資格名 | グリーンセイバー
※試験名:グリーンセイバー資格検定 |
資格の種類 | 民間資格 |
主催 | 特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会 |
資格の概要 | [SmartAds2]グリーンセイバーは、自然環境や生態系に関する知識を体系的に身につけ、それらの保全や自然と調和した社会づくりに貢献できる人材を育成することを目的に1998年に創設された資格検定制度です。この資格検定制度が2020年から新制度にリニューアルされ、自然科学的分野の「ネイチャー」と人文科学的分野の「カルチャー」、それに最上位の「マスター」の種類になりました。
ネイチャー+カルチャーで基礎的な知識をつけ、マスターで指導者としての実力をつけていけるように、段階的に習得できる体系になりました。
現在、すでに4,000人以上のグリーンセイバーが誕生し、全国の森づくりや環境教育の現場で活躍中です。グリーンセイバー取得後のスキルアップや活動の機会を提供するなど、合格後のバックアップも充実しています。植物や生態系に関心がある人や、自然をもっと深く楽しみたいと感じる人、地元の自然を守りたいという人、企業や自治体で環境活動に取り組みたい人など、自然と調和した社会づくりに貢献したいとお考えの方は、ぜひグリーンセイバー資格検定に挑戦してみてください。
試験に合格することでグリーンセイバーに登録(個人会員として)することができます(任意)。
会員の有効期限は5年間。登録料と更新料は共に5,000円です。
※2020年度からの試験区分
・ネイチャー
・カルチャー
・マスター
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試験方式 | ●試験形式
・ネイチャー:筆記試験(選択式)2時間
・カルチャー:筆記試験(選択式)2時間
・マスター :筆記試験(小論文を含む記述式)
ネイチャー、カルチャーは、公式テキストの中から選択式の問題が出題されます。
マスターは、小論文を含む記述式問題で知識や知見が問われます。
※ネイチャーとカルチャーはどちらを先に取得してもかまいません。
同時受験も可能で、両科目を取得するとマスター受験資格が得られます。 |
受験資格 | ・カルチャー:誰でも受験できます。
・ネイチャー:誰でも受験できます。
・マスター :ネイチャー、カルチャー両方に合格した者 |
試験科目 | ・ネイチャー
自然科学の視点
①植物の基礎知識(各部の働き/生活史/分布)
②生態系のしくみ
③分類・進化など
・カルチャー
文化・植物育成の視点
①植物の栽培方法
②人と植物との関係に関する文化・歴史
③自然保護に関する法律・制度など
・マスター
①自然の捉え方
②自然との共生
③自然の学び方
④持続可能な循環社会を目指して
※その他、ネイチャー、カルチャーの範囲からも出題されます。 |
スケジュール | ・試験実施: 各年1回開催
※2020年度以降
ネイチャー、カルチャー検定が8月に、マスター検定が翌年2月に実施されます。
・申込方法: 協会HPよりお申し込み
申込ページを確認ください
2022年グリーンセイバー(ネイチャー/カルチャー)検定試験日程
ネイチャー検定/カルチャー検定 |
試験会場 | ・2021年度の会場
東京都、大阪府、岡山県、宮城県仙台市で実施。
※その後の詳細は決まり次第案内されます。 |
受験料 | ・ネイチャー:5,000円
・カルチャー:5,000円
・マスター:8,000円
※合格された方は「グリーンセイバー登録」に登録されます。
また同時に、協会の「個人会員」として入会します(任意)
なお、登録更新料は5,000円(税込・有効期間5年)です。 |
資格難易度 | ●難易度
ネイチャー 「D」 易しい
カルチャー 「D」 易しい
マスター 「C」 やや易しい
【資格の難易度レベル】
ネーチャーもカルチャーも、試験の出題が公式テキストからであることや、科目の内容もそれほど難解な内容でなく、テキストの内容を正確に覚えていけば足りると思われます。さらに、試験方式が選択式であることを考えれば、難解な試験ではないことが想像でき、難易度は高くないでしょう。ただマスターに関しては、小論文で自分の意見を伝える試験になるので多少は難しい面もありそうです。
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・合格率(旧試験制度)
ベーシック/アドバンス 50~60%
マスター 40~50%
※制度改定のため新制度でのデータはありません。2020年以前の旧制度での平均値です。
※参考データ(2021年3月現在)
・グリーンセイバーの資格取得者は累計で約4,000名
・近年のマスター認定者数
平成28年度 認定9名
平成29年度 認定7名
平成30年度 認定4名
認定者の総数 294名 |
受験対策・資格の将来性 | 2020年より検定制度がリニューアルされ、これまではベイシックからアドバンス、そしてマスターへと基礎から応用、指導者レベルへと段階的に知識の習得から資格取得を目指す形になっていましたが、新制度では、習得すべき分野が大きく自然科学的分野(ネイチャー)と人文科学的分野(カルチャー)の 2つに分類されました。試験制度は少し変わりましたが、試験の目的は植物や生態系の知識をもち、自然と調和した持続可能な社会づくりに貢献できる人材を育成すること、で変わることはありません。
それより、試験制度が変わったことで、「どのように勉強を進めたらいいんだろう」と不安や疑問がある方は、事前に行われる「グリーンセイバーの無料ガイダンス」や、「有料オンラインセミナー」を受けられるのもいいと思います。ぐっと試験勉強がやりやすくなると思います。特に、有料のオンラインセミナーでは、過去問題を解いての解説などもあるので、理解度を確認することもできるため一人で勉強するのが苦手な人には向いたセミナーです。
植物や生態系に関する知識を体系的に身に付けグリーンセイバーになった人は、多くが全国各地で森づくりや里山再生に取り組んだり、子どもたちに自然の豊かさを伝えるなどの多彩な活動を実践しています。そういう意味からも、自然をもっと楽しみたい方や自然を守りたい方、環境活動に取り組みたい方などにはおすすめの資格です。グリーンセイバーの人達は、グリーンセイバーとして仕事に就くという人は少なく、何か他の仕事に就きながら、休日に里山の保全活動や森林イベントなどに参加する人が多いようです。グリーンセイバー資格取得の学習では、人と自然が共存するうえで大切なことがたくさん勉強できますので、取得後にこの分野の仕事をするかどうかに関係なく、関心のある方には有意義なことだと思います。
「グリーンセイバー」という職業はないのですが、グリーンセイバーの資格を取得すれば、単に植物が好きというだけでなく、植物に関することについて大事なことを正しく勉強してきた人ということが証明されます。認定者の多くが「里山保全団体のリーダー」や「自然体験プログラム企画のリーダー、コーディネーター」、「企業のCSR活動の企画・支援」などで活躍されています。 |
通信講座 | ※協会主催のネイチャーセミナー(オンライン)→申込み
※協会主催のカルチャーセミナー(オンライン)→申込み |
スクール | 協会主催の「グリーンセイバー検定試験のための有料オンラインセミナー」 |
過去問 | 過去問題申し込み(ベイシック・アドバンスのみ。各2年分) |
教材 | 【グリーンセイバー資格試験おすすめ教材】
・グリーンセイバー ネイチャー公式テキスト
・グリーンセイバー―植物と自然の基礎をまなぶ
・グリーンセイバー・アドバンス
・グリーンセイバー・マスター |
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問い合わせ先 | 特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会
https://www.shu.or.jp/
・東京事務局TEL:03-5244-5447
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-6日本分譲住宅会館ビル 8階南
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