資格名

生涯学習インストラクター

資格の種類

公的資格 

主催者

財団法人社会通信教育協会認定

資格試験の概要

「生涯学習インストラクター」資格制度は、文部科学省が認定した社会通信教育コースの修了者に対して、その学習成果を認定、評価し、全国各地域における多様な生涯学習活動の リーダーや支援者として、推薦、紹介しようとするものです。 
この資格には、1級と2級があります。資格取得するには、2級の場合、文部科学省または(財)社会通信教育協会認定の各種社会通信教育講座の受講が義務づけられています。まず認定の社会通信教育コースを優良な成績で修了し、かつ学習態度が良好であった人は、「生涯学習2級インストラクター」として認定を受けることができます。通信教育の講座名は生涯学習指導者・生涯学習ボランテイアコースです。

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講座を修了し、その講座からの推薦状を持って申請すると、名簿が作成され、各都道府県・市町村教育委員会、その他関係機関・団体に情報が登録され、インストラクターとして活用を推薦してもらえます。 主に、教育委員会等で行われる学級や講座などの指導者として活躍できます。 但し、主として活動をするのは、1級であり、2級は1級の補助的活動をします。 
申請の対象となる講座は多く、約100ほどありますが、主に、学校や地域で活躍しています。最初は生涯学習センターや公民館で自主的な学習活動の指導者として活躍できます。 また、都道府県や市町村教育委員会が主催する公開講座や各種学習会などの講師依頼などもあります。 
ボランティアがやりたい人や、何かの社会貢献がしたい、手に職をつけたい、などと考えている人にはお薦めの資格かも知れません。

※平成23年4月1日現在の資格保有者累計
・2級インストラクター22,990名   
・1級インストラクター 5,324名
※インストラクターとしての立場
  生涯学習2級インストラクター:生涯学習推進活動における指導補助者・支援者
  生涯学習1級インストラクター:生涯学習推進活動における企画立案者・指導者
加盟団体
加盟団体の実施する講座

合格率・資格難易度

難易度 
  「C」  やや易

【資格の難易度レベル】
受講する通信教育の種類によって多少難易度に差がありますが、どの種類も通信教育で取得が可能なことに変わりなく、最終的には課題を提出すればいいので、課題を忘れずにきっちり提出すれば、資格を取得することはそれほど難しくないと思います。
この通信教育は、別に資格取得を目指さなくても、どの種類も受講する価値は十分あるので、それほど難易度を意識する必要はありません。

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●合格率  
  なし 
(文部科学省認定社会通信教育講座か協会認定の講座を修了し、その講座からの推薦状を持って申請することで資格が取得できます)

受験対策・学習法ほか

一般的には、文部科学省または(財)社会通信教育協会認定の各種社会通信教育講座を修了した後、講座の実施団体長の推薦を受けて協会に申請します。審査に合格すると2級が取得でき、さらに協会指定の生涯学習指導者養成講座を受講することで1級が取得できます。
資格取得後の仕事は、生涯学習センターや公民館などで行われる学習活動の指導をしたり、自治体の文化活動に対して企画や助言を行うことなどですが、平成19年度から始まった文部科学省が推進する「放課後子どもプラン・放課後子ども教室」や、「早寝早起き朝ごはん」推進事業でも、多くの方が活躍しています。 
ただ、この資格を取得したからといって、職業としては成り立つことはありません。基本的にボランテイアの仕事をするための資格で、報酬を得る目的で取得する資格ではないからです。



通信講座では、定期的に報告課題の提出が義務つけられていますが、この報告課題とは、各単元の締めくくりとして、テキストの内容をどれだけ理解できたかを、試すテストになります。この報告課題は、各単元の最後に提出しますが、この報告課題を提出しなければ、次の単元に進む事は出来ません。コースの基準学習期間は6ヶ月です。1ヶ月に1単元を目安に学習を進めますと、6ヶ月で修了する事になります。
つまり、学習期間中は、1ヵ月にテキストの1単元分を学習する事と、報告課題を1回提出する事を繰り返すことになります。

