資格名

太陽光発電アドバイザー

資格の種類

民間資格 

主催者

特定非営利活動法人日本住宅性能検査協会

資格試験の概要

「太陽光発電アドバイザー」は、特定非営利活動法人 日本住宅性能協会が認定する民間資格です。東日本大震災以降、自然再生可能エネルギーに高い注目が集まり需要が急速に増加しているのが太陽光発電です。しかし、需要の増加に伴い、発電システムの購入・設置・運用のそれぞれの段階において、経済的・技術的な問題や、法律・行政上の問題など様々な要素が複雑に絡んで消費者とのトラブルも数多く発生しています。そのような背景の元、設置など技術的なことから法律、行政上の諸問題などを解決し、消費者の相談に応える「太陽光発電アドバイザー」が誕生しました。

太陽光発電アドバイザー試験は、太陽光発電システムの導入に関して生じる諸問題について、消費者の相談に応えることのできる専門的知識を有することを客観的に認定する制度です。
太陽光発電アドバイザー試験の合格者で、太陽光発電アドバイザーとしての行動準則を承認された方は、日本住宅性能検査協会に「太陽光発電アドバイザー」として正式に登録できますまた、登録者には協会より認定太陽光発電アドバイザーとしての認定証が発行されます。

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太陽光発電の知識を有していることの証としてアドバイザーの資格を取得すれば、信頼できる営業マンとして活躍できるため、ハウスメーカーやガスメーカー、公務員、金融関係等では、自分の担当分野の知識と融合して活用するために多くの方が受験しているようです。特に、宅建士や建築士、マンション管理士、行政書士、ファイナンシャルプランナー等の資格を所有されている方には、これまでの業務範囲を拡大させる切り口として有用であることは間違いありません。
※この資格の登録の有効期間は5年間です。5年毎に更新が必要となります。
更新には所定の講習をWeb又はDVDで受講した上で、改めて太陽光発電アドバイザーの行動準則を承認すれば更新ができます。また認定証も更新されます。

◆太陽光アドバイザー資格関連ニュース 
・当協会の認定する太陽光発電アドバイザー及び再エネアドバイザー資格が、 それぞれの専門分野での日本不動産仲裁機構ADRセンター (法務大臣認証裁判外紛争解決機関) 調停員候補者の基礎資格として認定されました。-2017.3月-

合格率・資格難易度

難易度 
  「C」  やや易

【資格の難易度レベル】
この資格は難易度もそれほど高くなく、まじめに根気よく勉強をすれば公式テキストだけの学習でも十分に合格を狙えますので、効率よく勉強する方法(学習方法・教材)を考えねばなりません。
科目面では、住宅や建築、太陽光設置などに関する経験がない場合は、太陽光発電システムの設置に関連する問題だけは十分に勉強しておかねばならないと思います。
その中でも、建築基準法など住宅関連の法律や、国・自治体の補助金制度、税金関連の法律(法人税・所得税)などは複数の法律と関連するため、最新知識をテキストその他の方法で十分に勉強して理解しておきましょう。合格の基準は50点満点中35点以上を獲得できれば、ほぼ合格の可能性が高いです。

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●合格率  
  平成26年第5回太陽光発電アドバイザー試験結果
    受験者数 1,507名 合格者数 886名 合格率 58.8%
   ⇒平成27年以降試験結果情報が非公開になっています。

※参考データ
・平成25年第4回太陽光発電アドバイザー試験結果 
  受験者数 1,548名 合格者数 782名 合格率 50.5%
・平成24年第3回太陽光発電アドバイザー試験結果 
  受験者数 1,301名 合格者数 676名 合格率 52.0%
・平成23年第2回太陽光発電アドバイザー試験結果 
  受験者数 1,548名 合格者数 782名 合格率 50.5%
・平成22年第1回太陽光発電アドバイザー試験結果 
  受験者数 1,507名 合格者数 886名 合格率 58.8%



