資格名

司法書士

資格の種類国家資格
主催法務省
資格の概要

司法書士の業務については、司法書士法第3条で詳しく規定されていますが、主な業務は登記申請の代理と、訴訟代理業務です。法改正により法務大臣の認定を受けた司法書士は簡易裁判所に限り、弁護士と同様、訴訟代理業務を行うことができるようになりました。司法書士は人の権利を守る仕事ですから、自分の能力を発揮できる大変魅力ある仕事です。

仕事の内容をもう少し詳しく書くと、司法書士は裁判所や検察庁、法務局などに提出する書類を作成し、登記手続きをするのがおもな仕事ですが、その他に、遺言や相続に関する相談や書類作成、代理業務、成年後見業務、供託業務などがあります。以前は、登記や供託などの書類作成業務や手続きの代理業務がメインでありましたが、2003年からは司法書士にも訴訟代理権が与えられ、弁護士と同じように、裁判業務ができるようになり業務に幅が出てきました。

司法書士試験に合格した後、日本司法書士連合会に登録しなければなりません司法書士にはなれません。そして登録後、事務所を置く管轄内の司法書士会に所属します。司法書士会に登録申請書を提出し、それから調査され、問題がなければ登録されます。登録が拒否されることもあります。登録料としては25000円の手数料が必要です。このほか、毎月の会費を納めなければなりません。会費は、各都道府県によって額は異なります。
※2012年1月1日現在の司法書士会会員数は21,124名。このうち司法書士は20,670名、司法書士法人454となっています。

◆ 司法書士試験関連ニュース
・法務省より平成28年度司法書士試験(筆記)択一式の基準点等が公表されました。(8月8日)
基準点:午前択一 25/35問(75/105点) 午後択一 24/35問(72/105点)
受験者数:16,725名(午前の部及び午後の部の双方を受験した者の数)
・「任意売却取扱主任者」という資格が創設されました。
 この資格の受験資格は、弁護士、税理士、司法書士、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引主任者の有資格者となっています。⇒任意売却取扱主任者


試験方式

●試験は、筆記試験(1次試験と2次試験)と口述試験に分かれています。

【筆記試験】
 ・1次試験(午前の部):多肢択一式35問/2時間
 ・2次試験(午後の部):多肢択一式35問、記述式2問、計37問/3時間
※(1)択一式35問(2)択一式35問(3)記述式2問(不動産登記法と商業登記法1問ずつ)で、(1)(2)(3)のそれぞれに足切りラインが存在します。どれかひとつでも届かない時点で不合格となります。
※主要4科目の民法、不動産登記法、商法、商業登記法が出題数の大半を占めます。

【口述試験】
 ・筆記試験合格者のみが対象。
 ・受験者1人に対して試験官2人から下記科目の知識について口述で回答が求められます。
(科目)不動産登記法、商業(法人)登記法、司法書士法、司法書士の業務を行うのに必要な一般常識

受験資格

受験資格は特にありません。
年齢、性別、学歴等に関係なく、誰でも受験することができます。

試験科目

●筆記試験
・解答方式:
 5肢択一式(マークシート)が11科目、うち2科目は記述式(申請書類を書かせる試験)
・出題科目:
 憲法、民法、商法(会社法その他の商法分野に関する法令を含む)、刑法、不動産登記法、商業登記法、供託法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法

 ◆1次試験(午前の部)
  多肢択一
  憲法、民法、商法(会社法その他の商法分野の法令を含む)、刑法
 ◆2次試験(午後の部)
  多肢択一
  供託法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法、不動産登記法、商業登記法

  記述式
  不動産登記法、商業登記法

●口述試験
・出題科目:不動産登記法、商業登記法、司法書士法、司法書士の業務を行うのに必要な一般常識
※科目免除
筆記試験に合格していると、次の筆記試験免除が受けられるほか、裁判所事務官や裁判所書記官、検察事務官、法務事務官などの職務が10年以上ある人も、筆記試験の免除が受けられます。

スケジュール

試験日:年1回
・筆記試験(1次試験と2次試験):7月の第1または第2日曜日  
   午前の部 9:30~11:30の2時間 
   午後の部 13:00~16:00の3時間
・口述試験 10月中旬
  ・申込期間:5月中旬~下
  ・申込方法:筆記試験を受験する試験場の所在地(受験地)を管轄する法務局・地方法務局整備課に受験申請書類を提出する。

※平成30年度司法書士試験案内 
  ・試験日(筆記試験):平成30年7月1日(日)
  ・試験日(口述試験):平成30年10月10日(水)
  ・受験申請受付:平成30年5月7日(月)~5月18日(金)
  ・合格発表(筆記試験):平成30年9月26日(水)
  ・合格発表(口述試験・最終結果):平成30年11月1日(木)

試験会場

全国の都道府県
 ・筆記試験:受験申請書類を提出した法務局、又は地方法務局それぞれが指定した場所
 ・口述試験:管区法制局それぞれが指定した場所
※どちらも指定された試験場以外の試験場では受験できません。

受験料

8,000円(収入印紙)
受験手数料改定のお知らせ

資格難易度

・難易度
  「S」超難関 
・合格率
 ・平成30年度司法書士試験最終結果 ⇒ 詳細  
出願者総数 17,668名 受験者数 14,387名(午前の部および午後の部の両方を受験した人)
合格者数 621名(男479 女142) 合格率4.4%
合格点212.5点以上/満点280点中
午前の部の基準点は満点105点中78点。午後の部の多肢択一式問題の基準点は満点105点中72点。記述式問題の基準点  満点70点中37.0点。それぞれ達しない場合は,それだけで不合格とされました。