受験資格

●2級
・申請時に満18歳以上の者
・文部科学省認定の通信講座を修了した者
●1級
・申請時に満20歳以上の者
・文部科学省認定の通信講座を修了し、2級の資格を有する者

試験方式

●「生涯学習2級インストラクター」資格認定申請から資格認定までの手順 
 1.1次審査: 奇数月の末日までに到着した資格認定申請書を審査します。
 2.1次審査の結果、適格と認められた場合は、その資格認定申請書に当センター理事長の推薦書を添えて、翌月(偶数月)25日までに(財)社会通信教育協会へ提出。
 3.(財)社会通信教育協会で2次審査を行い、適格と認められた場合は、申請者に対して認定証等の交付が行われます。(ここまでに要する期間は約3ヶ月)
 4.登録後の認定資格は、生涯有効です。更新の手続きは必要ありません。
※推薦基準(次の要件に該当する方を推薦します)
(1)申請時の年齢18歳以上であること
(2)当センターが実施する社会保険労務士・衛生管理者・行政書士のいずれかの通信教育を修了していること

●「生涯学習1級インストラクター」資格認定
※推薦基準
1.申請時の年齢25歳以上であること
2.生涯学習2級インストラクターの資格を取得していること
3.登録した生涯学習2級インストラクターの分野に対応する国家試験に合格していること   

試験科目

講座テキストは、6つの単元に分冊され分かれて、さらに単元ごとに4つのステージに分かれています。
・第Ⅰ単元  生涯学習ボランテイア活動 
ステージ1 現代社会と学習ボランテイア 
ステージ2 学習ボランテイア活動の方法 
ステージ3 学習ボランテイアの活動 
ステージ4 学習ボランテイアの養成と活用 
・第Ⅱ単元  生涯学習の方法 
ステージ1 生涯学習の原理 
ステージ2 個人学習の基本 
ステージ3 集団学習の基本 
ステージ4 生涯学習の展開   
・第Ⅲ単元  学習メニューと学習プログラム 
ステージ1 学習メニュー方式による学習 
ステージ2 学習メニューの作成 
ステージ3 学習プログラムの作成・Ⅰ 
ステージ4 学習プログラムの作成・Ⅱ 
・第Ⅳ単元  生涯各期の学習と教育 
ステージ1 乳幼児期と少年期の教育 
ステージ2 青年期の学習と教育 
ステージ3 成人期の学習と教育  婦人の学習と教育 
ステージ4 高齢者の学習期と教育 
・第Ⅴ単元  成人教育と学習の理解 
ステージ1 成人の発達  
ステージ2 成人教育の原理 
ステージ3 成人の生活と学習 
ステージ4 成人の学習構造 
・第Ⅵ単元  生涯学習と生涯教育 
ステージ1 生涯学習への道 
ステージ2 生涯教育論の系譜 
ステージ3 我が国の生涯学習の施策と動向 
ステージ4 地域における生涯学習の展開と課題

スケジュール

●試験実施:
 ・1級 奇数月  
 ・2級 偶数月

※加盟団体の実施する講座によって異なりますので、問い合わせが必要です。
 問い合わせ先:一般財団法人 社会通信教育協会(TEL 03-5815-8432)
加盟団体

試験会場

自宅

受験料

●申請料 
 1級 17,600円  
 2級 15,400円

問い合わせ先

・財団法人社会通信教育協会  
 http://www.tsushinkyoiku.or.jp/ 
〒114-0015 東京都北区中里1-15-7
TEL : 03-5815-8432 FAX : 03-5815-8433

・一般社団法人 日本経営協会 
http://www.noma.or.jp/tsushin/instractor/
〒151-8538 東京都渋谷区千駄ケ谷3-11-8

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