実用数学技能検定


資格名 -      試験名:実用数学技能検定(「数学検定」または「数検」と呼ばれます)
                 ※「数学検定」と「算数検定」は正式名称を「実用数学技能検定」と言います。
 資格の種類 公的検定    ※(財)文部科学省認可の公益法人 日本数学検定協会が実施する技能検定
資格の概要  「実用数学技能検定」は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。
主に、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。数学検定は数学の学習機会を広く提供し、生涯学習社会の構築の一つに数学を位置づけ、学習者の指標となるように検定試験が行われています。

受検者数は30万人を超え、「数検」を実施する学校や教育機関も16,000団体を超えています。また、日本国内はもちろん、韓国やインドネシア、フィリピンなどでも実施され、海外でも高い評価を得ている検定試験です。
試験の階級は、大学卒業程度を目安とする1級から、幼児を目安とするかず・かたち検定までと、準1級と準2級とをあわせて全14階級で構成されています。
平成25年度(2013年4月〜2014年3月)は、全国で約31万7000人の方が受検しました。
同じ日本数学検定協会が主催する検定に「ビジネス数学検定」がありますが、ビジネス数学検定はビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定試験です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定する試験です。試験方式はインターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式が採用されています。2006年に第1回が実施され、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。

(科目免除)
実用数学技能検定の2級以上(2級、準1級、1級のいずれかの級)を取得すると、高認の必須科目「数学」が試験免除になります。この場合、合格証明書の提示が必要です。⇒合格証明書の申請方法
※英語版を希望する場合は、申込書欄外に「英語版希望」と記入します。


◆「実用数学技能検定」に関する情報
・日本数学検定協会が2015年度に実施した「実用数学技能検定(数学検定・算数検定)」において、志願者数が年間のべ35万3,439人となりました。2014年度と比較すると約2万人増の結果でした。
志願者数30万人超えは10年連続で、年間志願者数が35万人を超えるのは、1992年に第1回の実用数学技能検定を実施して以来、初めてです。特に算数検定の志願者数の増加が顕著で、志願者の年齢分布は学生が中心です。
試験方式  ・試験は、1次 計算技能検定と、2次 数理技能検定に分かれています。
※1次試験の試験時間は全階級60分です。
※2次試験は記述式で1次試験の直後、5〜10分後に行われます。
※検定時間は3級以下は60分、準2級・2級は90分、準1級以上は120分です。
※1次試験は計算が主で、2次試験は図形や文章問題が中心です。
検定時間 検定問題数
  1次 2次 1次 2次 2次
1 級  大学生・一般 (高等学校から大学卒業レベル)
60分 120分 7問程度 2題必須・5題より2題選択 全問題の60%程度
準 1級  高校3年生(高等学校1年から大学レベル)
60分 120分 7問程度 2題必須・5題より2題選択 同上
2 級  高校2年生(中学校3年から高等学校3年レベル)
60分 90分 15問程度 2題必須・5題より3題選択 同上
準 2級  高校1年生(中学校2年から高等学校2年レベル )
60分 90分 15問程度 10問 同上
3 級  中学3年生(中学校1年から高等学校1年レベル)
60分 60分 30問程度 20問程度 同上
4 級  中学2年生(小学校6年から中学校3年レベル)
60分 60分 同上 同上 同上
5 級  中学1年生(小学校5年から中学校2年レベル)
60分 60分 同上 同上 同上
6 級  小学6年生(小学校4年から中学校1年レベル)
60分 60分 同上 同上 同上
7 級  小学5年生(小学校3年から小学校6年レベル)
60分 60分 同上 同上 同上
8 級  小学4年生(小学校2年から小学校5年レベル)
60分 60分 同上 同上 同上
※同一の検定日に同一の階級や複数の階級を受検することはできません。

・合格基準
 1〜5級  1次計算技能検定:全問題の70%程度
        2次数理技能検定:全問題の60%程度
 6〜12級 全問題の70%程度
受験資格  年齢制限はなし。誰でもどの級からでも受検できます。
 試験科目 ・1次検定(計算技能検定):
         計算問題を中心とした基礎・基本問題
・2次検定(数理技能検定):
        解き方を論理的に考えていく応用問題
        暮らしや仕事で役立つような実用問題