受験対策・学習法ほか

この試験は、試験科目(上記8項目)に関する専門的知識を有するかどうかの判定を基準として試験が実施されますので、事前に必ず「改訂版 太陽光発電アドバイザー試験公式テキスト」や、「改訂版 太陽光発電アドバイザー試験対策問題集」で勉強しておくことが必要です。
受験対策は、太陽光発電アドバイザーの認定団体から出版されている公式テキストや問題集を使っての独学が一般的です。実務経験や基礎知識がある人なら、公式テキストと問題集使って40~50時間程度あれば合格ラインに到達できるレベルの試験です。また太陽光発電システムの構造と法的分野の出題が必ずあります。

住宅用太陽光発電システムの導入が2012年に累計導入数で100万を突破し、2030年には1,000万戸を超えたと言われていますが、一方で新しい産業であるがために、知識不足などの問題で販売に関するトラブルも増加しています。こういう状況の時に太陽光発電アドバイザーとして、知識レベルについて第三者の認定を受けていることは、消費者に対する大きな信頼につながることになります。環境問題という社会的意義のある分野に興味があり、そういう領域で働きたい方や住宅関係等で営業・設計などの仕事をされている方やその種の仕事を希望されている方には向いた仕事だと思います。

なお、太陽光発電システムを取り扱う可能性のある資格として、「宅建士」、「建築士」、「ファイナンシャルプランナー」などがあげられますが、これらの資格保有者には、仕事面で太陽光発電アドバイザー資格の取得が資格の相乗効果として効果を発揮する場面が出てくることが期待できます。

受験資格

特になし(誰でも受験できます)

試験方式

・CBTによる四肢択一方式
・出題:50問/試験時間90分

・合格基準は、6~7割(50点満点で31点~35点)の正解率が必要です。

試験科目

太陽光発電アドバイザー試験は、以下の内容に関して専門的知識を有するかどうかの判定を基準として試験が実施されます。尚、出題される法令は、平成26年4月1日現在施行のものとなります。

(1)太陽光発電の社会環境に関すること
 地球温暖化、枯渇性エネルギー、再生可能エネルギー、新エネルギー等
(2)太陽光発電システムの概要、原理・技術に関すること
 太陽光発電の特徴、市場動向、太陽光発電システムの構造・種類太陽電池の構造・種類、等
(3)太陽光発電システムの導入に関する法令に関すること
 契約時において関係する法律関係(民法の契約・瑕疵担保責任・建物区分所有法・消費者契約法・特定商取引法・製造物責任法等)
 設置・施工時に関係する法律関係(建築基準法・電気事業法・労働安全衛生法等)アフターフォロー等
(4)太陽光発電システム導入の支援施策、資金調達に関すること
 補助金制度、買取制度、太陽光発電に関する施策の概要
 太陽光発電システムの導入に関する資金調達、グリーン証書等
(5)太陽光発電システムの設置基準に関すること
 住宅用太陽光発電システム設計施工指針・・系統連系技術要件ガイドライン
 太陽光発電システムの設置環境と発電量に対する影響等
(6)太陽光発電システム導入に関しての屋根、建築構造、設備に関すること
 屋根に関する基礎知識(役割、形状、構造、勾配、各部の名称、部材等)
 屋根材の種類・特徴
 建築物の構造の概要等
(7)現場調査・安全管理に関すること
 現場調査(実施方法・注意点・携行するもの等)、屋根の現場調査
 付帯工事(電気関連工事・屋根裏補強工事等)
 安全管理(安全な装備、作業の安全等)
(8)その他太陽光発電システムの導入における実務に関すること
 システム導入の手順、システム導入時における注意点、システムの販売、設置をめぐるトラブル
 電気に関する基礎知識等

スケジュール

●試験申込み:随時
●試験実施:随時(年末年始を除く)

・受験申込受付
(株)CBTソリューションズのHPから申し込みください。
https://cbt-s.com/examinee/examination/tha.html

・合格発表
  即時発表
※合格者には、試験実施月の翌月末に合格証および登録案内を郵送。

試験会場

全国200か所のCBT試験会場

受験料

8800円    
※登録手数料 13,000円

問い合わせ先

NPO法人日本住宅性能検査協会 03-5847-8235   
NPO法人日本住宅性能検査協会
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-11-5 吉泉ビル2F 
Mail: info@nichijuken.org
TEL:03(5847)8235  FAX:03(5847)8236

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