一般社団法人 公認心理師の会は、心理職の国家資格である「公認心理師」のスキルアップとキャリアアップのために、分野別の「専門公認心理師」の資格を認定する制度を開始する予定であることを発表しました。

一般社団法人 公認心理師の会は、公認心理師の方々に向けた研修制度を整備してきましたが、このたび、国民の心の健康増進ならびに公認心理師のスキルアップとキャリアアップのために、分野別の「専門公認心理師」の資格を認定する制度を創設することを決定しました。概要は以下の通りです。

◆資格の名称
 公認心理師の実践分野を代表する5分野に応じて、6つの専門公認心理師の資格を認定します。
 一般社団法人 公認心理師の会 認定 医療専門公認心理師
 一般社団法人 公認心理師の会 認定 福祉専門公認心理師
 一般社団法人 公認心理師の会 認定 教育専門公認心理師
 一般社団法人 公認心理師の会 認定 司法・犯罪専門公認心理師
 一般社団法人 公認心理師の会 認定 嗜癖専門公認心理師
 一般社団法人 公認心理師の会 認定 産業・労働専門公認心理師
◆資格の対象
 本会の専門公認心理師資格を申請できるのは本会の会員とします。
 なお、会員になるためには公認心理師の資格登録者であることが必要です。
◆審査について
 コンピテンスリストに記載された項目ごとに、
 (1)本会が主催する研修会への参加、
 (2)他団体による研修会のうち本会が認定したものへの参加、
 (3)推薦書などによって申請していただきます。この申請書にもとづいて認定の審査をおこないます。
 本会による審査を経て合格が決定した方に対して合格認定を交付します。
 合格者は資格登録料を支払い、専門公認心理師として登録されます。
◆資格の更新について
 資格は5年ごとに更新します。更新には、定められた必要な条件を満たす必要があります。

※本会が推奨する公認心理師の理念について、各分野のコンピテンスリストおよび5分野横断の共通コンピテンスリストとして具体化した内容と認定方法の詳細が後日発表されます。

  一般社団法人 公認心理師の会公式サイトから引用