資格名

Webクリエイター能力認定試験

資格の種類

民間認定試験

主催者

サーティファイ認定試験事務局 

資格試験の概要

Webクリエイターとは、WebサイトやWebコンテンツの制作作業全般を行う職業のことを指します。クライアントの希望や目的を叶えるためには、どのようなWebサイトやWebコンテンツが必要かを思考、検討しますが、そのWebサイト制作のためのデザイン知識や、Webページのコーディング能力を測定し、評価する試験が「Webクリエイター能力認定試験」です。
Webクリエイター能力認定試験には、以下の3種類がありますが、現在はHTML5が主流になっているため、このページでもHTML5に関する解説をしています。
※Webクリエイター能力認定試験の種類
HTML5  XHTML1.0  HTML4.01

Webクリエイター能力認定試験は、(株)サーティファイという民間企業が主催している民間資格試験で、「スタンダード」と「エキスパート」のニつのランクがあります。試験では主にHTMLのタグの知識や、CSSのプロパティの知識が問われます。
スタンダードは実技試験のみで、主にHTMLやCSSなどの言語に関するマークアップなどの基礎的スキルが備わっているかが判定されます。エキスパートでは実技試験と知識試験があり、出題範囲もスタンダードより広くなり、更に実践的なスキルや知識がチェックされ、レイアウトや色彩設計などのデザイン力も試されます。

Webクリエイターとして専門職の道を進む人もいますが、スタート時はロゴやバナーのデザインなどWebデザイナーの補助的な仕事をしながら経験を重ね、さらに勉強してWebデザイナーやWebディレクターを目指すというキャリアパスが今は一般的なようです。

※Webクリエイターの認定試験合格証には有効期限はありません。無期限に有効な合格証です。
 年次更新手続きも必要ありません。




合格率・資格難易度

難易度 
 エキスパート  「C」  やや易しい
 スタンダード  「D」  易しい  

【資格の難易度レベル】
Webクリエイター能力認定試験の各々の試験をパスするために必要な学習時間はエキスパートで38時間、スタンダードで24時間とされていますが、試験問題自体は公式ページのサンプル問題の構成とほとんど同じで、ややこしいひねった問題もないため、実技問題はサンプル問題を繰り返し十分に解く練習をして、公式サンプルでリファレンスを見ないでも作れる状態になるまでやっておけばクリアできます。どちらの試験も合格率は毎年80%以上で、難易度もそれほどに変わらず、難しいという試験ではありません。スタンダードではHTMLとCSSを使ったコーディングの実技がメインなので、デザインの基礎知識はなくても合格できるでしょう。エキスパートの知識問題は、9割ほどはWebデザインの基礎知識から、残り1割ほどがWebサイト制作の基礎知識から出題されていることや、CSSファイル、画像ファイル、HTMLファイルを用いてWebサイトを構築するのが基本パターンになっている傾向が読み取れます。

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・合格率 
(主催者発表データ)
  2020年度: 91.4%(平均合格率)
  2018年度: 89.9%
  2015年度: 86.9% 

 ・累計受験者数
  30,888名(2021年3月31日時点)

※参考データ
・累計合格率 
 HTML5:89.9%
・平成27年度試験結果(合格率)
 HTML4.01版:82.6%
 XHTML1.0版:83.8%
 HTML5.0版:86.9%

受験対策・学習法ほか

Webクリエイター能力認定試験は、この業界で最も受験者数が多い資格試験(年間受験者数:15,000人以上)ですが、試験の主な特徴は、
(1)初心者でもWebサイトが体系的に把握できる。
(2)HTMLソースを見て、まねをしながら勉強するうちにウェブサイトが1つ作れる。
(3)ソースをまねながら勉強することに面白みを感じ、初心者でも拒否反応が少ない。
などが挙げられますが、さらに試験を突破することで最短で自分自身でWebサイトが作れるようになり、その結果、技術の習得や職務遂行能力のアップなど実務におけるスキルレベルを具体的に証明してくれることになり、自分自身の成長にもつながります。

