財務専門官

資格名 財務専門官
 資格の種類 国家資格        ※平成24年度に新設された国家公務員採用試験
資格の概要  「財務専門官」は、財務局の主要業務である財政や金融及び、税金に関する調査や検査、指導を行う税金のプロフェッショナルとして、財務局、財務省及び金融庁等で業務に携わります。
金融機関では検査・監督や国有財産の管理・活用を行う業務など、また財務省や金融庁等では国の施策の企画・立案業務や、財務局における地域と密着した様々な業務に携わります。

※「財務専門官採用試験」は、平成24年度国家公務員採用試験から財政・金融等のプロフェッショナルとして、財務局、財務省及び金融庁等で活躍する財務局職員を採用するために新設された試験です。
※財務専門官試験の特徴
1.国税専門官、労働基準監督官等の専門職試験と同じ日程(6月の第2日曜)に行われます。
2.旧国家公務員U種 行政職の財務局職員等を採用試験です。
3.試験科目では国税専門官試験と異なり、専門択一の憲法・行政法と経済学・財政学・経済事情の2科目が必須になりますが、専門記述に関しては同様に行われます。
試験方式 
   試験の種類  題数/時間 配点
比率 
 内容
第1次試験     基礎能力試験
(多肢選択式)
40題
2時間20分
2/9 公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験

・知能分野27題(文章理解11題、判断推理8題、数的推理5題、資料解釈3題)
・知識分野13題(自然・人文・社会13題(時事を含む。))
 専門試験
(多肢選択式)
40題
2時間20分
3/9 財務専門官として必要な専門的知識などについての筆記試験

・必須問題:次の2科目(28題)
憲法・行政法、経済学・財政学・経済事情
・選択問題次の8科目(各6題)から2科目を選択し、計12題解答
民法・商法、統計学、政治学・社会学、会計学(簿記を含む。)、経営学、英語、情報数学、情報工学
専門試験
(記述式) 
1題
1時間20分
2/9
(注)
財務専門官として必要な専門的知識などについての筆記試験

・選択問題:次の5科目(各1題)のうち1科目選択
憲法、民法、経済学、財政学、会計学
 第2次試験  人物試験 2/9 ・人柄、対人的能力などについての個別面接(参考として性格検査を実施)
※第1次試験の合格は基礎能力試験及び専門試験(多肢選択式)の結果によって決定される。
  専門試験(記述式)は第1次試験合格者を対象として評定した上で、最終合格者の決定に反映されます。
受験資格  1. 21歳以上30歳未満の者。
2. 21歳未満の者で次に掲げるもの。
 ア)大学を卒業した者及び試験年度の3月までに大学を卒業する見込みの者、並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。
 イ)短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び試験年度の3月までに短期大学、又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。
 試験科目 【1次試験】

・基礎能力試験
 1.知能分野(27題)
 @文章理解、A判断推理、B数的推理、C資料解釈
 2.知識分野(13題)
 @自然・人文・社会(時事を含む)
・専門試験(多肢選択式:40題/2時間20分)
 1.必須問題(28題)
 @憲法・行政法、A経済学・財政学・経済事情
 2.選択問題(以下の8科目(各6題)から2科目を選択し、計12題解答)
 @民法・商法、A統計学、B政治学・社会学、C会計学(簿記を含む)、D経営学、E英語、F情報数学、G情報工学
・専門試験
 1.心理学に関連する領域財務専門官として必要な専門的知識などについての筆記試験
 選択問題(以下の5科目(各1題)のうち1科目選択)
 @憲法、A民法、B経済学、C財政学、D会計学

【2次試験】
・人物試験
 人柄、対人的能力などについての個別面接( 参考として性格検査を実施)
スケジュール  ・願書受付期間   4月上旬〜中旬頃までの10日間程度
・試験日
  1次試験 6月上旬頃    2次試験 7月中旬頃の指定日
・合格発表日
  1次試験 7月上旬頃    2次試験 8月下旬頃


