資格名

国家公務員 一般職試験(大卒程度) 
国家公務員 一般職試験(高卒程度)

資格の種類国家公務員
主催人事院人材局
資格の概要

◆国家公務員 一般職試験の概要
新しい試験制度では、国家公務員一般職試験として、「大卒程度試験」と「高卒者試験」の2種類に再編され、このほか、採用予定がある場合に、40歳未満の者が広く受験可能な「社会人試験(係員級)」が行われます。
大卒程度試験が10区分、高卒程度試験が4区分。その中から1区分を選んで受験します。また、社会人試験も2区分実施されます。
試験は、定型的な事務処理などの業務に従事する国家公務員の採用試験であり、「的確な事務処理に係る能力を有するかどうかを重視して行う係員の採用試験」とされています。 
資格試験合格後は、採用候補者名簿に名前が記載され、各省庁の採用面接対象者となります。採用後は、主として事務処理等の定型的な業務に従事します。 

・国家公務員一般職[大卒程度]試験
「大卒程度試験」には行政のほか、電気・電子・情報、機械、土木、建築、物理、化学、農学、農業農村工学、林学
の9つの技術系の区分があり、行政区分は北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄の各地域別採用、技術系区分は全国採用となります。
・国家公務員一般職[高卒程度]試験
「高卒者試験」は、試験の性格上、従来の国家3種と同程度の難度と予想されます。教養試験は、基礎能力試験となります。
・国家公務員一般職[社会人(係員級)]試験
この試験は、採用予定がある場合に、経歴等のいかんにかかわらず受験することができる試験です。



試験方式

●【大卒程度試験】
【試験内容】
(一般職 行政区分)
◆第1次試験
 ・基礎能力試験(多枝選択式)/2時間20分
   出題 40題(知能分野27題・知識分野13題)
 ・専門試験(多枝選択式)/3時間 
   出題 40題(8科目選択)
 ・一般論文試験(事務系)又は専門試験(技術系)記述式/1時間
   文章による表現力、課題に関する理解力などについての短い論文による筆記試験 1題
◆第2次試験
 ・人物試験
   人柄、対人的能力などについての個別面接(参考として性格検査を実施)
◆配点比率
 試験全体を9とした、各試験の配点比率
 【行政区分】
・基礎能力試験2/9 ・専門試験[択一式]4/9 ・一般論文試験1/9 
・人物試験2/9
 【技術系区分】※建築区分以外
・基礎能力試験2/9 ・専門試験[択一式]4/9 ・専門試験[記述式]1/9 
・人物試験 2/9
 【建築区分】
・基礎能力試験2/9 ・専門試験[択一式]2.5/9 ・専門試験[製図]2.5/9 
・人物試験2/9  

【試験内容】
(一般職 技術系区分 建築区分以外)
◆1次試験 
 ・基礎能力試験(択一式、40問、2時間20分)  
 ・専門試験(択一式、40問、3時間)
 ・専門試験(記述式、1題、1時間)
◆2次試験 人物試験(個別面接 ※参考として性格検査を実施)
(一般職 技術系区分 建築区分)
◆1次試験 
 ・基礎能力試験(択一式、40問、2時間20分)  
 ・専門試験(択一式、33問、2時間)
 ・専門試験(建築設計製図、1題、2時間)
◆2次試験 人物試験(個別面接 ※参考として性格検査を実施)
※基礎能力試験とは公務員として必要な能力(知能および知識)についての筆記試験。選択解答制ではなく全問解答です。
※専門試験は、区分に応じて必要な専門的知識などについての筆記試験です。
※一般論文試験(行政)は、文章による表現力、課題に対する理解力などについての短い論文による筆記試験です。
※専門試験(記述式) 
(行政以外)は、区分に応じて必要な専門的知識などについての筆記試験になります。

●【高卒者試験】 【社会人試験(係員級)共通
 【試験内容】(事務区分)
 ◆第1次試験
 ・基礎能力試験(多枝選択式)/1時間30分
   出題 40問(知能分野20問)
 ・適性試験及び作文試験(択一式)
   適性:120問/15分 作文:1題/50分
◆第2次試験
 ・人物試験
   個別面接  参考として性格検査を実施
◆配点
 試験全体を9とした、各試験の配点比率
・基礎能力試験4/9・適性試験2/9・作文試験1/9・人物試験[個別面接]2/9