「Webクリエイター」になるための代表的な資格・試験にはつぎのようなものがあります。
・Webクリエイター能力認定試験
・ウェブデザイン技能検定
・HTML5プロフェッショナル認定資格
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・Illustratorクリエイター能力認定試験
・アドビ認定エキスパート
これらの試験にはそれぞれ特徴があります。Webに関する知識を全般的に勉強したいときには、「ウェブデザイン技能検定」か「Webクリエイター能力認定試験」がいいでしょう。また、HTMLや、CSS,JavaScriptなどのコーディングを深く勉強するのには「HTML5プロフェッショナル認定資格」。デザインソフトのスキルを身につけたいときには「Photoshopクリエイター能力認定試験」、「Illustratorクリエイター能力認定試験」、「アドビ認定エキスパート」の取得が効果的です。ただ、WebクリエイターになるためにWebデザイナー資格の勉強は、絶対必要というわけではありませんが、習得しておくとWebデザインやコーディングの知識がさらに強化されます。またスキルアップやキャリヤパスなどの意味から考えると、勉強や受験する順序は、「Webクリエイター能力認定試験」→「HTML5プロフェッショナル認定試験」の方が理解もしやすく正解でしょう。

難易度面で上記の試験を比較すると、ウェブデザイン技能検定1級、HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル2、アドビ認定エキスパートの難易度が一番高いでしょう。3級やスタンダードレベルはどの資格も難易度は高くありません。また、これらクリエイター系の資格だけで就職はなかなか難しいと思います。Web系の仕事を目指すためには、できればアプリケーション+CGIやPHPができると幅が広がりベストの選択になるでしょう。

受験資格

なし。誰でも受験できます。

 

試験方式

●スタンダード(実技のみ)
・出題形式
 問題データ及び素材データに基づき、問題文の指示に従って編集を行い、回答データを提出する
・出題数(実技)
 1テーマ(4ページ程度のHTMLとCSSの作成)
・試験時間
 実技問題:テキストエディター使用70分/Webページ作成ソフト使用60分
・合格基準
 実技問題の得点率65%以上

●エキスパート(実技と知識)
・出題形式
 問題データ及び素材データに基づき、問題文の指示に従って編集を行い、回答データを提出する
・出題数(実技)
 1テーマ(基本ページ1ページと5ページ程度のHTMLとCSSの作成、JavaScriptの対応、レスポンシブデザインの対応)
・出題数(知識)
 20問(デザインカンプによる設問15問、文書による設問5問)
・試験時間
 知識問題:20分  
 実技問題:テキストエディター使用110分/Webページ作成ソフト使用90分
・合格基準
 知識問題と実技問題の合格得点率65%以上
※テキストエディターとしてWindowsの「メモ帳」と、Macの「テキストエディット」だけが推奨されています。それ以外のソフトはWebページ作成ソフトを使って受験することを求めています。

試験科目

●出題内容
 (実技)
 ・スタンダード
   HTML5の変換、HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示
 ・エキスパート
   HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示、JavaScriptの読込
 (知識)
 ・エキスパート
  Webサイトに関する知識

●出題範囲
 ・Web言語としてのHTMLとCSS
 ・技法・カラー、文字装飾、ビジュアルデザイン、画像加工などによるWebデザイン技術
 ・ドメイン・リンク・ユーザビリティ・アクセシビリティなどのWebページの基礎
 ・ファイルの取り扱い、ブラウザー、テキスト・ソースの扱いを含む制作環境管理
 ・レイアウトと構成を中心とするサイト設計
 ・オブジェクト・コントロール
 ・テーブル・フォームの定義
※これらの項目は知識・実技どちらの試験にも関係しています。

スケジュール

●個人受験の場合(随時試験)
 ・主催者が設営する試験会場に於いて随時試験を受ける形式です。
 ・全国で開催され、専門学校、語学教室などが会場として選ばれています。
 ・受験の申し込みや受験料の納入は各会場へ直接行います。
※試験日時については、随時試験を実施する最寄の各試験会場に問合せください。
※随時試験を実施する会場は、「随時試験受験会場検索」ページにて、都道府県名・試験・バージョン・実施級を指定して選んでください。
出題形式・認定基準・出題範囲・受験料について事前に確認ください。

試験会場

・随時試験を実施する会場は、「受験会場検索」ページにて検索して選ぶ。

受験料

・エキスパート:7,300円(税込)
・スタンダード:5,700円(税込)

問い合わせ先

サーティファイ認定試験事務局   http://www.sikaku.gr.jp/
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
TEL:0120-031-749  FAX:0120-031-750  
E-mail:info@certify.jp

 

 

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