資格名

自動車整備士 

資格の種類国家資格
主催(社)日本自動車整備振興会連合会
資格の概要

「自動車整備士」とは、自動車分解整備事業場において自動車のメンテナンス(診断・点検・分解・組立・修理・調整等)に従事する者のうち自動車整備士国家試験に合格した者の呼称です。
自動車整備士の種類は、一級、二級、三級及び特殊整備士に分類され、試験は国土交通省自動車交通局監修のもと、道路運送車両法第55条に基づいて行われます。
自動車整備士の資格は、「業務独占資格」の一つです、資格がなければ業務を行うことができません。仕事は、故障やパンクの修理から、定期点検、パーツ交換取り付け、オーバーホールまで、幅広い分野にわたり、自動車が安全に運行するように、十分な点検と整備を行うことです。
「自動車整備士」の資格を取得するには、次の二通りの方法があります。
(1)整備工場で実務経験を経て受験資格を得て、学科・実技の国家試験を受験し合格するか、日本自動車整備振興会の講座を受講し、実技試験の免除で、学科の登録試験に合格して免許を得る方法。
(2)国土交通省に認定された学校を卒業し、実務経験免除(受験資格取得)、実技試験免除で学科の登録試験に合格し免許を得る方法。

【自動車整備士技能登録試験について】
自動車整備士の資格を取得するには国土交通省が実施している自動車整備士の技能検定試験を受けなければなりませんが、国土交通大臣の登録を受けた登録試験実施機関が行う「自動車整備技能登録試験」があり、 この試験は、国土交通大臣が実施する自動車整備士技能検定と同じように年2回行われており、合格すると合格した種目について自動車整備士技能検定試験が免除(合格後2年間)されます。なお、受験資格等に関しては、自動車整備士技能検定と同じです。
技能登録試験の内容については、日本自動車整備振興会連合会のホーム・ページで確認出来ます。
     http://www.jaspa.or.jp/

※自動車整備士養成施設
国土交通大臣の指定した自動車整備士養成施設の所定の課程を修了すると自動車整備士技能検定実技試験の免除等が受けられますが、この養成施設には一種と二種養成施設があります。
一種養成施設は、整備の実務経験のない者を対象とし、国土交通大臣の指定を受けた整備専門学校、高等学校又は職業技術専門校が整備士の養成を行います。
また、二種養成施設は、整備工場等で働く者を対象とし、国土交通大臣の指定を受けた各都道府県の自動車整備振興会技術講習所が整備士の養成を行っています。
     http://www.mlit.go.jp/kokkasiken/seibi/seibi05_.html

自動車整備士の種類
自動車整備士の種類は、一級、二級、三級及び特殊整備士に分類されます。分類の種類とそれぞれの等級に要求される技能のレベルは次のとおりです。
(1)一級自動車整備士  二級自動車整備士より高度な自動車の整備ができること。
・一級大型自動車整備士 ・一級小型自動車整備士 ・一級二輪自動車整備士
(2)二級自動車整備士  自動車の一般的な整備ができること。
・二級ガソリン自動車整備士 ・二級ジーゼル自動車整備士 ・二級自動車シャシ整備士 
・二級二輪自動車整備士
(3)三級自動車整備士  自動車各装置の基本的な整備ができること。
・三級自動車シャシ整備士 ・三級自動車ガソリン ・エンジン整備士 ・三級自動車ジーゼル
・エンジン整備士 ・三級二輪自動車整備士
(4)特殊整備士  各々の分野について専門的な知識・技能を有すること。
・自動車タイヤ整備士 ・自動車電気装置整備士 ・自動車車体整備士
※自動車整備士資格は一級・二級・三級・特殊に大別され、取り扱う自動車やエンジンの種類などに応じて全16種あります。

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試験方式

●学科試験
・4肢択一式 全問マークシート方式
・問題数と試験時間
  3級自動車整備士:出題30問/60分
  2級自動車整備士:出題40問/80分
  1級自動車整備士:出題50問/100分
・筆記合格基準 1級/8割以上の正解、2級・3級・電装・車体/7割以上の正解(1級・2級は分野別責任点あり)
※試験科目の免除
申請者が一定の資格を有する場合、学科試験(一級の場合は筆記及び口述試験)又は実技試験を免除になります。  http://www.mlit.go.jp/kokkasiken/seibi/seibi04_.html
※口述試験出題形式
  http://www.mlit.go.jp/kokkasiken/seibi/koujutsukeisikitou.pdf
※実技試験と口述試験(例)
・口述試験合格者が対象の1級実技試験
出題数4問(①基本工作②点検・分解・組立・調整及び完成検査③修理 ④整備用試験機・計量器及び工具の取扱い) 計40分
・筆記試験合格者が対象の1級学科(口述)試験
出題数2問(①故障診断②整備方法③整備後の説明④その他)     計10分

