資格名

(AWS 認定資格)
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトレベル

資格の種類

民間資格

主催者

Amazon Web Services(AWS training and certification)

資格試験の概要

「AWS」とは、Amazon Web Servicesの略称で、Amazonにより提供されているクラウドコンピューティングサービス(ウェブサービス)のことを言います。AWSでは、提供しているサービスが非常に多く、大きく分けて90以上、細分化すると700以上ものサービスが提供されています。
AWSのクラウドの分野での世界的シェアは33%前後で世界1位です。その中でも有名なサービスにAmazon Elastic Compute Cloud (EC2) とAmazon Simple Storage Service (S3) があります。EC2はサーバーを構築・運用できるサービスで、S3はインターネット経由でWordやExcelなどのデータを保存することができるストレージサービスです。

AWS 認定は、クラウドの専門知識やスキル、IT知識全般の理解を問う試験と資格です。AWS認定資格には3つの分野と2つのレベル、計5つの試験があります。
・3つの分野
  1.ソリューションアーキテクト(サービス内容やシステム構築の知識)、
  2.デベロッパー(アプリケーション開発の知識)
  3.SysOp(オペレーションやチューニングの知識)
・5つの試験
  1.AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトレベル
  2.AWS認定デベロッパー アソシエイトレベル
  3.AWS認定SysOpsアドミニストレータ アソシエイトレベル
  4.AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルレベル
  5.AWS認定DevOpsエンジニア プロフェッショナルレベル
※例えば、アソシエイトレベルの資格には、
①Solution Architect Associate(SAA)
②Developer Associate(DVA)
③SysOps Administrator Associate(SOA) の3種類があります。
※試験の種類を見ればわかるように、試験は難易度で2つに別れています。
 プロフェッショナルを受けるためには、先にアソシエイトレベルに合格しなければなりません。
※資格の有効期限は2年間です。資格を維持するには再認定を受けるか、上位資格を取る必要があります。

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合格率・資格難易度

難易度
  ソューションアーキテクト
      アソシエイトレベル   「B」 普通 
 

【資格の難易度レベル】
AWS認定資格の難易度は、他の国内のIT系資格に比べて高いと言われますが、その理由は、一つは過去問が公開されておらず、参考書の種類が少ないことです。試験に関して公開されている情報が少なく、試験対策のやり方が確立されていないため、効率的に勉強ができないことになります。
また、試験内容が実践的なため、日頃からAWSに慣れていて、実際にドキュメントを動かす経験を積んでいることの方が重要で、机上だけでは十分な受験対策の勉強ができないことなどがAWS認定資格試験を難しくしている面があります。知識問題の試験というよりも、実際にAWS各種サービスを利用した経験が問われる試験になっています。
Solutions Architectでは、(知識 + 利用方法)を問う問題が多く、知識問題の試験というよりも、実際にAWS各種サービスを利用した経験が問われる試験になっていますが、 Developer、SysOpsでは(暗記できていないと解けない)問題が多くなります。
AWSの3種類の試験の難易度比較では 、難しい順にSysOps > Developer > Solution Architect と思います。
これらの理由から、「ソリューションアーキテクト アソシエイトレベル」の試験自体の難易度は、試験は難しいですがLPIC Level1 より少し難易度が高い程度だと思います。

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・合格率 
 非公開(過去問・正答も一切公表されていません)


受験対策・学習法ほか

AWS認定資格は世界的にも利用が高まっており、グローバルスタンダードなビジネスツールの1つであることは間違いありませんが、日本ではまだあまり認知度が高くないようですが、これからのビジネスパーソンは取得して損はない資格です。現に、世界のクラウドシェアランキングを見てもAWSが34%、2位のMicrosofが11%と、この分野ではAWSが独走している状態で、今人気のサービスと言えます。
AWSの資格取得を目指してAWSスキルを磨くことで、AWSを導入している企業への転職に有利になる可能性もあります。また、日本でもAWSを導入する企業は増えてきており、AWSの技術的スキルを証明するAWS認定資格を取得することでキャリア向上につながる可能性もあります。

AWS認定資格の中では「ソリューションアーキテクトアソシエイト」がAWSサービスを学ぶ入り口として最もベーシックな内容の試験なので、ここをスタートに勉強するのがいいと思います。
ただ、AWS認定資格の試験の過去問や正答は一切公表されていないため、出版社も参考書を作りようがない状況となっているようです。試験対策としてお薦めなのは、AWS公式ホームページの「AWSドキュメント」ページだけと言えます。
AWS認定資格の場合は、合格後に認定ロゴを使用できるようになります。これをSNSプロフィールに貼付すれば対外的にAWSスキルを証明できます。SNSであれば書面よりも効果的に拡散・宣伝できるため、自身のキャリアアップに貢献してくれることも期待できます。

(参考)
日本ではどのようなIT資格が人気なのでしょうか。 

1.AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトレベル
 Architecting on AWS

2.PMP®
 PMP(R) BOOT CAMP(前編)
 PMP(R) BOOT CAMP(後編)

3.CCNA Routing & Switching
 CCNA BOOT CAMP前編
 CCNA BOOT CAMP後編

4.CCNP Routing & Switching
 CCNP BOOT CAMP ルーティング編
 CCNP BOOT CAMP スイッチング編
 CCNP BOOT CAMP トラブルシューティング編

5.ITIL®
 ITIL(R) Foundation BOOTCAMP

6.VCP
 VMware vSphere: Install, Configure, Manage [V6.1]
 VMware vSphere : What's new [v5.5 to 6.1]

7.AWS認定Sys Opsアドミニストレーター
 Systems Operations on AWS

 (集計期間:2016年1月1日~2016年11月30日)

受験資格

高度なプロフェッショナル認定や専門知識認定を受けるためには、事前に下位のアソシエイト認定を取得しておく必要があります。

・AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
 受験資格はありません。 

試験方式

・AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
  出題:複数の選択肢と複数の答えがある問題
  試験時間: 130 分間
  言語:試験は英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字) で受験できます。

※この資格は、初級に相当するアソシエイトレベルと上級に相当する プロフェッショナルレベルに分かれており、アソシエイトレベルは基礎的な知識を問う問題が出題されます。

試験科目

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
※受験者の次の能力を検証します。
・顧客の要件に基づき、アーキテクチャ設計原則に沿ってソリューションを定義できること
・プロジェクトのライフサイクルを通して、ベストプラクティスに基づく実装ガイダンスを組織に提供できること

スケジュール

・申し込み方法
aws.training にサインインして、上部のナビゲーションで [認定] をクリックします。次に、[AWS Certification アカウント] をクリックしてから、[新しい試験の予約] をクリックします。受験したい試験を見つけて、[PSI で予約] または [Pearson VUE で予約] ボタンのいずれかをクリックします。試験配信プロバイダーのスケジューリングページにリダイレクトされるので、そちらで試験申し込みを完了してください。
※受験が完了したことを確認するメールが届きます。詳細な試験結果は、受験完了から 5 営業日以内に、AWS Certification アカウントの [過去の試験] から確認できるようになります。

・受験方法
AWS認定サイトで試験の申込をします。AWS認定アカウントの作成が必要となります。
・模擬試験を受けるには、ここをクリックしてください。

試験会場

ピアソンUVE
全国 47 都道府県(150 を超える会場から選択可能)

受験料

・本試験
 アソシエイトレベル:16,200円(税込み)
・模擬試験
 アソシエイトレベル:2,160円(税込み)

問い合わせ先

・AWS の認定試験に関するご質問、問い合わせ
  → こちらから連絡

・AWS トレーニングおよび認定ポータルのサポート
  →AWS training and certification

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