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真に価値ある目標は、勇敢に取り組まなけれ ば成就できるものではない。人間の成長はひとえに、困難と闘おうとする意志の力、すなわち努力いかんにかかっている。一見不可能と思われることの多くが、 努力によって可能となるのを見るにつけ、われわれは大きな驚きを禁じ得ない。
                                                               サミュエル・スマイルズ著 「自助論」


受験勉強を「効率的」、且つ「効果的」に進めるための3つのポイント 


  平成の「資格王」といわれたK氏は著書の中で、「資格取得のための学習法」について、『・・・・難易度の高い資格の合格を勝ち取るためには長く苦しい受験勉強を乗り越えて行かなければなりません。遊びに行くこともままならない受験生活はやはり早く終わらせたいものです。これは誰にも共通の想いであるはずです。だから、こういった苦しい受験学習は目的に向かって、できる限り「効率的に」、且つ「効果的に」進めなければ、学習者本人だけでなく、それを支えてくれる家族やその生活にまでが影響を受けるといっても過言でないと思います。・・・・・』 と言っています。

K氏の言う通り、苦痛を伴う長期の受験勉強は、早期に目標を達成し、できるだけ早く終わらせたいのが、受験者本人、家族だけでなく、関係者みんなの一致した想いであるはずです。そのためには学習を「効率的に」且つ、「効果的に」するための「効率的、且つ効果的な学習のポイント」を知っておかなければなりません。
そのポイントは3つあると思っています。
 
ポイント 1 第1のポイントは、「理解」と「記憶」は別物であることを理解し、認識することです。
通常の文庫本の1ページには約500文字くらいの文字数が書いてありますが、一般に、人が普通に1ページを読んだ後にどのくらいその内容を覚えていると思いますか。
データによると、10単語以上書き出せた人間はかなり記憶力がいいということです。「私ならもっと覚えている」と思われる方は、一度やってみてください。意外に覚えていないものなのです。このことからもテキストを読んで講義を聴いて、なるほどと理解したからと言ってその情報を記憶しているという訳ではないということは事実ですが、ただ、もともと理解できないのに記憶することは、もう一層難しいことです。

理解していても記憶してなければ、その情報は使いものになりません。そこで何度も何度もテキストや講義の内容を読み込むことによって初めてその情報は生きてくることになります。「理解」や「記憶」には深さがあり、その深さによって記憶した情報の利用価値や応用力に違いが出てきます。テキストや講義の内容の読み込みが足りなければ曖昧な記憶が多くなり、特に応用問題などの思考型の問題には対処することができなくなります。
   
ポイント 2 第2のポイントは、情報を「効率よく確実に早く記憶していく方法」を知ることです。
まず「記憶のシステム」についてですが、眼から入力された情報は、まずごく短い時間に感覚貯蔵庫に格納され、次に短期記憶の倉庫に、そして最後に長期記憶の倉庫に格納されます。その間には整理係がいて、入ってきた情報を処理していくのですが、その仕事ぶりは気まぐれで、違った倉庫にその情報を送ってしまうことがあるため、覚えているはずなのに思い出せないといった現象が起きることがあります。
また入ってきた情報は、時間とともに変化していくもので、時間が経てば経つほど記憶は薄れていってしまうことは誰でもが経験で分かっていることだと思います。記憶を定着させるために何度も何度もテキストや講義の内容を読み込むことはそういった記憶の性質を経験で分かっているために誰でもが行っている勉強法です。

それなら、その1回あたりの情報の定着率をよくすることができれば勉強時間を短縮することができるということになります。そこで、このポイント2のテーマは時間による記憶の変化を考え、入力した情報をファイル化しようということなのです。
一般に、普通にテキストを読んだ場合と、テキストを読んだすぐ後にその内容を頭に中で繰り返すことをした場合とでは、記憶の定着が大きく変わってくることが分かっています。
実際のやり方としては、項目ごとにその章の題名も含めてザーッと頭の中で繰り返すように思い出すようにします。最初はあまりよく思い出せないかも知れませんが、慣れてくると結構、その内容を鮮明に思い出せるようになってきます。
入力した情報は繰り返すことで1つのファイルとして記憶に定着しやすくなり、第3のポイントである記憶にインデックスを付け、その記憶を引き出しやすくすることにつながっていくことになります。
この方法は非常に有効であると思いますが、癖にすることが重要で日常の生活でも何か覚えていようと思う場合には必ず頭の中で繰り返すようにして見ましょう。
   
ポイント 3 第3のポイントは、「記憶のシステムを知る」ということです。
日本人は平均で約10万個もの言葉を自由に使いこなして日常の生活をしています。しかし、自分の名前や住所がどこに記憶されているかを認識できる人はほとんどいないでしょう。芸能人の顔は出てくるのに名前が出てこないので、イライラしたりする経験をするのもこうした人間の記憶システムが原因となっています。日常の生活ではあまり不便を感じない人間の記憶システムですが、試験に関してはもっと考えられた方法で臨んだほうがはるかに合格が近いことになります。

先述のように名前が出てこない場合でも何かのきっかけでハッと思いだしたりすることもあります。これは先述の人間の記憶システムを象徴しているような現象で、考え方によれば記憶された情報もたどる道筋がキチンとしていればその情報を引き出しやすくなるということなのです。
従って、そのたどる道筋を作りながら覚えた記憶は普通に覚えた記憶よりはるかに思い出しやすいということになります。
その道筋をつくるために、記憶にインデックスを付け、その記憶を引き出しやすくするのです。
模擬試験などにおいて、問題を解きながらここはテキストに載っていなかったと思っていたところが、あとでテキストをチェックしてみるとキッチリ載っていて、”そういえば読んでいたなあ、”と悔しい思いをする場合などは、情報を引き出す途中で道筋が途切れていて思い出せなかった典型的な例になります。

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