資格名

ダム管理技士
※英語名:Certified Engineer for Dam Operation andMaintenance[CEDOM])

資格の種類

民間資格

主催

一般財団法人 水源地環境センター

資格の概要

「ダム管理技士」は、ダム管理に必要な知識や技能を持つダム管理の専門家です。国土交通省の認定を受けて(財)ダム水源地環境整備センターが実施するダム管理技士試験に合格し、当センターに所定の申請を行い、登録及び登録の更新を行った者を言います。
ダム管理技士の有資格者は、河川管理者が行なう利水ダム施設管理業務の一端を担うことができます。また、ダム管理主任技術者の資格取得に必要な所定の実務経験年数が短縮されます。
尚、ダム管理技士の登録及び登録更新は任意です。登録試験に合格し合格証明書を交付され、ダム管理技士登録簿に登録されることにより「ダム管理技士」の称号が付与されます。また、この登録は、登録試験に合格した日から5年以内に所定のダム管理技士登録申請書を出し、登録を受けなければなりません。ダム管理技士登録の有効期間は、登録試験に合格した翌年度から5年間です。
5年毎に所定の登録更新講習会を受講すれば登録が更新されます。 この登録更新講習会は、「土木学会CPDプログラム」として認定されています。

※ダム管理技士試験は、ダム管理に必要な知識及び技能を確認するための試験として、平成元年に建設省河川局長から指定を受け、一般財団法人 水源地環境センターが行っているものです。




◆ダム管理技士資格関連情報
ダム管理技士の関連資格に「ダム管理主任技術者」と、「ダム水路主任技術者」があります。どちらも国家資格ですが、ダム管理技士は国家資格ではありません。
ダム管理主任技術者
 河川法施行規則では、利水ダム施設などで利水ダムや河川、貯水池の維持・操作や、その他の管理に関する仕事を行なうには、ダム管理主任技術者の資格が必要である事が定められています。
この資格を取得するためには、一般的には土木工学系の大学を卒業後、受験に必要な実務経験を積んでから、受験対策・資格取得に臨む場合が多いです。試験は学科試験と実技試験があります。
・ダム水路主任技術者
ダム水路主任技術者の主な仕事は、ダムや導水路、サージタンク、水圧管路など、水力発電所の水力設備の工事、維持、運用、保安の監督を行うことです。水力発電所の水力設備の維持・管理には、必ずダム水路主任技術者を選任しなければならないことが、電気事業法で定められています。

試験方式

●試験は、学科試験及び実技試験で構成されていますが、学科試験合格者のみが実技試験に進むことができます。

【学科試験】
ダムや河川の管理に必要な専門的知識を有しているか否かを判定することに主眼を置いた試験。
 (試験方式)
 ・択一式、○☓式、記述式
 ・試験時間 2時間30分
【実技試験】
ダム管理用シミュレータによる洪水時等のダム操作、管理に必要な予測計算、判断力等を判定。
 (試験方式)
 ・ダム管理用シミュレータによる洪水時等のダム操作、管理に必要な予測計算、判断力等について、総合的に3 日間実施されます。

※学科試験の免除
当年度の学科試験に合格し、実技試験に不合格となった場合は、次年度に限り学科試験が免除されます。従って、実技試験は当年度と前年度の学科合格者が受験できることになります。

受験資格

●満21才から65才までで、以下の学歴・実務経験を有する者。
●実務経験年数:下表参照

  ダム又は河川の管理の実務経験年数
学歴 土木工学過程修了 その他
大学/短大/高専 2年以上 3年以上
高卒 3年以上 4年以上
上記以外 8年以上(内、ダム管理業務3年以上)

(注)「ダム又は河川の管理」とは、以下の業務を言います。
①河川及びダムの管理
②河川・砂防及びダムの設計・工事・監督
③河川・砂防及びダムの計画・調査

※欠格
次に該当する者は受験することができません。
1 年以上の懲役又は禁錮の刑に処せられその刑を終り、又は執行を受けることがなくなった日から起算して2年を経過しない者。