※参考データ
・平成29年度司法書士試験最終結果  
出願者総数 18,831名 受験者数 15,440名(午前の部および午後の部の両方を受験した人)
合格者数 621名 筆記試験合格率 4.02%  合格点207.0点
午前の部の基準点は満点105点中75点。午後の部の基準点は満点105点中72点。
記述式問題の基準点  満点70点中34.0点
・平成28年度司法書士試験最終結果
出願者総数 20,360名 受験者数 16,725名
合格者数 1,583名 筆記試験合格率 9.46%
(基準点)午前の部:満点105点中75点。午後の部:満点105点中72点。
・平成28年度司法書士試験最終結果
出願者総数 20,360名 受験者数 16,725名(最終合格者数 660名 最終合格率 3.95%)



受験対策&
資格の将来性

合格率だけ見ても司法試験並みで超難関。司法試験からの転向組も多く激戦になる、人気資格。法律に興味関心があり、人の相談にアドバイスし、役立ちたい人向き。学習費用40~60万円。司法試験とは違い論文試験がないので、こつこつと着実な学習努力が実る試験です。いずれは司法試験にも挑戦してみたいと思っている方にもおすすめです。受験勉強をしながら司法書士事務所へアルバイトで入り、実務経験を積む方法もある。

試験は第一次試験及び第二次試験の多肢択一式問題の答案並びに記述式問題の答案がそれぞれ一定の基準点に達しない場合には、総得点にかかわらず不合格になる。全国平均合格率2%台と難しいが、規則正しい勉強とその方法に誤りがなければ初年度での合格も不可能ではないはず。
試験は筆記試験の合格者だけが口述試験に進むことができるが、その口述試験は人間性や司法書士としての適性を見るもので、ほとんどの人は合格する。
平成29年度の口述試験では、不動産登記法 

更正、名変商業登記法   持分会社、印鑑提出の添付書類 司法書士法   司法書士の義務、職責、登録の理由、司法書士会の目的などが質問されました。

合格基準は合格点、合格者率を一定にする方式ではなく、得点上位600人程度を合格者数とする方式となっている。特にここ数年は受験者が2万人程度で、合格率は3パーセント未満の超難関資格である。必要な学習時間の目安は、3000~3500時間(法学の知識ある人は1500~1800時間)。試験問題は筆記試験が択一式と記述式で行われ、午前と午後それぞれ35問ずつ出題されるが、一番の問題は時間内に全問題を解くのが精いっぱいでスピーディーな事務処理能力が要求される。合格率だけみると、一昔前に比べれて合格しやすくなってきていると言えるが、しかし試験内容をみれば、明らかに書式も複雑化して、択一問題の難易度も上昇していることは確かだ。
合格のための受験テクニックや広範に必要な知識を短時間に確実にモノにするためにも初学者は資格スクールを利用したほうが効率的です。最初は何人かの講師の無料講義を聞いて、自分に合った講師を見つけることが大切です。
11科目分もの大量のテキストや問題集から、試験に必要な情報を選別し優先順位をつけるのは、自分では初学者には特に難しいと思います。また他の受験生がどのくらい勉強しているかを知ることもできます。

どうしても独学で突破を狙う場合は、情報収集の手段や、質問できる環境を見つける必要があります。インターネットでもかなりの情報を取得できますが、「完全独学」は、このレベルの難関資格では難しいと思います。独学に近い方法で合格した人はおられますが、そのほとんどが単発講座や答案練習、模試などは数回受けています。また記述式の試験はかなり独特なので、独学はさらに難しいため、記述式の講座だけでも受講した方がいいでしょう。
※司法書士は土地の登記などを扱うときには法廷に立つことも可能な資格です。この司法書士に一発合格した人の体験談によると、毎日寝る間も惜しんで必死で勉強して、人生においてこんなに勉強したことはなかった、と言ってました。

◆チョットひと言
・司法書士試験は、科目が多く、ひと通り勉強するだけでも時間がかかります。また、知識を正確に覚えていなければならないことや、司法制度の変更により司法試験受験生の一部が司法書士試験を受験することが多くなったことなどで、大変難しい試験になっています。
特に難関資格は、モチベーションを保ち続け、勉強第一の考え方で数年間を犠牲にする覚悟が必要です。何よりも自分を信じて、あきらめない気持ちを持っている人が強いと言えます。この試験の受験生は、ほとんどの人が自由時間のすべてを勉強に当てています。”楽しみながら勉強したい”というような考えはとても通じないと思った方がよいでしょう。

・司法試験では深い思考能力や論理性が問われますが、司法書士試験では広く浅く多様な知識を求められます。そのため、司法試験に次ぐ法律の難関資格ではありますが、着実に努力を重ねていけば、決して合格できない資格ではありません。司法書士の試験範囲はかなり広範囲に及ぶため、ポイントを押さえた効率的な学習が必要となります。どの科目をどのように勉強したらいいか、試験での捨て問題やポイント箇所はどこか、といったことを学ぶためには、どうしても初学者の場合には独学では困難だと思われます。

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問い合わせ先

各管区法務局又は地方法務局総務課  
(東京の場合)東京法務局民事行政部総務課
〒102-8225 東京都千代田区九段南1-1-15 九段第2合同庁舎
TEL03(5213)1323    
法務省 http://www.moj.go.jp/

 

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