※ 平成29年度財務省専門官採用試験
試験会場  ・1次試験: 札幌、釧路、盛岡、仙台、東京、新潟、松本、静岡、名古屋、金沢、京都、大阪、松江、岡山、広島、高松、松山、福岡、熊本、大分、鹿児島、那覇
・2次試験: 札幌、仙台、さいたま、名古屋、金沢、大阪、広島、高松、福岡、熊本
 受験料 無料
資格 難易度  ・難易度  「A」 難関
・合格率 平成29年度財務専門官採用1次試験結果 ⇒ 詳細    
         1次試験 申込者数4,297(1,444)名  合格者数956(288)名    ( )内の数字は女性の人数(内数)
                
                  
※参考データ
・平成28年度財務専門官採用験結果      ( )内の数字は女性の人数(内数)
       申込者数4,546(1,587)名  1次試験合格者数1,029(301)名 
                最終合格者数528(168)名
・平成27年度財務専門官 一次試験結果 
       申込者数3,844(1,339)名  1次試験合格者数989(314)名 
・平成26年度 財務専門官採用試験結果 
       申込者数5,032名  1次試験合格者数912名 
             最終合格者数 488(163)名  倍率 10.3 
・平成25年度 財務専門官採用試験結果 
       申込者数4,788名  1次試験合格者数4,608名 
             最終合格者数 491(151)名  倍率 9.8 
  受験対策
  &
資格の将来性
「財務専門官」は、主に金融系の業務に従事することが多いのですが、その職務は広く、代表的な仕事としては
財政投融資関連や予算執行調査、その他には証券取引などの違法行為の監視などの業務もあります。
財務専門官は以前は国家U種からの採用でしたが、平成24年度からは専門職試験に移行したため独立して採用が行われており、平成24年度の財務専門官の採用人数は94名(男子65 女子29)でした。また、平成25年度の採用予定数は62名で、かなり狭き門であることは確かです。
この資格は、国家U種試験時代から希望者が多く、人気職種の一つでしたが、独立した専門職試験になってからも採用倍率は30倍と人気のある公務員試験です。

・財務専門官採用試験の特徴
1.採用人数が少ない。
  平成25年度の採用予定数
2.国家一般職や他の地方上級試験と併願が容易になっています。財務専門官採用試験は、会計学が必須ではありません。ただ、受けやすい資格ですが、受かりやすい資格ではありません。
3.官庁訪問
 旧国家U種では1次試験合格者を対象に官庁訪問が実施されていました。区分は変わりましたが、官庁訪問は最終合格発表前の採用面接なので、旧試験での慣習に関する注意は必要です。

※試験の難易度
国税専門官よりも財務専門官の方が難易度は高いようです。出題や問題レベルはほとんど同じようですが、ボーダーラインが異なります。国税専門官は60%弱であるのに対して、財務専門官は70%超が必要と思われます。
結局、難易度の順では高い方から 労働基準監督官⇒財務専門官⇒国税専門官という予想をします。
国税専門官採用試験の対策は、まず「過去問」です。過去問を解きまくることが効果的と考えられます。
       ⇒国税専門官採用試験過去問一覧
(参考)
・財務専門官試験の出題は、憲法、民法、経済学、会計学は、国税専門官と同じです。平成24年の財政学の問題は
以下の通りです。
  公共財の供給に関する次の問いに答えよ。なお、必要であれば、図を用いて説明してもよい。
(1)公共財について、以下の用語を用いて説明せよ。
    用語:排除不可能性、非競合性
(2)リンダール・メカニズムについて説明せよ。その際、問題点(ただ乗り)についても説明すること。

・「国税専門官」の異動は主に2年から3年で実施されています。異動の範囲は、採用した財務局の管内と東京(財務省や金融庁)が主になります。
  財務専門官の採用に関する案内
通信講座   国家公務員専門職対策 通信講座一覧
通学スクール 国家公務員一般職対策 スクール・講座一覧
教材 
問い合わせ先  財務省大臣官房地方課試験係 03-3581-4111(内線2775)
財務省大臣官房地方課試験係
TEL:03-3581-4111(内線2775)
財務省財務局

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