資格名 | マルチメディア検定 |
資格の種類 | 民間資格 |
主催者 | 財団法人画像情報教育振興協会(CG-ART協会) |
資格の概要 | マルチメディア検定は専門的な知識ではなく、コンピュータや周辺機器、インターネット、ディジタルコンテンツの制作関連など、マルチメディアの社会に関する幅広い知識と技能を評価する検定試験です。基本的には、ビジネスで使われる「IT知識」の習得を評価する試験であるため、試験の対象には、これから社会人になる学生の方や日常業務でPCやインターネットを利用する方、またIT分野に携わる方などを想定しています。尚、試験の種類は、エキスパートとベーシックがあります。具体的には、ベーシックは基礎知識の理解度を、エキスパートでは専門知識の理解と知識を活用する能力をはかります。
尚、CG-ARTS協会が主催する検定試験は、この「マルチメディア検定」以外に、「WEBデザイナー検定」、「CGエンジニア検定」、「画像処理エンジニア検定」、「CGクリエイター検定」があります。これらの試験には、これまでに51万人の人が受験し、22万人の合格者が輩出されました。
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試験の合格率・難易度 | ●難易度
エキスパート 「B」 普通
ベーシック 「C」 やや易
【資格の難易度レベル】
ベーシックレベルの場合は、合格率は6割を超え2~3ヶ月程度の学習で短期合格も十分に可能なレベルですが、エキスパートになると、かなり難易度が高くなります。過去問題集で出題傾向を知って、テキストを主体とした知識を十分に習得し、過去問題集で出題傾向を把握することでポイントをついた受験学習で対応することが大事です。
同じCG-ARTS検定の中のwebデザイナー検定やCGクリエイター検定のエキスパートで比較した場合、webデザイナー検定やCGクリエイター検定はマルチメディア検定と比べて、かなり専門的な内容の問題も多く、マルチメディア検定より難易度は高いと判断できます。
従って、このレベルなら市販の教材を使って独学で突破することも可能ですが、不安な方は認可を受けた学習講座に申し込むこともできます。
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●合格率
2020年度マルチメディア検定(後期試験)結果
ベーシック 応募者数1,608名 合格率74.3%
エキスパート 応募者数640名 合格率20.9%
※参考データ
・2019年度マルチメディア検定(前期試験)結果
ベーシック 応募者数749名 合格率65.3%
エキスパート 応募者数640名 合格率25.0%
・2018年度マルチメディア検定(後期試験)結果
ベーシック 応募者数1,180名 合格率61.0%
エキスパート 応募者数379名 合格率30.4%
・2016年度マルチメディア検定(後期試験)結果
ベーシック 応募者数1,094名 合格率83.0%
エキスパート 応募者数571名 合格率23.6%
・2016年度マルチメディア検定(前期試験)結果
ベーシック 応募者数782名 合格率75.1%
エキスパート 応募者数555名 合格率34.1% |
試験の内容・勉強法 | 「マルチメディア検定」は、コンピュータやインターネットを使った、デジタル情報による、 コミュニケーションに必要な知識と技能、 スキルアップ、考え方などを評価する検定試験で、マルチメディア全般にわたるスキルが求められます。特に、ITを駆使することを求めるビジネスマンには、取得しておきたい資格の一つです。
エキスパートでは、マルチメディアを用いたネットワーク技術やコミュニケーション技術、プレゼンテーション技術について専門的な理解と、それらの知識をWebサイトやシステム、製品開発のビジネスに応用する能力が問われます。
主体は、・情報をわかりやすく表現するためのデザインの考え方や技法 ・画像、映像、テキスト、サウンドなどの技術 ・マルチメディアを実際に使うためのシステム ・著作権など、マルチメディアと社会の関わり、の4つの面になります。
