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資格名 | 不動産鑑定士 |
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資格の種類 | 国家資格 |
主催者 | 国土交通省 |
資格の概要 | 不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格であり、土地価格や周辺交通等の環境面や、土地や建物に関連する法律面の諸条件を考慮して、住宅やマンションといった不動産価値の鑑定をおこない、適正価格を決定する専門家です。また、不動産鑑定評価は不動産鑑定士の独占業務であり、不動産鑑定士以外の者が不動産の鑑定評価を行うことは法律で禁じられています。 不動産鑑定士となるためには国土交通省土地鑑定委員会が実施する国家試験に合格しなければなりません。試験は、短答式試験及び論文式試験の2回の試験が行われます。短答式試験に合格した場合、以後2年間の短答式試験が免除され論文式試験を受けることができます。 国家試験合格後、国土交通大臣の登録を受けた実務修習機関(公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会)が主催する「実務修習」を受けることができます。実務修習期間は、1年、2年、3年の3種類(コース)があります。 不動産鑑定士の資格を取得後、主な勤務先としては不動産鑑定事務所や不動産業界、その他信託銀行などもあります。また、年収はピンキリですが、独立後は比較的高収入を得ている人が多い資格のひとつであることは間違いありません。尚、不動産の鑑定評価に関する法律の改正により、不動産鑑定士補の資格は廃止されています。
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試験の合格率・難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ
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試験の内容・勉強法 | 不動産鑑定士試験の論文試験に対応するためには、膨大な量の専門的知識が必要です。この専門的知識を独学で習得するのは容易でありませんので、実績ある予備校で試験範囲を絞ってもらい、難解な専門的知識をわかり易く教えてもらうのがベストな方法です。 合格するには、長期にわたって勉強に専念できる環境が必要なため仕事を辞めて専門学校に通い受験する人が多いようです。また、試験に合格しても、試験合格後に実施される実務修習期間から資格取得まで、最短でも1年半程度はかかるため、不動産鑑定士試験の勉強期間や受験期間まで含めると、費やす時間は数年越しにも渡ることになり、資格取得まですべてに難しい資格です。 不動産鑑定士は、企業や個人からの鑑定依頼のほか、国や自治体からの仕事も委託されるため、安定した収入が見込めます。また、独立開業することも可能です。後も安定した需要が見込まれる将来性のある資格です。今後10年以内くらいに不動産鑑定業界は人手不足になる可能性があります。それは、現在、主力となり活躍されている60代の不動産鑑定士が徐々に引退される年齢に差し掛かっているためです。一方で、不動産鑑定士は試験に合格したら直ぐに開業できる資格ではありませんので、これから数年以内に合格して10年後に独立というような長期的な展望を持てる方にとっては有望な資格と言えるでしょう。 |
試験日程 | ・願書配布・受験申込み受付期間:2月下旬~3月上旬の約2週間 令和6年不動産鑑定士試験日程 |
受験資格 | ●短答式試験:年齢・学歴・国籍・実務経験に関係なく、誰でも受験できます。 |
試験会場 | ・短答式試験 |
受験費用 | ・書面申請 13,000円(収入印紙) |
試験方式 | 試験は筆記で行われます。(各試験とも共通) ※短答式試験に合格した人は、その合格した年の論文式試験で不合格となった場合でも、合格した短答式試験の合格発表日から2年以内に行われる短答式試験が申請により免除になります。 |
試験科目 | ●短答式試験(科目) ●論文式試験(科目) |
試験関連情報 | 【資格の難易度情報】 |
問い合わせ先 | ・日本不動産鑑定協会 http://www.fudousan-kanteishi.or.jp/ ・国土交通省 土地・水資源局地価調査課 |
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