平成30年12月8日、参議院本会議において「建築士法の一部を改正する法律案」が可決・成立され、改正建築士法の施行が決まり、建築士試験の受験要件である実務経験が、免許登録要件に改定されることとなりました。
年が明けて、その改正建築士法の施行が2020年3月1日に迫ってきました。改正建築法では建築士人材を継続的かつ安定的に確保するため、建築士試験の受験資格を改めること等により、建築士試験の受験機会が拡大されます。
令和2年から実務経験は免許登録要件となり、原則として、試験の前後にかかわらず、免許登録の際までに積んでいればよいこととなりました。さらに、改正建築士法の施行(令和2年3月1日)に併せ、実務経験の対象実務の拡大等の法改正の趣旨に応じた見直しが行われました。以下、新しい建築士制度の概要についてまとめました。

(1)建築士試験の受験資格の見直し
建築士試験を受験する際の要件であった実務の経験について、免許登録の際の要件に改めることにより、原則として、試験の前後にかかわらず、免許登録の際までに積んでいればよいこととなりました。

(2)建築士資格に係る実務経験の対象実務の見直し
近年の建築士を巡る環境変化を踏まえ、対象実務の考え方について、「建築物を調査・評価する」業務が追加されるとともに、対象実務が拡大されました。今回の見直しにより追加された実務を施行日(令和2年3月1日)前に行っていたとしても、実務経験としてカウントできません。施行日(令和2年3月1日)以後に行われた実務から実務経験年数にカウントされます。

(3)学科試験免除の仕組みの見直し
学科試験免除の仕組みについて、学科試験に合格した建築士試験に引き続いて行われる4回の建築士試験のうち2回(学科試験に合格した建築士試験の設計製図試験を欠席する場合は3回)について学科試験を免除するよう見直されました。
改正前の学科試験に合格した者には従前の規定が適用され、見直しの内容は令和2年学科試験合格者から適用されます。

 詳しい内容は建築士試験の受験資格が変わります!」を参照ください。

    公益財団法人建築技術教育普及センター公式サイトから引用