資格名

デンタルアテンダント
※試験名:デンタルアテンダント認定試験

資格の種類

民間資格

主催者

診療報酬請求事務専門士検定協会

資格試験の概要

歯科衛生士・歯科助手不足が慢性的に続く歯科業界に、これまでの歯科助手検定試験の足りない点を修正して登場したのが「デンタルアテンダント検定試験」です。日本で始めて実技検定試験を導入した実務対応型の検定試験です。言い換えれば、歯科クリニックが求めている実技知識と、クリニックで必要な事項が確実に、実行出来る技能を認定する歯科助手資格検定試験です。
この試験は、実技知識などの必要な事項が確実に実行出来る技能を認定する歯科助手検定試験であるため、歯科クリニック限定で事務を行ったり、歯科衛生士の手助けを行ったりすることが可能になります。必要な知識と技術を習得しているため、ドクターや歯科衛生士をミスなくサポートすることができます。

この検定試験には、「ベーシック」、「アドバンス」、「インストラクター試験」、「マスター」、「マスターインストラクター」などの種類があります。この試験の特徴は、無理なく確実に技能が習得できるように、ステップアップ方式で取得できる資格となっているところです。ベーシックを取得したら、その後、講習会を受講しステップアップしていくことが可能になります。

合格率・資格難易度

●難易度 
  ベーシック  「D」 易しい  

【資格の難易度レベル】
デンタルアテンダント認定試験は学科は在宅試験で、実技は後日に試験が実施されるため、学科と実技を分けて少しづつ勉強できるので学習面では取得しやすい資格です。また、実際の仕事の現場でも、歯科衛生士や歯科助手はいつも不足気味であるため、それを解消するために歯科助手よりも取りやすい資格としてデンタルアテンダント検定試験があります。
デンタルアテンダント認定試験は歯科関連の資格の中でもそれほど難易度が高くなく、受験資格もないので歯科助手よりも取りやすい資格ですが、合格のカギは実技試験にあると考えていいでしょう。
学科試験に合格すると実技試験が受験できます。ベーシックの試験に合格した後に、講習会を受講するとインストラクター試験やマスターインストラクター試験など、高難易度の上位試験にチャレンジでき、ステップアップすることも可能です。
  ベーシック→ アドバンス→ マスター → インストラクター → マスターインストラクター  

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・合格率 
 合格率は非公開
※公式サイトでは、合格率は学科試験 80~85%  実技試験 65~70%としています。

受験対策・学習法ほか

日本では歯医者が一番施設数が多く、歯科衛生士や歯医助手の人手不足が懸念されています。そこでデンタルアテンダントの資格を取得すれば、歯科の医療事務や歯科衛生士のサポートなどの仕事で、すぐに現場で働くことが出来るため、歯科業界では必要な人材となれます。また歯科クリニックで働きたいという方には転職や就職に有利な資格です。
歯科業界で一層重宝される人材を目指すためには、デンタルアテンダントをステップアップすることが大事です。そのためには、ベーシックを取得した後、DAサークルに入って講習会を受講しステップアップを目指します。ベーシック、アドバンス、インストラクター試験、マスター、マスターインストラクターの段階があります。
DAサークルでの講習期間はそれぞれ約1年間で、講習内容は(接遇講習+各コースの専門内容)になります。講習ステップアップに伴う昇級試験はインストラクタ-制度のみで、マスタ-までは、講習会式のポイント制となります。

デンタルアテンダントの仕事は、歯科クリニックで医院長のアシスト業務や受付、歯科助手としての業務全般とされますが、実際は勤務するクリニックなどによって仕事内容に違いが出ます。一般的には、受付業務やカルテの整理、診察への案内や予約取り、会計、予約電話の対応等です。
また、治療に関しては歯科医師の治療サポートとなり、歯科医師が指示する用具を理解することや、薬剤などの専門的知識も必要です。他にはセメントや印象材の練和や患者さんへの対応もデンタルアテンダントの仕事になります。さらに、受付業務が仕事となっている場合には、接遇と患者さんに対するマナーなども学ぶ必要があります。

デンタルアテンダント(ベーシック)の資格取得のためには、独学の場合は過去問から入り、まず学習の重要なポイントをつかむことが大切です。ポイントをつかむことができたらそこの集中して学習することで十分合格に手が届きます。また、通信講座を利用すれば最短3ヶ月程度の短期間で学習を修了する事も可能です。通信講座の場合は、歯科クリニックでの業務一般についてもきちっと学習できるため、就職後のギャップも少なくスムーズに仕事に入れます。

