資格名

3Dプリンター活用技術検定試験
※資格名:3Dプリンター活用技術基礎
※英語名:Certification of 3D Printing Skills(3DP)

資格の種類

民間資格

主催者

一般社団法人コンピュータ教育振興協会

資格試験の概要

2020年には3Dプリンターの装置・材料及びソフトウェア市場規模は1兆円と言われており、3Dプリンター市場は急速な拡大をみせていますが、3Dプリンターの産業の中での活用には、非常に多くの幅広い知識が要求されます。そのため国内ではこれらの技術と知識を兼ね備えた人材がまだまだ少ないのが実状です。そこで3Dプリンター活用技術の基礎習得者を育成することを目的として3Dプリンターや材料に関する知識、CADデータの取り扱いなどの知識レベルが一定の水準に達していることを評価、認定する「3Dプリンター活用技術検定試験」が2017年に創設されました。
試験は個人受験と団体受験があります。

3Dプリンター活用技術検定試験関連情報
・3Dプリンター活用技術検定試験は、2021年9月実施回より全国で随時受験ができる「CBT=Computer Based Testing」へ移行されます。
※2021年度以降の受験方法
受験期間:毎年。9月および2月のそれぞれ1ヵ月間
受験会場:全国47都道府県のCBT会場

合格率・資格難易度

難易度 
  「C」  やや易

【資格の難易度レベル】
試験では、ガイドブック全体からまんべんなく知識を問う内容の問題や、テキストの内容をそのまま引用して出題されている問題、3Dプリンターを普通に使っているだけでは必要ない知識問題などで構成されたような試験です。従って、3Dプリンター関連の書籍は数多くありますが、試験対策には公式のガイドブックを1冊準備し、それ1冊を確実に習得できるように勉強してください。3Dプリンターを常時使っている方ならば、販売されている公式ガイドブックを1,2回読破すれば十分合格できると思います。試験の難易度もその程度と考えてください。
ただ、3Dプリンターの仕組みと作成プロセスに関しては専門的になるので、全く3Dプリンターに関わったことがない人は少し大変かもしれません。

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●合格率
 平成30年度3Dプリンター活用技術検定試験
     前期試験(平成30年9月9日実施)応募者:140名
   受験者数 123名 合格者数 105名 合格率 85.4%

※参考データ
・平成29年度3Dプリンター活用技術検定試験
     後期試験(平成30年2月18日実施)応募者:142名
   受験者数 132名 合格者数 124名 合格率 93.9%
・平成29年度3Dプリンター活用技術検定試験
  前期試験(平成29年9月10日実施)応募者:137名
 受験者数 120名 合格者数 107名 合格率 89.2%
・平成28年度3Dプリンター活用技術検定試験
  後期試験(平成29年2月12日実施)応募者:306名
 受験者数 284名 合格者数 244名 合格率 85.9%

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受験対策・学習法ほか

「3Dプリンター活用技術検定」は、2017年から始まったばかりの新しい資格試験です。3Dプリンター市場の急速な拡大が注目されていますが、3Dプリンターを仕事で活用するには、 データの正確性だけでなく、造形、材料、形状、特性、環境、後工程など幅広い知識が要求されます。
しかし、国内ではまだこれらの技術や知識を兼ね備えた人材が少ないのが現状です。
検定試験では、3Dプリンターを扱う上で知っておいた方が良い知識が埋まっていることは間違いありませんが、実際の活用面では、知識があっても3D-CADなり3D-CGなりでモデリングができないと役に立たないという側面もあります。結局、CAD技術が伴わないとあまり意味を持たないことになります。

検定試験の範囲としては、
・3Dプリンタの前工程やサポート除去などの後工程といったプロセス
・7つに大きくわけられる造形方法の原理や特徴
・光硬化性樹脂など造形材料について
・各造形方法毎の後処理について
・3Dデータの種類や特徴、などがあげられます。
このように基本的な仕組みから、現場で必要となる材料の特性や3Dプリンタ関連の情報、工業用プロセスやの他の造形方法などとの比較など、一般的な利用法では得られない難しい知識が求められる試験になっています。
3Dプリンタに興味がある学生をはじめ、理工系の学生や若い新入社員などが受験するのには向いた
試験であるように思います。

受験資格

特に制限はありません。

試験方式

●マークシート形式による多肢選択方式および真偽方式の試験
・採点方式:マークシート形式による自動採点
・出題比率:真偽方式:24問/多肢選択:36問 計60問
・試験時間:60分(途中退室はできません)
・合格基準:各分野50%以上、総合70%以上
※ 総合は、「3DPのメリット」「3DPの仕組みとプロセス」「3DPの活用」の3分野の合計点を満点とし、換算したものです。各分野を足して3で割った数値ではありません。



試験科目

http://acsp.jp/3dp/exam/
試験の科目分野
・3Dプリンターのメリット
・3Dプリンターの仕組みとプロセス
・3Dプリンターの活用

※3Dプリンター活用技術検定の試験問題は、試験実施年度対応版の公式ガイドブックに準拠して出題されます。

■サンプル問題
このサンプル問題は、出題形式の傾向をご確認いただくためのものです
「3Dプリンター活用技術検定試験」の問題は、
3つの形式で出題され、問題数は全60問です。

スケジュール


※受験申込方法と注意点

2023年度 3Dプリンター活用技術検定日程
 試験日(前期)CBT方式:2023年9月1日~9月30日
 試験日(後期)CBT方式:2024年2月1日~2月28日

試験会場

北海道札幌市
宮城県仙台市
東京都23区
愛知県名古屋市
大阪府大阪市
福岡県福岡市

受験料

8,000円+消費税

問い合わせ先

3Dプリンター活用技術検定試験センター http://acsp.jp/3dp/
〒107-0052 東京都港区赤坂2-8-14 丸玉第3ビル8階
 E-mail:3dp_cs@acsp.jp

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