法科大学院改革の関連法が19日の参院本会議で可決、成立しました。
大学法学部3年と法科大学院2年の計5年で修了できる「法曹コース」の創設が柱で、法科大学院在学中の司法試験受験も可能になります。大学入学から法曹資格を得るまでの最短期間が現行の8年弱から6年に縮まることで、時間や学費の負担を減らし、志願者数が低迷する法科大学院の立て直しを図ることになります。

法曹コースは2020年度から設置が始まります。定員は各法科大学院の入学定員の半分が上限。大学2年からの履修が基本で、現在の1年生が最初の対象になります。法曹コース生は法科大学院の基本科目も前倒しで学び、3年で大学を卒業。法科大学院の「法学既修者コース」(2年)に入学します。新制度では、法科大学院在学中に「修了見込み」で司法試験を受けることも認められます。

※法科大学院は2004年度に発足、ピーク時で74校が創設されていました。しかし、修了者の司法試験の合格率の低迷などで入学志願者は減少、廃止や募集停止が相次ぎ、20年度以降も募集を続けるのは35校に減っています。他方、法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格を得られる「予備試験」は法曹への最短コースと化し、出願者が年々増えました。2018年の予備試験組の司法試験合格率は77.6%で、法科大学院修了者の24.7%を大きく上回りました。

※(参考)法曹養成新コース創設。法案を閣議決定