬~6月上旬頃

※2019年度第51回核燃料取扱主任者国家試験日程   第51回試験は終了しました。
・試験日:2019年3月6日(水)・7日(木)
・申込期間:2019年1月7日~1月21日
・合格発表:2019年6月上旬

試験会場

東京都

受験料

47,700円

資格難易度

難易度
  「A」  難関   

【資格の難易度レベル】
受験者数が少なく、資格取得者が少ない理系の難関資格の1つと言われています。実務経験なしで受験できる放射線関係資格の中では間違いなく一番難易度は高い試験です。
マニアックでハードな計算問題の出題が多いことや、スクールもなく、過去問集、教科書、参考書の類がほとんどない受験環境だけ考えても、国家資格にしては比較的合格率も高そうに見えますが試験の難易度は非常に高いと言えます。専門知識がない人が受けてもまず受からない試験です。
現に、ほとんどの受験生は一部科目を免除にできる第1種放射線取扱主任者を取得してから挑みます。難易度レベルは、原子炉主任技術者試験ほどではないですが、理数系国家試験の中では原子炉主任技術者試験と並ぶ難関試験の部類に入ります。

--------------------------------------------
・合格率 
 平成30年第50回核燃料取扱主任者試験結果
  受験者数64名 合格者数25名 合格率39.1%

※参考データ
・平成29年第49回核燃料取扱主任者試験結果
  受験者数63名 合格者数17名 合格率27.0%
・平成28年第48回核燃料取扱主任者試験結果
  受験者数66名 合格者数25名 合格率37.9%

受験対策・資格の将来性

核燃料取扱主任者の資格試験にチャレンジする人は、電力会社に就職して資格取得をめざす方が大半ですが、参考書や問題集が市販されていませんので、分野ごとに専門書を選定して自学自習するしか方法がありません。試験自体も核燃料の化学的・物理的性質や臨界、放射線の測定・管理といった特殊な専門領域になりますので、理工系の素養は必須です。
受験者は毎年100名程度しかいなくて、かなりマイナーな資格に分類されますが、原子炉の核燃料に関しては、世間の関心も強いことから、今後注目される資格の一つになるはずです。

試験に合格し、核燃料取扱主任者免状を持った者は法律に基づき、再処理工場などで核燃料物質の取り扱いの保安の監督を行う核燃料取扱主任者として選任される資格を有しています。また同時に、放射性廃棄物の廃棄事業所にて、放射性廃棄物の取り扱いに関して保安の監督を行う廃棄物取扱主任者として選任される資格も有します。
核燃料取扱主任者資格は必置資格であることから、必ず一定のニーズがありウラン加工やプルトニウム再処理工場施設をはじめ、核燃料の取り扱いに関する業種などに需要があります。また、再処理工場などでも必要となります。

通信講座

-

スクール

核燃料取扱主任者受験講座(日本原子力研究開発機構)

過去問

教材

核燃料物質取扱関連書籍

売れ筋教材

-

問い合わせ先

原子力規制委員会原子力安全人材育成センター規制研修課 TEL 03-6277-6924 http://www.nsr.go.jp/activity/jinzai/jinzai_gaiyou.html

〒106-8450 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル20階