また、ベーシックでは、マルチメディアの扱い方とインターネットを用いたコミュニケーション技術に関する基礎的な理解、またそれらの知識を生活の場面で利用する能力などが問われます。
この検定試験は、マルチメディアコンテンツの企画や、制作会社を目指す人、またSOHOなどで独立を目指す人にはスキルの確認と証明になりますが、 IT基礎知識修得のための資格の域を出ず、この資格のみで就職を決めることは難しいでしょう。就職すれば役立つと思われるのは、ゲームメーカー、ソフトウェアメーカー、コンテンツ制作会社、コンピュータメーカー、Web制作会社などでしょう。 |
試験日程 | ●試験実施:年2回
(前期)7月中旬 ・(後期)11月下旬
●申込期間:
(前期)4月上旬~6月上旬 ・(後期)9月上旬~10月下旬
2022年度(前期・後期)マルチメディア検定試験日程 |
受験資格 | 制限なし 誰でも受験可能です。 |
試験会場 | 全国の主要都市 20都道府県
※受験会場の正式な発表は受験票の発送で知らせています。 |
受験費用 | ・エキスパート 6,600円(税込み)
・ベーシック 5,500円(税込み)
※ほかの試験との併願受験例と試験時間・受験料
(注)1日で最大4検定まで受験することができます。
(希望に応じ自由な組み合わせで受験できます。) |
試験方式 | ・エキスパート
マークシート方式 試験時間 80分/ 問題10問
・ベーシック
マークシート方式 試験時間 60分/ 問題10問
※併願受験の場合、組み合わせによって決まっています。
・合格基準
エキスパート、ベーシックともに、100点満点中、おおよそ70点以上で合格となります。
※エキスパート、ベーシックは、どちらも特に受験資格はありませんので、初めての受験でもエキスパートを受験することは可能です。
※CG-ARTS協会が主催する検定試験は、1日最大4種類まで併願でき、希望する職種や知識・技能の習得度に応じて自由に組み合わせて受験できます。 |
試験科目 | 出題範囲は、コンピュータや周辺機器、インターネット、ディジタルコンテンツ、携帯端末、知的財産権、マルチメディアの社会応用などに関する幅広い分野になります。
●エキスパート
・マルチメディアの基礎 ・メディアの処理技術 ・コンピュータとインターネット ・コンテンツ制作とプログラミング
・Webサイトの構築と運用 ・生活を豊かにする道具 ・インターネットの応用 ・マルチメディアとIT社会
●ベーシック
・マルチメディアの特徴 ・マルチメディアの中核をなすパーソナルコンピュータ ・コンテンツ制作のためのメディア処理 ・新たなインフラとなったインターネット ・インターネットで提供されるサービス ・急速に伸びるインターネットビジネス ・マルチメディア端末へと進化する携帯電話 ・家庭のマルチメディア化 ・日常生活に広がるマルチメディア
・ネットワークセキュリティと著作権
※出題内容は、情報をわかりやすく伝えるための表現技法やWebサイトなどのヒューマンインターフェースのデザイン、CG・画像処理・映像編集・サウンドなどの基礎知識、ハード・ソフト・周辺機器の知識、さらに、通信・ネットワーク、マルチメディア社会など多岐にわたります。 |
試験関連情報 | |
問い合わせ先 | CG-ARTS協会検定実施センター http://www.cgarts.or.jp/kentei/
電話:03-3535-3501 受付時間:9時30分~17時30分(土日祝日を除く) |
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教材(テキスト・参考書) | マルチメディア検定試験対策教材
【マルチメディア検定 おすすめ教材】
・実践マルチメディア[改訂新版]
・入門マルチメディア[改訂新版]
・マルチメディア検定エキスパート・ベーシック公式問題集[改訂第三版] |
教材(過去問・問題集) | ・2018年後期CG-ARTSベーシック問題
・2018年後期CG-ARTSエキスパート問題
・2019年前期CG-ARTSエキスパート問題
・2019年前期CG-ARTSベーシック問題 |
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