【試験内容】
(技術、農業土木、林業区分 )
◆1次試験 
 ・基礎能力試験(多枝選択式、40問/1時間30分)  
 ・専門試験(多枝選択式、40問/1時間40分)
◆2次試験 人物試験
       個別面接 参考として性格検査を実施
◆配点
  試験全体を9とした、各試験の配点比率
・基礎能力試験 2.3/9 ・専門試験 4.7/9 ・人物試験[個別面接] 2/9

※基礎能力試験とは公務員として必要な能力(知能および知識)についての筆記試験。
※1次試験の合格は基礎能力試験および適性試験または専門試験の結果によって決定されます。
※作文試験(記述式)は、1次試験合格者を対象に評定した上で、最終合格者の決定に反映されます。
※最終合格者は、試験の区分ごとに作成する採用候補者名簿に記載され、各府省等では採用候補者名簿に記載された者の中から、面接などを行って採用者を決定します。

受験資格

【大卒程度試験】
・21歳以上30歳未満の者(21歳未満で大学卒業及び卒業見込み、短大卒業及び卒業見込みの者は受験可)。並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。
【高卒者試験】 
・高校卒業見込みおよび卒業後2年以内の者(中学卒業後2年以上5年未満の者も受験可)
【社会人試験(係員級)】
・40歳未満の者(高卒者試験の受験資格を有する者を除く)
※年齢は第1次試験の日の属する年度の4月1日における年齢

試験科目

【大卒程度試験】
・試験区分
行政、電気・電子・情報、機械、土木、建築、物理、化学、農学、農業農村工学、林学
※行政区分は地域試験として、その他の区分は全国試験として実施されます。
【高卒者試験】 【社会人試験(係員級)】
※「高卒者試験」「社会人試験(係員級)」はどちらも同じです。「社会人試験(係員級)」は採用予定がある場合に実施されます。
・試験区分
高卒者試験:事務、技術、農業、農業土木、林業
社会人試験:事務、林業
※事務区分・技術区分は地域試験として、その他の区分は全国試験として実施されます。

スケジュール

・試験日
【大卒程度試験】
1次試験6月中旬  2次試験7月中旬~8月上旬
【高卒者試験】 
1次試験 9月上旬 2次試験10月中旬~下旬
【社会人試験(係員級)】
1次試験 9月上旬 2次試験10月中旬~下旬
※社会人試験(係員級)は採用予定がある場合に実施

平成30年度国家公務員採用試験(院卒、大卒程度)及び一般職試験(大卒程度)日程

試験会場

どの区分も、1次試験は受験に都合のよい受験地を選べますが、2次試験については、行政区分は採用を希望する地域に対応する2次試験地を選びます。
但し、本省庁への採用については、基本的には「行政関東甲信越地域」からの採用が中心となりますが、希望すればそれ以外の地域からも採用が可能です。それ以外の区分の場合は、1次試験地に対応する2次試験地で受験することになります。

受験料

無料

資格難易度

●国家公務員一般職試験(大卒程度)
・難易度 「A」難関
・合格率
・平成29年度 国家一般職(大卒程度)試験結果 ⇒詳細
1次試験結果:申込者数35,142名 合格者数10,582名(行政7,524名 他3,058名)
最終合格者数7,205名(女性2,435名)

●国家公務員一般職試験(高卒程度)
・難易度 「B」普通
・合格率
・平成30年度 国家一般職(高卒程度)試験結果 ⇒詳細
 1次試験結果:申込者数14,455名(うち女性4,874名)  
合格者数4,585名
(事務3,772名 技術682名 農業土木86名 林業45名)

※参考データ
・平成29年度 国家一般職(高卒程度)試験結果 
 1次試験結果:申込者数13,958名(うち女性4,545名)  
合格者数3,711名(事務2,957名 技術615名 農業土木92名 林業47名)
最終結果 最終合格者数2,690名
・平成28年度 国家一般職(大卒程度)最終試験結果
最終合格者数 7,583(2,548)名 ( )内の数字は女性の人数(内数)
人事院は国家公務員一般職(大卒程度)の2016年度採用試験の合格倍率が4.7倍だったと発表しました。試験が始まった1985年以降で最低で、12年度の13.7倍をピークに4年連続で低下し、国家公務員の職を得やすい環境になってきているようです。女性の合格者数は2,548人で、合格者全体に占める女性比率は33.6%、ともに過去最高を更新しました。