受験資格

●自動車整備士の検定を受験するには、一定の受験資格が必要となりますが、それぞれの級を受験するのに必要な受験資格は下記のサイトで確認出来ます。
  http://www.mlit.go.jp/kokkasiken/seibi/seibi02_.html
※(例)自動車整備士3級試験
・15歳以上で、実務経験が1年以上の者
・高校の機械学科を卒業後6ヶ月以上の実務経験を持つ者など
※(例)2級試験
・3級合格後、3年以上の実務経験を持つ者
※(例)1級試験
・2級合格後、3年以上の実務経験を持つ者 

試験科目

●自動車整備士3級試験
・学科試験 
(1)構造・機能及び取り扱い法 (2)点検・修理及び調整(3)整備用試験・計量器及び工具の構造 (4)材料及び燃料油脂の性質及び用法(5)保安基準その他の自動車の整備に関する法規
・実施試験
(1)基本工作(2)分解、組立、簡単な点検及び調整(3)修理(4)整備用の試験機、計量器及び工具の取り扱い。ただし、指定養成施設の修了者は実施試験は免除される
●自動車整備士2級試験
・学科試験 
(1)構造、機能及び取り扱い法 (2)点検、修理及び調整(3)整備用試験、計量器及び工具の構造 (4)材料及び燃料油脂の性質及び用法(5)保安基準その他の自動車の整備に関する法規 (6)図面に関する初等知識
・実施試験
  3級と同じ
●自動車整備士1級試験
・学科試験 
(1)構造、機能及び取り扱い法 (2)点検、修理及び調整(3)整備用試験、計量器及び工具の構造 (4)材料及び燃料油脂の性質及び用法(5)保安基準その他の自動車の整備に関する法規
・実施試験
  2級、3級と同じ
●特殊整備士
・学科試験
(1)構造、機能及び取扱法 (2)点検、修理、調整及び完成検査の方法 (3)整備用機械に関する初等知識  (4)整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法  (5)材料の性質及び用法 (6)図面に関する一般知識 (7)保安基準その他の自動車の整備に関する法規
・実技試験
  1級、2級、3級と同じ

スケジュール

【国の技能検定試験】
・試験日:学科試験 7月下旬  実技試験 9月上旬
・申込期間:5月上旬~中旬
・合格発表:学科8月上旬  実技9月下旬
平成30年度自動車整備士技能検定試験日程
・二級自動車シャシ整備士
 学科試験試験日:平成30年7月25日(水)
 実技試験試験日:平成30年9月2日(日)
 学科結果発表日:平成30年8月13日(日)
    合格発表日:平成30年9月21日(金)
 技能検定試験の申請受付:平成30年5月7日(月)~5月11日(金)
(国土交通省実施の技能検定試験概要は、毎年春に官報で公示されます)

【日本自動車整備振興会の技能登録試験日程】
・第1回 学科:7月下旬 実技:8月下旬
・第2回 筆記試験:11月下旬 口述試験:1月中旬 実技試験:2月下旬
平成30年度自動車整備士技能登録試験日程
【第1回試験 】
(対象)二級ガソリン車・三級自動車シャシ等
・試験日:(学科)平成30年10月7日(日) (実技)平成31年1月20日(日) 
・受験申請受付:平成30年8月6日(月)~8月10日(金)
【第2回試験 】
(対象)一級小型自動車等
・試験日:(学科)平成31年3月24日(日) 
       (口述)平成31年5月12日(日) 
      (実技)平成31年8月25日(日)】

試験会場

・学科試験: 各都道府県
・実技試験: 北海道、宮城、新潟、東京、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄

