資格名

予防技術検定

資格の種類

公的検定試験

主催

(財)消防試験研究センター

資格の概要

消防本部及び消防署等の機関には、建築物の大規模化・複雑化等に伴い高度化・専門化する予防業務を的確に行うため、火災の予防に関する高度な知識及び技術を有する「予防技術資格者」を配置することとされています。 
その予防技術資格者になるための試験が「予防技術検定」です。
この検定試験は、高度な火災予防に関する知識や技術を持つ人が予防行政に携われるようにするため創設された試験ですが、試験は受験資格を満たせば消防職員以外の人でも受験が可能です。

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一方、消防本部及び消防署における予防業務は「防火査察又は防火管理に関する業務」、「消防同意又は消防用設備等に関する業務」及び「危険物に関する業務」の3つの業務に大別されています。これら3業務のそれぞれを行う上で必要とされる知識及び技術は異なるため、検定試験でも専攻科目が3つに分かれています。
試験に合格すると予防技術資格者として消防長により認定を受けますが、検定試験の専攻科目の区分に合わせて、「防火査察専門員」  「消防用設備等専門員」  「危険物専門員」の3区分のいづれかになります。
※詳しくはこちらで確認できます。
※予防技術資格者は、火災の予防に関する高度な知識及び技術を有する者として認定されます。一定の実務経験がある消防職員は、合格した分野の予防技術資格者になることが出来ます。

試験方式

●択一式試験方式(4択) 
●出題数30問(共通科目10+専攻科目20)
●合格基準60%以上の正解

受験資格

受験資格は下記のいづれかに該当する者が対象になります。
1.消防庁告示に定められた所定の講習の課程を修了した者(基本課程97時間+専門課程別講習)
2.大学院、大学、高専等で理工系又は法学系の学科又は課程を修了し卒業した者
3.大学院、大学、高専等で機械・電気・工業化学・土木・建築又は法律に関する単位を通算して20単位以上修得した者
4.予防業務に1年以上の従事経験を持つ者
※試験に合格した者は、それぞれの受験資格別に定められた実務への従事経験を経て、「予防技術資格者」となります。
※上記で受験資格1. の場合は、予防業務に通算2年以上の従事経験が必要です。また、受験資格2. 3. 4.の場合は、予防業務に通算して4年以上の従事経験が必要です。
※受験資格1.の場合の受検に必要な講習課程は、
      「基本課程」+「防火査察課程」又は「消防用設備等課程」又は「危険物保安課程」
※詳しくはこちらで確認ください。

試験科目

●専攻科目は「防火査察」「危険物」「消防用設備等」に分かれていますので、この中から選択して回答します。
●共通科目の出題は、主として予防全般に関する基礎的な知識が問われます。

スケジュール

●試験実施:毎年2月末に試験  
●合格発表:4月中旬

令和元年度予防技術検定試験日程 
・試験日:令和2年3月15日(日) 
・受験申請受付:令和元年10月23日(水)~11月22日(金)
・合格発表:令和2年4月22日(水) 

試験会場

都道府県の各指定会場

受験料

5,000円

資格難易度

難易度 
  「C」   やや易
  
【資格の難易度レベル】
予防技術検定で問われる内容は、多くが”法文を正しく理解しているかどうか”という基準に基づいているため、一番必要なことは「法文を理解しながら読み込む」ことです。そうすることで選択肢問題の解答精度を上げねばなりません。それ以外では、やはり適切な問題集を選んで繰り返し回して活用することです。検定区分で危険物の試験を受ける人には危険物甲種のテキストや知識がそのまま役立つようです。この試験は、主に高度な消防査察を行うための検定試験で、大学などで化学分野などの学位を修めた人も多く受験する試験なので、決して簡単な試験ではありません。
予防業務に従事されている方には、消防本部・都道府県において予防技術に関する最新の情報等を勉強することを目的とした「予防技術講習会」が開催されていますので、この講習を受験対策として受講すれば、出題傾向なども把握できますのでお勧めです。
予防技術検定の検定区分別に難易度を比較すると、消防用設備>危険物>防火査察のようです。

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●合格率  
平成30年度第14回予防技術検定試験結果
・防火査察:受験者数4,796名 合格者数2,519名 合格率52.5%
・消防用設備等:受験者数2,256名 合格者数1,004名 合格率44.5%
・危険物:受験者数1,700名 合格者数774名 合格率45.5%
・合計:受験者数8,752名 合格者数4,297名 合格率49.1%

※参考データ
平成28年度第12回予防技術検定試験結果
・防火査察:受験者数4,499名 合格者数2,659名 合格率59.1%
・消防用設備等:受験者数1,863名 合格者数1,024名 合格率55.0%
・危険物:受験者数1,451名 合格者数873名 合格率60.2%
・合計:受験者数7,813名 合格者数4,556名 合格率58.3%
平成27年度第11回予防技術検定試験結果  
・防火査察:受験者数4,064名 合格者数1,412名 合格率34.7%
・消防用設備等:受験者数1,779名 合格者数626名 合格率35.2%
・危険物:受験者数1,485名 合格者数788名 合格率53.1%
・合計:受験者数7,328名 合格者数2,826名 合格率38.6%

受験対策・資格の将来性

この検定は、基本的には消防職員対象の検定ですが、受験資格を満たせば、民間人も受験することが出来ます。検定には、防火査察、消防用設備等、危険物の三分野があり、一定の実務経験がある消防職員は、合格した分野の予防技術資格者になることが出来ます。 
試験では共通科目の出題は、主として予防全般に関する基礎的な知識が問われます。主に、防火管理者、防災管理者、危険物取扱者、消防設備士等に関する出題が多いようです。共通科目は、範囲が非常に広くて、試験対策が難しくなります。 一方、専攻科目に関しては、出題範囲が狭いので、模擬テストを十分やっておけば、模擬テストと同じ問題や似た問題が多くなるので試験対策は比較的取りやすいと思います。
尚、 共通科目での出題のポイントは、大体下記のような項目になります。



・引火点や発火点(アセトン、ガソリン、アルコールなど) 
・特殊引火物 
・危険物関係用語 
・特殊消防用設備
・点検報告を必要とする防火対象物 
・火災調査 
・行政指導 
・建物用語の説明 
・建物の主要構造部と消防設備
・住宅用火災警報器の説明

※いづれにしても、試験そのものがまだマイナーな試験であるため、試験対策の情報がほとんど見当たりませんが、こちらのサイトに「予防技術検定模擬テスト」がPDFファイルで掲載されており、ダウンロードして見られるようになっていますので、受験される方は、最後の追い込みと確認のため試してみて下さい。 
※この検定試験は合格しても、一般の民間人にとっては、直接的なメリットは何も得られる試験ではありませんが、受験者数は年々増加しています。

通信講座

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スクール

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過去問

令和元年度版 予防技術検定 集中トレーニング

教材

予防技術検定

消防予防技術検定受験準備参考書

売れ筋教材

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問い合わせ先

財団法人 消防試験研究センター   
 http://www.shoubo-shiken.or.jp/yobou/
〒100-0013 千代田区霞が関1-4-2  
電話 03-3597-0220  FAX 03-5511-2751