平成24年度(2012年実施分)国家公務員採用試験
平成24年度(2012年実施分)より、国家公務員採用試験の仕組みが変更されることが、人事院から昨年8月に正式に発表されました。
新試験では、試験区分、試験種、出題科目、受験資格などが変わりますので、特に受験生の方は変更内容をしっかり把握しておくことが大事です。

◆ 新試験制度・変更内容まとめ ◆
1.試験種類の変更
●試験種類は、従来のⅠ種試験、Ⅱ種試験、Ⅲ種試験が廃止され 「総合職試験」と、「一般職試験」、「専門職試験」の3区分に変更になります。
「総合職試験」は国家 I 種に相当、「一般職試験」は国家 II 種および III 種に相当します。また、「専門職試験」は従来の国税専門官や労働基準監督官採用試験などに相当します。


2.総合職試験    「総合職試験」は政策の企画立案に係る高い能力を有するかどうかを重視して行う試験
●総合職試験は「院卒者試験」と「大卒程度試験」に分かれます。それぞれの受験資格と試験区分は下表の通りです。
 受験資格  院卒者試験 30歳未満で大学院修了及び大学院修了見込みの者
※法務区分は、新司法試験の合格者(新司法試験合格者を対象に、秋に採用試験が実施されます
 
大卒程度試験 21歳以上30歳未満の者
※教養区分は20歳の者も受験可
「採用は卒業後」の試験が新設され、民間企業就職との併願組を想定しての措置と考えられます) 
試験区分   院卒者試験 行政、人間科学、工学、数理科学・物理・地球科学、化学・生物・薬学、農業科学・水産、
農業農村工学、森林・自然環境、法務の各分野
 【1次試験】
・基礎能力試験(多枝選択式)
・専門試験(多枝選択式)
  【2次試験】
・専門試験(記述式)
・政策課題討議試験
・人物試験
大卒程度試験 政治・国際、法律、経済、人間科学、工学、数理科学・物理・地球科学、化学・生物・薬学、
農業科学・水産、農業農村工学、森林・自然環境、教養の各分野
  【1次試験】
・基礎能力試験(多枝選択式)
・専門試験(多枝選択式)
  【2次試験】
・専門試験(記述式)
・政策論文試験
・人物試験
 法務区分  【1次試験】
・基礎能力試験(多枝選択式)
 【2次試験】
・政策課題討議試験及び人物試験
 教養区分  【1次試験】
・基礎能力試験(多枝選択式)
        及び総合論文試験(記述式)
 【2次試験】
・政策課題討議試験、企画提案試験(小論文及び口述式)
                             及び人物試験


3.一般職試験
●「大卒程度試験」および「高卒者試験」に分かれます。
受験資格    大卒程度試験 21歳以上30歳未満の者 
高卒者試験 高等学校卒業見込み及び卒業後2年以内の者 
社会人試験  20歳以上40歳未満の者(高卒者試験の受験資格を有する者を除く)  
  試験区分  大卒程度試験 行政、電気・電子・情報、機械、土木、建築、物理、化学、農学、
農業農村工学、林学
 【1次試験】 
・基礎能力試験(多枝選択式)
・専門試験(多枝選択式)
・論文試験[事務系]または専門試験
(記述式)[技術系]
 【2次試験】
・人物試験
高卒者試験 事務、技術、農業、農業土木、林業  【1次試験】
・基礎能力試験(多枝選択式)
・適性試験及び作文試験[事務系]または専門試験(多枝選択式)[技術系]  
 
 【2次試験】
・人物試験
 
社会人試験   事務、技術、農業、農業土木、林業
※採用予定がある場合のみ
※「社会人試験(従来の再チャレンジ試験に相当)」 は、採用予定がある場合にのみ実施されることになりました。


4.専門職試験   特定の行政分野に関係する専門職を採用するための「専門職試験」が新たに設けられました。
   大学卒業程度  高校卒業程度
 試験の種類 皇宮護衛官採用試験(大卒程度試験)
法務省専門職員(人間科学)採用試験
外務省専門職員採用試験
財務専門官採用試験
国税専門官採用試験
食品衛生監視員採用試験
労働基準監督官採用試験
航空管制官採用試験  
皇宮護衛官採用試験(高卒程度試験) 
刑務官採用試験 
入国警備官採用試験 
税務職員採用試験 
航空保安大学校学生採用試験 
海上保安大学校学生採用試験 
海上保安学校学生採用試験
気象大学校学生採用試験 
 受験資格   専門職種の特性を踏まえ、試験ごとに設定
  試験種目 1次試験   基礎能力試験(多枝選択式)  基礎能力試験(多枝選択式)
2次試験  人物試験  人物試験
※皇宮護衛官採用試験(大卒程度)、法務省専門職員(人間科学)採用試験、財務専門官採用試験、食品衛生監視員採用試験 は新設された試験。
※法務省専門職員(人間科学)採用試験については、法務教官、矯正心理専門職、保護観察官も対象となり、従来の法務教官のみから範囲が拡大しました。


5.経験者採用試験   
民間企業等における有為な勤務経験を有する者を係長以上の職へと採用することを目的に必要な府省ごとに経験者採用試験が実施されることになりました。受験資格は、対象となる官職を踏まえ、試験ごとに設定されます。地方公務員では一般化していた「経験者採用」が国家公務員でも実施されることになります。
 試験の種類  必要な府省について、職制段階に応じて設定
 受験資格  対象となる官職を踏まえ、試験ごとに設定
試験種目    1次試験  基礎能力試験(多枝選択式)
 2次試験  人物試験
  ※このほか、対象となる官職を踏まえ、試験ごとに設定   

※各試験における出題分野、解答題数、解答時間等の試験の方法などの具体的内容は、人事院ホームページ等を参照ください。
また、国家公務員に関心のある方は、人事院ホームページの「国家公務員試験採用情報NAVI」 を参照ください。
           
 
 
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