試験科目

●学科試験
①ダムに関する法律制度に関する事項
②ダム及びその附帯設備並びにダムを操作するために必要な機械、器具等に関する事項
③ダム貯水池における水質汚濁、地すべり、堆砂等に対する対策に関する事項
④ダムを操作するために必要な気象及び水象に関する情報の収集及び解析並びにダムの操作に関する事項
尚、上記の各事項には、点検に係わる項目を含んでいます。
●実技試験
①ダム管理用制御処理設備のシミュレータを用いたダム洪水時の操作実技
②ダム管理に必要な予測計算、判断力等

スケジュール

・試験実施(年1回)
  学科試験 8月中旬頃
  実技試験 10月~11月の3日間

令和2年度ダム管理技士試験日程・試験概要

試験会場

・学科試験
  東京(水道橋)
・実技試験
  一般財団法人 全国建設研修センター

受験料

・学科試験  10,000円(消費税込)
・実技試験  47,000円(消費税込)
・登録料   10,000円(消費税込)

資格難易度

●難易度 
  「C」  やや易しい  

【資格の難易度レベル】
合格率が比較的高いので易しいイメージを持ちやすいと思いますが、この試験はダムでの実務経験の有無が受験勉強の時間の長さや試験の難易度に大きく影響すると思ってください。合格率が高くても、実務経験がない人には特に実技が難しい試験になりますので「ダム管理技士養成講習会」を受講することをお勧めします。学科試験については、まず過去問です。過去問を徹底的にやることです。さらに勉強するなら河川法でしょう。実務経験があり、河川法の知識もある人なら、過去問だけで学科試験はパスできます。実技試験は、3人1グループでのテストで、ダム放流の指示、計算、操作、予測等とローテーションで行います。実務経験のない人は講習会の実技テキストを熟読し、マスターできなければ合格はできません。とにかく講義をきちっと聴いて、実技のテキストを予習で熟読しておくことです。特に、模擬ダムの操作規定や予備放流予測の方法を習得することと、さらにわからないことは実務経験者に聞いて熟知することで経験不足をカバーしておくことが
大切です。
ダム管理技士試験の近年の合格率は、学科70%前後、実技85~90%程度とされています。

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●合格率
 2019年度ダム管理技士試験結果
  学科試験 受験者数52名 合格者数41名 合格率78.8% 
  実技試験 受験者数42名 

※参考データ
 2018年度ダム管理技士試験結果
  学科試験 受験者数63名 合格者数47名 合格率74.6% 
 2017年度ダム管理技士試験結果
  学科試験 受験者数53名 合格者数45名 合格率84.9% 



受験対策・資格の将来性

ダム管理技士試験では、ダムそのものだけでなく、ダム周辺に関連する法律知識や器械類、器具など、設備機器類や関連法の内容の他に、ダム貯水池の状態を正確に把握するために必要な水質汚濁の知識や、気象がダムに及ぼす影響などについての知識などが幅広く問われます。従って、ダム管理技士以外にも、ダム管理主任技術者やダム水路主任技術者など、利水ダムや河川管理施設であるダムの管理業務の従事者にお勧めの資格試験です。ダム管理技士の資格取得だけでなく、ダム管理業務実務者としての技術向上や必要な知識、技能のレベルアップに資すところが大きいでしょう。

ダム管理技士の資格は、国土交通省の各地方整備局等などの管轄機関において、ダム管理支援業務の配置予定管理技術者として活躍できる資格です。また、ダム管理技士を取得することにより、利水ダムの管理主任技術者になるに必要な実務経験年数が短縮されるため、管理主任技術者資格が取得しやすくなるメリットもあります。

●「ダム管理技士養成講習会」について
本試験の直前に2日間で開催されるダム管理技士資格取得のための講習会です。受講料は、テキスト代を含めて 37,000 円(消費税込み)詳しくは下記の案内を参照ください。
  → 令和2年度ダム管理技士養成講習会の案内

通信講座

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スクール

ダム管理技士養成講習会

過去問

平成30年度ダム管理技士試験 学科試験問題
平成29年度ダム管理技士試験 学科試験問題
平成28年度ダム管理技士試験 学科試験問題

教材

ダム管理関連教材一覧

 

売れ筋教材

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問い合わせ先

一般財団法人 水源地環境センター 試験担当  http://www.wec.or.jp/
〒102-0083 東京都千代田区麹町 2-14-2 麹町 NK ビル
TEL 03-3263-9923(FAX 03-3263-9922)