受験料

●技能登録試験
学科試験:一級6,200円、一級以外4,200円         
実技試験:12,000円

資格難易度

●難易度  
  1級 「B」普通  
  2級 「C」やや易
●合格率  
・平成29年度第2回自動車整備技能登録試験(学科試験) ⇒詳細
  学科試験(全体) 
  受験者数33,558名 合格者数25,556名 合格率76.2%
・平成29年度第1回自動車整備技能登録試験(学科試験) ⇒詳細
  学科試験(全体) 
  受験者数9,965名 合格者数5,489名 合格率55.1%
・平成29年度第1回自動車整備技能登録試験(実技試験) ⇒詳細
  実技試験(全体) 
  受験者数222名 合格者数111名 合格率50.0%

※参考データ
・平成29年度自動車整備士技能検定試験
     (二級自動車シャシ整備士)結果 
  学科試験 受験者数126名 合格者数78名 合格率62.7%
・平成29年度第1回自動車整備技能登録試験(学科試験) 
  学科試験(全体) 
  受験者数9,965名 合格者数5,489名 合格率55.1%



受験対策&
資格の将来性

一般的なのは、指定の専門学校にある自動車整備士のコースに入り、一から学ぶ方法です。この方法の場合は、実務経験と実技試験の免除が受けられる事が多いので有利になります。一般の自動車整備工場等に就職して1年以上後に受験するよりは確実です。
多くの人が2級自動車整備士を、この専門学校のコースで取得します。専門学校に2年間就学すれば、ほぼ2級自動車整備士資格がもらえると考えて良いでしょう。

3級は独学でも十分可能です。基本から勉強したい場合は、自動車整備振興会が刊行している受験する種目の参考書を使用するのが良いでしょう。他の対策本でも合格は可能ですが、自動車整備振興会で刊行している本は、その中からほとんど全ての問題が編成し、出題されていますから確実といえます。3級の試験対策は特にありませんが、過去問題を正確に早く時間内に解く練習は必要でしょう。それと、3級でとどまらずに、どうせなら2級整備士まで取得しては、と思います。

2級整備士は、独学の場合はやや難しいレベルと考えてよいでしょう。ただ、しっかり受験対策が出来る環境にいる場合は、実務経験さえあれば問題はないと思います。学科は、過去問集やテキストなどで勉強できますし、実技は、陸運局か整備振興会がしている講習会があります。試験はまじめに講習を受け、試験対策の問題が確実に時間内に解けるようになれば問題ありません。試験対策は、新問題の出題確率は高くないので、過去問を正確に早く、時間内に解く反復練習と日整連のテキストを理解しながら熟読することが大切です。
ただ、一般的に言えることは、実務のみでの受検よりも、工業系の大学・専門学校や職業訓練校などで科目履修を終了した方が合格への近道ではあります。
平均的に考えると、自動車整備士1級は少し難しく、2級は普通レベル、3級はやや易しいレベルと考えてよく、実務経験があれば問題はそんなにないはずです。
試験対策としては、通信教育もありますし、書店では過去問集やテキストなどが売られています。書籍では、「大須賀和美」の自動車整備士試験対策本は2級整備士受験のバイブルと言われています。また、実技試験の過去問題を掲載しているサイトもあり、受験対策の環境はそろっている試験です。資格試験自体は、国家試験より認定試験の方が取得しやすいと思われます。

資格取得後の仕事は、自動車が好きで機械いじりが好きな人には理想的な仕事といえます。また、最近では、現場のコンピュータ化、機械化が進み、クリーンで働きやすい環境が 整ってきてるため、女性の進出が目立っています。
活躍の場は、自動車メーカー、自動車ディーラー、サービス工場、ガソリンスタンド、自動車整備工場などになりますが、実務経験を積んで腕を磨けば、将来的には独立して自分の整備工場を開くことも夢ではありません。
※自動車整備士のための通信教育は、自動車系の学科の学校や専門学校の通信教育課程を修得するのが一般的である。

通信講座

-

スクール

自動車整備士専門学校検索サイト

オンライン学習

-

教材

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問い合わせ先

・国土交通省自動車交通局技術安全部整備課
100-8918 千代田区霞が関2-1-3中央合同庁舎3号館  03-5253-8111(42414)

・(社)日本自動車整備振興会連合会
〒106-6117 東京都港区六本木6-10-1 森タワー17F
TEL:03-3404-6141 FAX:03-3404-6478
URL:http://www.jaspa.or.jp/

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