動物病院で獣医師を補助する動物看護師を国家資格とする「愛玩動物看護師法」が5月1日に施行されます。
初回試験は2023年2月の予定で、創設される国家資格の名称は「愛玩動物看護師」。「愛玩」ということが明記されており、業務の対象は愛玩動物(犬や猫などペットとして飼育される動物)だけになります。
資格創設の目的は、近年のペットブームに伴い、動物病院で、より質の高い医療を提供することが狙いとされており、資格を取得すれば、動物看護師が従来できなかった採血や投薬、採尿など、さらにはマイクロチップの埋め込みといった従来できなかった医療行為が可能となるようです。
推計によると、21年の犬猫の飼育数は全国で計約1600万匹と、同年の15歳未満の子どもを上回り、ペットにも人間同様、高度な医療を求める飼い主の思いは高まっています。

受験資格は、大学や専門学校で動物看護の技術や知識を学ぶことで得られます。一方、現役の動物看護師については経過措置として実務経験5年以上の人を対象に、27年4月末までに予備試験に合格することなどで受験資格が与えられます。
今後のスケジュールは
 ・2022年5月1日   法律の施行
 ・2023年2月末~3月 第1回動物看護師国家試験開催

           農林水産省公式サイトから引用