受験資格

●学科試験:
 制限や受験に必要な条件等はありません。誰でも受験できます。
●実技試験 
 学科合格者 
 学科試験に合格すると実技試験を受験できます。
※継続して1年以上臨床経験を積んでいる方等については実技の特例措置(下記)があります。

◆実技試験 特例措置
 継続して1年間以上の臨床経験を有し下記規定※を満たす場合
  → ベ-シック合格でアドバンス認定が受けられます。
※実技試験の受験願書提出時に就業証明書を同封する(受験者スキルチェックが有ります)

試験方式

●学科試験(実務で必要な歯科診療の基礎知識の試験) 
 ・方式:多肢選択式
 ・出題数/時間:40問/30分
 ・合格基準:65%以上
 ・受験場所:在宅受験(FAX送付)

●実技試験(診療をアシストするための技術) 
 ・方式:実技試験は学科に合格した人が受ける事の出来る試験で、記述試験もあります。
    アルジネートの練和から印象、石膏注入、セメント練和
 ・合格基準:正答率70%以上
 ・受験場所:指定会場

試験科目

試験は、実務で必要な歯科診療の基礎知識を修得する学科試験と、診療をアシストするための技術を修得する実技試験で構成されています。 
●学科
1.受付の接遇とマナー
2.紹介状等の宛名及び休診、休暇のお知らせの書き方
3.守秘義務について 4.感染と、不潔域/清潔域 5.廃棄金属や医療廃棄物の処理
6.保険証の種類と歯科診療録1 号用紙 7.歯牙、口腔の基礎知識
8.う蝕(虫歯)の進行と症状、治療方法 9.ユニット(診療台)まわり
10.準備・清掃について11.クリニック内で使用する、主な消毒液
12.診療の流れと診療室内での注意点 13.歯科で用いる、各種レントゲンについて
14.歯石除去(スケーリング・超音波による歯石除去の1 例)
15.浸潤麻酔 16.光重合CR充填
17.う蝕や欠損部の処置と、補綴物の種類、各部の名称(インレー修復・フルメタルクラウン修
復・その他の冠、インレー・ブリッジ修復・義歯)
18.歯内療法(根の治療) 19.外科処置
20.切削器具とバーの種類…使用する際の組み合わせ
21.印象採得から、石膏模型の作製まで
22.技工指示書の確認と使用単語、略号について 23.良く使用されるセメントについて
24.仮封用セメント、樹脂等 25.AED 26.診療内容別準備 等

●実技
1.アルジネ-ト練和→印象/2分以内
2.石膏注入/3分以内
3.セメント錬和/1分以内
4.記述試験(器具名称/目的/診療別セット)

スケジュール

【デンタルアテンダント(ベーシック)】
●学科試験
 ・試験日:1月・3月・5月・7月・9月・11月の第4木曜日
 ・出願期日:FAX申込 検定試験2週間前まで
 ※受験票や試験時間の案内等、FAXでの返信となります。

●受験願書取り寄せ
取り寄せ方法が2種類あります  (1.郵送で願書を取り寄せる  2.受験願書をダウンロード)
  ※詳細につきましては「受験要項」をご覧下さい。

【デンタルアテンダント(ベーシック)実技試験】
●試験日:2月・6月・10月の第4土曜日
※各時間帯で人数制限がある為、申し込み後各自の詳細時間を決定します。
●受験会場
 受験者へは決定次第連絡します。
●出願期日:FAX申込 検定試験2週間前まで
※受験票や試験時間の案内等、FAXでの返信となります。
 詳細につきましては「受験要項」をご覧下さい。
●結果発表:試験終了後、約1 ヶ月後に郵送にて発送。(合格者には、合格証明書同封)

試験会場

学科 自宅受験(個人受験者は、FAX、メールにて自宅受験)
実技 全国の公式会場 実技試験は、指定の会場にて実施します
   公式会場(試験会場は現在、東京のみです)

受験料

●学科
 ・郵送にて取り寄せの場合:3,850円
 ・HPからダウンロードの場合:4,210円(事務手数料360円含む)

●実技
 9,350円

問い合わせ先

一般社団法人 専門士検定協会  https://www.isiyaku.org/
〒171-0021
東京都豊島区西池袋5-17-11ルート西池袋ビル5F
  TEL : 03-3981-0983(代表)
  FAX : 03-5928-5530
  受付時間 : 平日11:00~17:00

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