資格名

エックス線作業主任者

資格の種類国家資格
主催安全衛生技術試験協会
資格の概要

エックス線作業主任者は、日本の労働安全衛生法に基づく作業主任者の一つです。エックス線装置(医療用又は波高値による定格管電圧が1000kV以上の装置を除く)を用いる作業などを行う場合は、エックス線による障害を防止する直接責任者としてエックス線作業主任者免許を受けた者のうちから、管理区域ごとにエックス線作業主任者を選任しなければならないとされています。
エックス線作業主任者は、エックス線装置を使って、製品の品質検査や溶接部位の金属疲労などを点検、エックス線による障害防止の措置の職務に携わり、医療用X線撮影や非破壊検査が主の業務になります。尚、下記に該当する場合は、都道府県労働局長に対し免許交付申請をすることで、エックス線作業主任者免許の交付を受けることができます。
・診療放射線技師免許を受けた者
・原子炉主任技術者免状の交付を受けた者
・第一種放射線取扱主任者免状の交付を受けた者

※医療を除く鋳物等の非破壊検査等による用途において、1MeV未満の出力エックス線を使用する場合、労働安全衛生法で、事業者は業務を行う従業員の中よりエックス線作業主任者を管理区域ごとに選任する事が義務付けられています。
※次の要件のいずれかに該当する満18歳以上の者は、この免許の交付を受けることができます。
・診療放射線技師免許を受けた者
・原子炉主任技術者免状の交付を受けた者
・第一種放射線取扱主任者免状の交付を受けた者



試験方式

●学科試験(全問マークシート方式の筆記試験)のみで実技はありません。
●合格基準は、受験科目全体で6割以上かつ各科目4割以上の正解が必要です。
●出題数は1科目10問。
(出題数と時間)
・【午前】エックス線の管理に関する知識 (10問/30点)
・【午前】関係法令 (10問/20点)
・【午後】エックス線の測定に関する知識 (10問/25点)
・【午後】エックス線の生体に与える影響に関する知識 (10問/25点)
※試験時間は午前、午後合計4時間
但し、1科目免除者は午前、午後合計3時間、2科目免除者は午前のみ2時間

受験資格

●学歴・実務経験等による受験制限はありません。
 但し、本人確認証明書の添付が必要になります。
添付書類の作り方
※受験時の年齢制限はありませんが、合格後の免許交付対象は満18歳以上の者に限られます。

試験科目

1.エックス線の管理に関する知識
 ・エックス線を発生させる装置の原理と構造および取扱い
  ・エックス線の物理
  ・エックス線による健康障害の防止
2.エックス線の測定に関する知識
  ・エックス線に関する測定の単位
  ・放射線に関する測定器、および被爆線量測定用具の
  ・原理と構造および取扱い
3.エックス線の生体に与える影響に関する知識
  ・エックス線が生体の細胞、組織、器官、全身に与える影響
4.関係法令
  ・労働安全衛生法
  ・労働安全衛生法施行令
  ・労働安全衛生規則および電離放射線障害防止規則中の関係条項
  ・エックス線装置構造規格

【科目免除】
・第二種放射線取扱主任者免状の交付を受けた者
(免除科目)
  エックス線の測定に関する知識
  エックス線の生体に与える影響に関する知識
・ガンマ線透過写真撮影作業主任者免許試験に合格した者
(免除科目)
  エックス線の生体に与える影響に関する知識

スケジュール

●試験実施:普通は年3 ~ 6回 
 (関東、中部、近畿センターは年6回 その他のセンターは年3回~5回)

平成29年12月~30年3月エックス線作業主任者試験日程

試験会場

全国7か所の安全衛生技術センター
・北海道安全衛生技術センター(北海道恵庭市)
・東北安全衛生技術センター(宮城県岩沼市)
・関東安全衛生技術センター(千葉県市原市)
・中部安全衛生技術センター(愛知県東海市)
・近畿安全衛生技術センター(兵庫県加古川市)
・中国四国安全衛生技術センター(広島県福山市)
・九州安全衛生技術センター(福岡県久留米市)

受験料

7,000円

資格難易度

●難易度  
  「C」やや易
●合格率  
  平成28年度エックス線作業主任者試験結果 ⇒詳細
   合格率 51.8%(受験者数 5,506名 合格者数 2,854名)

※参考データ
・平成27年度エックス線作業主任者試験結果 
  合格率 53.2% (受験者数 5,450名 合格者数 2,898名)  
・平成26年度エックス線作業主任者試験結果 
  合格率 59.8% (受験者数5,444名 合格者数3,258名)

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受験対策&
資格の将来性

試験問題はエックス線の管理に関する知識や、関係法令、エックス線の測定に関する知識、エックス線の生体に与える影響に関する知識などを問う問題が主になります。
独学も十分に可能ですが、エックス線作業は危険を伴うため、正しい知識が必要であり、そういう意味からは大学や専門学校でエックス線に関する学科で学ぶことが近道ではある。ただ、どうしても独学で、という場合は、過去に出題された問題から出題されている傾向があるため、過去問中心の勉強がよい。ただ、それほど簡単な試験ではないので、まじめに集中して勉強することが求められます。
この資格は、医療分野や工業分野(非破壊検査)でも活躍できる資格になりますが、他には、エックス線装置を用いての品質検査が主な業務になります。但し、レントゲン検査業務などで医療機関で勤務することは出来ません。医療機関で使える資格は診療放射線技師になります。

試験は独学でも十分取得することができるレベルですが、財団法人 電子科学研究所や、東京労働基準協会連合会が行っている講習会に参加するのが合格への一番の近道でしょう。資格取得の目的にはもちろん、その後の実務にも活きてくる内容を教えてもらえます。特に、全く予備知識がなく、不安だという人は、講習会に参加するのがベストです。
※試験対策のための講習会 ⇒受験準備講習会
自宅で全くの独学を考えている人は、過去問を徹底して繰り返す方法しかありませんが、かなり専門的な知識がいるので、これまでこの関係業界に携わったことがない人や、この種の勉強をしたことがない人にとってはやや難しい試験になります。

通信講座

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スクール

東京労働基準協会連合会主催のエックス線作業主任者受験講習会

オンライン学習

-

教材

エックス線作業主任者

売れ筋教材

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問い合わせ先

安全衛生技術試験協会    http://www.exam.or.jp/
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階 
TEL 03-5275-1088

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