※この試験は、「階級別出題構造」が決められており、級により検定内容や求められる技能が異なります。
(例)7級の場合、検定内容は整数や小数の基本的な四則演算、三角形・四角形・円、百分率や割合の理解、時間と距離など。技能は身近な生活に役立つ算数技能で、複数の物の数や量の比較を円グラフや棒グラフなどで表示できることや、消費税の計算などが含まれる。
準1級の場合、指数関数、三角関数、円の方程式、微分係数と導関数、関数と極限、微分法、積分法の基礎、行列と演算など。また技能は情報科学社会に対応して生じる課題や問題を迅速かつ正確に処理するために必要な数学技能で、内容はコンピュータなどを用いて資料の整理、データ解析、計画の立案などができること、などです。
※各級の検定基準からの抜粋
8級 整数や少数の四則演算、免責の計算など
7級 基本図形、体積の計算、百分率など
6級 分数計算、比例反比例、資料の整理など
5級 正負の数、一次方程式、平面図形など
4級 連立方程式、三角形、四角形の性質など
3級 平方根、二次方程式、円、相似比など(一般事務員)
準2級 二次関数、三角比、数列の基礎など(管理者)
2級 指数関数、円の方程式、微分係数と導関数など(経営者)
準1級 行列の基礎、微分・積分の基礎、曲線アド(研究員)
1級 線形代数、微分積分、確立・統計など(専門研究員)
スケジュール  ・試験日:個人受検 年3回 4月、7月、11月の日曜日に実施されます。団体受検は年に15回前後です。
※4月は地域限定、7月と11月は全国47の都道府県庁所在地で実施されます。
※7月と11月の受検は英語で受検することもできます。
・団体受検:学校や学習塾などが実施しています。

2016年-2017年実用数学技能検定 検定日
試験会場  ・個人受験の場合は、主に県庁所在地を目安に1か所以上設定してあります。⇒会場設置予定地域

※1〜11級は公益財団法人日本数学検定協会が全国に設けた検定会場で実施されます。
 かず・かたち検定は自宅受検でのみ実施されています。
受験料  1級5,000円 準1級4,500円 2級4,000円 準2級3,500円 (各税込)
3級3,000円 4・5級2,500円 6級・7級・8級2,000円  9〜11級1,500円(各税込)
資格 難易度  ・難易度  1級 「A」難関   2級 「B」普通  3級 「C」やや易
・合格率  2015年4月〜2016年3月 実用数学検定試験 階級別受験者データ ⇒ 詳細
       平均合格率 1級6.5% 準1級22.4% 2級27.4% 準2級36.6% 3級58.7% 4級68.3% 5級71.8%

※参考データ
2014年(平成26年)試験結果 ⇒詳細  
 級 受験者数(名)   合格者数(名)  合格率(%) 
1級 889 37 4.2%
準1級 3,675 819 22.3%
2級 19,388 5,087 26.2%
準2級 47,322 18,715 39.5%
 3級  99,233  63,103  63.6%
  受験対策
 &
資格の将来性
実用数学技能検定「数検」は、三大検定(英検・漢検・数検)の1つで、全国レベルの実力評価・絶対評価システムで評価される試験です。計算、作図などの基礎的な問題から、金利の計算や地域・職場の環境測定など実用的な問題まで幅広く出題される点が特色。1次のみに合格すると「計算技能検定合格証」、2次のみに合格すると「数理技能検定合格証」、1次2次両方合格して初めて「実用数学技能検定合格証」が発行されます。


2級以上の合格すると、数学のプロとして、主催団体が活動を支援してくれます。その他にも「数検」の問題作成に参加する権利が得られ、応募して採用されると作成料までもらえることになっている。
また、2級以上を取得すると文部科学省が実施する「高等学校卒業程度認定試験」の「数学」科目が試験免除されるほか、大学入学試験や高等学校等の単位認定等に組み入れる学校が増加しています。
難易度の面では、例えば、数検1級は、大学生・一般レベルで大学の理系の教養レベルの数学、微積分・線形代数が中心で、統計学・複素解析などもある程度入ってきます。レベルは当然ながら非常に高く、合格率をみても分かります。特に2次試験が難解で、7問を1時間で解かねばならないのですが、単純に難しいだけでなく、時間的に無理にできている。大学の数学科の先生でも満点は無理というレベル。計算力も当然のことながら、さっと問題を見て、解答の指針を直観的に立てられる力がないととても及ばないレベルです。
数検2級なら、高校2・3年までの受験数学をキチッとまじめにやっていれば問題ないと思います。

また試験前には、基本となる公式や考え方をよく確認しておくことと、似た形式の問題が出るので、数検の対策問題集を解き、さらに大学時代のテキストで復習し、さらに過去問を徹底して解いておくことが大事です。
上級の試験は、塾の講師などが受験することも多いですが、仕事以外にも生涯学習として、また、教養のひとつとして挑戦している人も多いようです。厚生労働省が行う「YES−プログラム」の対象にもなっていたため、社会的認知度も高まっています。趣味の資格としての意味合いが強い面もありますが、数学好きの人なら自分の実力試しに受けてみてはいかがでしょう。
就職対策としては、多少のアピールにはなるようですが、あまり直接的には生きてこないと思っていいでしょう。

※成績優秀者には「数検」グランプリ金賞や文部科学大臣賞が授与されます。
※数検協会には、会員制度があって、会費払って入会すると、その特典の一つに、年に3回、希望する級2つの、過去問を送ってくれるサービスがあります。また、有償の数検対策の通信講座もあります。
通信講座   数学検定対策eラーニング講座・セミナー
通学スクール   数学検定対策 通学講習会
教材
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問い合わせ先  公益財団法人 日本数学検定協会 本部   http://www.su-gaku.net/
〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
 
・個人受検に関する問い合わせ 
  受験サポートセンター  TEL:03-5209-0553 (平日10:00〜18:00)  E-mail:help@cbt-s.com
 
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