国土交通省は現在、建設工事に従事する技術者の技術向上を目的として、建設業法第27条の規定に基づいて技術検定を行っています。
その建設業法27条改正法が令和元年6月5日に可決・成立、12日に公布されました。2020年中にはおおむね施行される予定で、技術検定が見直しされます。

施工管理技士の技術検定制度が変わる】
●現在
・1級・2級ともに学科試験を受け、合格後実地試験を受け、両方ともに合格すれば正式に1級技士・2級技士の称号が与えられています。

●改正後
・監理技術者を補佐する役職で「技士補」の資格を創設する。
※現状の人手不足の中、資格を取得しやすくなることで、請け負える現場数を維持・増加できることになる。

新設される「技士補」(監理技術者)とは】
・職務
施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び工事の施工に従事する者の指導監督。監理技術者は下請負人を適切に指導、監督するという総合的な役割を担うため、主任技術者に比べ、より厳しい資格や経験が求められます。
・資格要件
一級建築士、1級建設機械施工技士、1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士、1級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士、1級造園施工管理技士などの国家資格が必要です。
・改正後の試験内容
1級・2級とも、施工技術のうち、基礎となる知識・能力があるかを判定する「第一次検定」に合格すれば、「技士補」の資格が与えられます。次に施工技術のうち実務経験に基づいた技術管理や指導監督に係る知識や能力があるかを判定する「第二次検定」に合格すれば1級・2級技士が付与されます。
※国土交通省は法改正にあわせて、さらなる技術検定制度の再編も検討しています。現在、2級第二次検定合格者は、1級第一次検定を受験するにあたり、1級相当の実務経験を不要とすることを考えているとも言われています。

詳しい内容は、国土交通省「技術検定制度の見直しについて」を参照ください。

  国土交通省公式サイトから引用