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受験対策&
資格の将来性

●国家公務員一般職(大卒程度)試験
択一式の専門試験が科目選択になっているところが国家公務員2種の特徴。Ⅰ種に比べると易しいが、大学卒業レベルの学力は必要。試験の難易度は高く、合格率は8%前後。
試験のレベルは「大学卒程度」とされていますが、採用に関しては学歴・性別を問わず国家公務員Ⅱ種試験での成績が重視される。また、レベル的には地方上級試験とほぼ同程度だが、採用人数が多いことから地方上級試験に比べると若干合格しやすい。
職務は各省庁の本省庁や出先機関で、行政事務、技術研究業務に従事し、行政および研究担当者の補佐をする中堅幹部職員です。

●国家公務員一般職(高卒程度)試験
国家公務員Ⅲ種は年齢制限が22歳までなので、目標を絞って、高校生の時から対策立て、早めの勉強を始めることが有効です。高校卒業程度を対象とした試験だが公務員人気で採用の50%以上が大卒者となっており、難易度も上がっている。
試験のレベル自体はCランクと考えてよく、高校卒業レベルの学力があれば合格可能だが、倍率が高くなっているため思っているよりは難しくなる可能性はある。
試験対策としては、通信講座のテキストや問題集を繰り返し解き、過去問題などにも挑戦して傾向と対策をつかんでおくこと。過去の問題集を多数収めた書籍もたくさん出回っているので、独学で資格取得を目指す人にも、この国家公務員3種の資格は向いているのではないかと思われます。また通信、通学講座も充実していて、資格を目指して講座を受講している人もかなりいます。
試験の合格基準は、基本的にはありませんが、基準点(満点の30%~50%)に達しない試験種目が1つでも存在する受験者は、他の試験種の成績に関わらず不合格になります。試験の合格率も10%前後(行政事務・税務)で、国家公務員1、2種に比べると多少高く、難易度もそこまでは難しくはありません。
合格自体が就職なので、受かればそれなりに安定した生活は望めますが、国家公務員Ⅲ種は初級の係員としてそれぞれの庶務や経理または技術的業務に従事します。たとえば税務署員や技術系業務では電気や情報、機械、土木、建築、化学、農業、農業土木、林業などの業務があります。また、地域密着の仕事が主で、直接市民に触れ合う窓口業務などの仕事も多い。異動は少なく、一つの部署で長期間勤務する人も多い。安定した雇用が約束され、勤務地はおおむね受験申込時の地方出先機関になります。農業・農業土木・林業などの職種をのぞき、全国的な移動もありません。また、国家公務員として安定した身分と給与が保証されています。国家公務員数は約945,000人。その中で行政職員などの非現業公務員数は約301,000人。
※2008年のリーマンショックの後、公務員の人気は増加傾向の様相を呈しています。ある就職調査会社の就職活動をしている学生へのアンケートでは、「公務員になりたいと思ったことがある」と答えた学生は52%にもなりました。その理由では「長く努められる」が43%で、「リストラされない」が38%、この2項目だけで80%を超えています。
この数字を見ると何よりも、安定志向がその背景にあるのは間違いなさそうです。
アンケートの回答で、公務員の中でも「市役所、区役所職員」が一番人気であったことから、あまり高望みをせず、そこそこのところでという意識と、給料は民間と比べて多くないが、景気の影響で給与が下がることなどほとんどないことや、週休2日制、育児休暇、産前産後休暇など福利厚生面の充実、併せて午後5時にはキッチリ帰れ、残業のストレスが少ないということなどが魅力になっているようです。 

通信講座

国家公務員一般職(大卒程度)

スクール

オンライン学習

公務員一次試験(教養)対策講座   
公務員試験一次試験専門対策 
公務員二次面接対策講座  
国家一般職・地方上級対策講座 

教材

国家公務員一般職試験(高卒程度/大卒程度)

売れ筋教材

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問い合わせ先

・人事院人材局    電話(03)3581-5311(内線2935)
・人事院各地方事務局又は人事院沖縄事務所 http://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.htm

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