資格名

医療環境管理士

資格の種類

民間資格

主催者

日本医療環境福祉検定協会

資格試験の概要

「医療環境管理士」は 2019年9月末にて休止いたしました。

「医療環境管理士」は、医療環境整備のシステム作りから、医療廃棄物取扱い、微生物学、サニタリーデザイン・設備及び空調、ペストコントロール、清掃技術、感染予防対策などの専門知識・技術等を習得し、環境のインフラを構築・管理するスペシャリストです。
仕事では、専門性の異なる職種・年齢・役職・施設規模など、様々な医療関係者で構成され、感染予防・対策から環境整備に関する専門的な知識・技能を有し、多職種を理解して、指導的立場になります。

※筆記試験合格者は、合格認定セミナーを受講します。セミナー受講後、「医療環境管理士」として認定されます。 
※認定講習会(専門的な知識を得るための講義と、課題について多職種の方と情報交換するグループワークの2部構成になっています)  ⇒ 講習会のスケジュールと受講地

合格率・資格難易度

●難易度  
  「C」 やや易
●合格率 (詳細非公開) 
  2015年度医療環境管理士試験
  合格率 57%  合格者の男女割合 女性対男性 60:40

※参考データ
・2014年合格率 56%
・2013年合格率 60%

受験対策・学習法ほか

試験で出題される問題は、主に、基礎細菌学、ウイルス学、感染症予防と対策、CDCガイドラインとのつながり、実践事例(医療環境感染対策)、清掃管理、院内感染予防マニュアルの必要性、感染症と廃棄物に関する法律、感染症世界分布図など。
テキスト中心にまんべんなく出題されるので、テキスト中心の勉強が良いでしょう。基礎項目では暗記することが多いですが、問題内容がかなり細かく多いので、試験対策は暗記中心、暗記は避けられません。細かく覚えることが大切です。中でも、「微生物」に関する問題は多く、また「感染症」、「院内感染」は必ず出題されるので要注意です。 
基礎をしっかり勉強すればそれほど難しい試験ではありません。テキスト内容を理解しながら覚えることができれば合格は十分に可能です。

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受験者には、看護婦の方など、医療福祉従事者の受験者が多い試験です。資格取得者には医師や看護師等の医療従事者が多いようです。受験者の男女割合では、看護師(女性)の受験者が増加して、男性の受験者を上回っています。年齢別では、30代・40代の受験者がおおよそ6割になります。理由は、院内感染対策の担当者や責任者の方が30~40代に多く、スキルアップを目的に受験する人が増えているためだと思われます。
この資格は、感染予防やその対策、環境整備などの専門的な知識・技能を有している者として、指導的な立場に立って仕事ができる職種であるため、医師や看護師、臨床検査技師などの医療従事者、製薬会社、医療関連サービス会社の責任者などにお薦めの資格と言えます。
資格保有者の主な活躍の場は病院・介護施設・製薬会社・臨床検査会社・医療廃棄物業などでしょう。
※類似資格として、同協会が認定している医療福祉環境アドバイザー(1級・2級・3級)がありますが、これは医療環境管理士の資格取得の前段階資格とも言える資格です。

受験資格

受験資格はなく、誰でも受験できます

試験方式

●選択式と記述式で構成されています。
●筆記試験の合格者は、認定講習会(講義+実践に役立つグループワーク)を必ず1回受講します。
●配点:選択式/200点と記述式/100点で合計300点。
●出題と試験時間:午前に選択式100問 記述式3問、午後に選択式100問 記述式3問、計2時間の試験です。
●合格基準:150点満点の7割前後(選択式100点/記述式50点) 
※試験問題の難易度によって合格点の変動があります。



試験科目

●試験範囲は公式テキスト内容に準じます。
I-1.基礎細菌学、I-2.ウイルス学、
II-1.感染症予防と対策  II-2.CDCガイドラインとのつながり  II-3.実践事例(医療環境感染対策) 
III-1.清掃管理   III-2.院内感染予防マニュアルの必要性 
巻末 感染症と廃棄物に関する法律   巻末 感染症世界分布図 

・筆記試験(選択式・記述式)で主に問われる内容
1.基礎問題:医療に関する基礎的な専門知識
2.基本実務問題:環境整備の実務上の基礎的な専門知識
3.基本管理問題:医療環境を管理運営する上での技術能力、初歩的な問題を解決する上での考え方や対処法
4.総合問題:医療環境管理士としての能力を備えているかの確認問題、絶え間なく変化する医療現場において、その適正な対応能力、即ち環境整備前の現状把握、問題点抽出、対策解決に至るまでのプロセスの実行力、技術力等々の総合的な能力と理解度

スケジュール

●試験実施:年2回(2月と8月)
・申込み受付期間:・9月中旬~1下旬頃まで ・3月上旬~7月下旬頃まで

2017年第35・36・37回医療環境管理士試験日程   
(第36回試験)
・試験日:2017年5月27日(土)
 試験は終了しました。
・受験申請受付:2017年3月1日(水)~4月28日(金)
※2018年度の試験日程などについては、検討中です。

試験会場

東京・名古屋・大阪・福岡

受験料

21,600円(税込)

問い合わせ先

日本医療環境福祉検定協会   http://www.iryo-kentei.jp/
〒530-0003 大阪市北区堂島2丁目1-31 京阪堂島ビル6F
フリーダイヤル 0120-1294-20 FAX 06-6347-0312 

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

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