厚生労働省のまとめによると、今年度の介護支援専門員の実務研修受講試験 受験者数は全国で49,312人。昨年度の受験者数は131,560人だったので、実に82,248人の減で昨年度の37.5%にとどまり、一気に6割強も少なくなった。

最大の要因は受験資格の厳格化。これまでは5年以上の経験を持つ2級ヘルパーなども受験資格として認められたが、ケアマネの質や専門性を高める観点から厚労省が2014年度にルールを改正、介護福祉士や社会福祉士、看護師、医師といった法定資格の保有者、生活相談員、相談支援専門員など(いずれも5年以上の経験が必要)に限定する内容で、3年間の経過期間を経て今回(第21回試験)から適用された。
(参考)
第20回介護支援専門員実務研修受講試験 受験者数(平成29年10月8日試験) 
第21回介護支援専門員実務研修受講試験 受験者数(平成30年10月14日試験)

介護支援専門員(ケアマネージャー)は、このように受験者数が減少しているのと同時に合格者数も減っており、結果としてなり手が減少しています。受験に必須となる研修時間が増えたことなどで、受験資格を持つ人が減った、ということもありますが、その背景に資格をとっても待遇に見合わず、苦しい思いだけをしなければならないというケアマネジャーの過酷な労働環境があります。ケアマネジャーになる人が減れば、既に現役で活躍されている方への負担がさらに大きくのしかかり、そのことが原因して介護の質がさらに低下してしまうことが懸念されます。

    厚生労働省政策サイトから引用

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