RCCM(シビルコンサルティングマネジャー)


資格名 シビルコンサルティングマネージャ(RCCM)  ※Registered Civil Engineering Consulting Manager
 資格の種類 民間資格      認定 社団法人 建設コンサルタンツ協会
資格の概要  RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)は、建設コンサルティング業務の管理技術者・照査技術者になるための資格で、(社)建設コンサルタンツ協会が実施・認定する民間資格です。
国土交通省が設計業務共通仕様書などで規定する管理技術者や照査技術者または業務担当者になるためのものなので、いずれも建設コンサルタント業務では重要な立場になります。従って、試験では設計など業務への理解や専門分野の技術力に加えて、円滑・適正に進めるための管理能力なども問われます。

平成3年度より創設された資格制度で、制度の公正、公平性を保持する観点から、学識経験者、発注機関の代表及び建設コンサルタントの代表により構成される資格制度管理委員会のもとに、(社)建設コンサルタンツ協会が実施している。

資格制度の目的は、技術管理者または技術士の指導のもとで業務を直接管理する、または照査の責任者となるRCCM資格制度を創設し建設コンサ ルタント業務の円滑かつ的確な実施に資するとともに、優秀な技術者が積極的に活用されることによって建設コンサルタントの技術力の向上がはかられることを 目的としています。

RCCM資格は、建設コンサルタント業務において必要とされる管理技術者・照査技術者として、業務に関する技術上の事項を処理し、または業務成果の照査の任に当たるもので、この資格は専門技術部門別(建設コンサルタントの登録部門別)に認定されます。
資格の認定基準は、「調査・設計等業務一般共通の管理技術力と専門分野の技術力」を筆記試験により評価し、専門技術部門別(建設コンサルタントの登録部門別)に有資格者を認定します。
※「シビル コンサルティング マネージャ」の称号を 得てこれを活用するためには、一般社団法人 建設コンサルタンツ協会に備える「RCCM 登録簿」に登録し、「登録証」の交付を受ける必要があります。また、「RCCM資格試験」合格後4年以上経った者が、更新や新規の登録を行う 場合は、所定のCPD単位数の取得とRCCM登録更新講習を受講しなければなりません。
※平成29年2月15日現在、全国で29,171人が建設コンサルタンツ協会の「RCCM登録簿」に登録しています。。 

※RCCMには、以下の21の部門があります。
1.河川、砂防及び海岸 9.森林土木 17.建設環境
2.港湾及び空港 10.造園 18.建設機械
3.電力土木 11.都市計画及び地方計画 19.水産土木
4.道路 12.地質 20.電気・電子
5.鉄道 13.土質及び基礎 21.廃棄物
6.上水道及び工業用水道 14.鋼構造及びコンクリート 22.建設情報
7.下水道 15.トンネル
8.農業土木  16.施工計画、施工設備及び積算   
試験方式  ・試験は筆記試験のみ。
・試験は、あらかじめ別表(専門技術部門の内容)の中から、受験者は1つの部門を専門技術部門 として選択します。 その選択した部門について、下記@からCの分野に関する筆記試験が実施されます。
@自己の専門技術分野の業務経験 
A業務関連法制度、建設一般の知識、技術者 倫理等 
B管理技術力 
C土木関連の基礎的共通技術知識と受験する専門技術部門の専門技術知識

(詳細)
問題@〜Cの4分野からなり、このうち、問題@(経験論文)が午前中、問題A〜4が午後に行われます。また、問題Cは、土木に関する全般的な設問からなる問題C−1と、専門部門ごとの問題C−2に分かれます。
   設問内容 問題形式  試験時間 
 @ 業務試験の記述(専門分野の技術の記述) 2400字以内記述式
B4-4枚
午前2時間
(10:00〜12:00)
 A 業務関連法制度等の一般知識 4肢択一40問 午後4時間05分
(13:10〜17:15)
B 管理技術力の記述 1600字以内記述式
B4-2枚
C (1)土木関連工学等の基礎知識 4肢択一20問
(2)受験する各専門技術部門の専門技術知識(新設) 4肢択一10問/20問
受験資格  ●試験の受験資格
最終学歴 実務経験年数 同等とみなされる学歴
大学院 8年
大学 10年 旧制大学
短期大学
5年制高等専門学校
12年 2年制理工系専修学校
旧制専門学校
高等学校 14年 1年制専修学校(測量専門学校等)
旧制中等学校(実業学校を含む)
中学校 17年
※「実務経験年数」とは、受験者の業務経歴において建設事業の計画、 調査、立案、助言及び建設工事の設計、管理の業務に従事又はこれを管理した期間の合計年数をいう。

・ 大学院修了者(修士課程/博士課程前期終了者)は、修了後11年以上の実務経験年数が必要。なお、博士課程あるいは博士課程後期の在学期間は、実務経験年数とみなされます。
・ 大学卒業者は、卒業後13年以上の実務経験年数が必要。
・ 短大および5年制高等専門学校卒業者は、卒業後15年以上の実務経験年数が必要。
・ 高等学校卒業者は、卒業後17年以上の実務経験年数が必要。
・ 中学校卒業者は、卒業後20年以上の実務経験年数が必要。
(注)RCCM登録
※登録のためには、会社が建設コンサルタント登録していること、指導技術士がいることが条件になります。
 試験科目 ●科目
1.受験する専門技術部門における自己の業務経験
2.業務関連法制度、技術者倫理及びその他建設一般
3.業務遂行のための業務管理技術力
4. @ 土木関連共通基礎技術知識  A 受験する専門技術部門の専門技術知識

○ 問題1 経験論文 
RCCMとしてふさわしい業務経験を3つあげて概要を記し、うち1つについて、技術上・管理上の問題点と対応、現時点での評価について詳述します。 ※ボリュームは2400字(800字詰め3枚)
 <内容>
1.業務概要(業務の名称 業務の目的業務の内容 果たした役割)
・3業務について記述  1業務あたり400字程度×3業務=1200字程度
2.業務評価(業務の名称 技術上の問題点とその対応 業務の実施上の問題点と対応  技術上・業務実施上の問題点について、 現時点での評価)
・上記3業務から1業務を選び詳述する。 1200字程度
○ 問題2 一般択一
・建設コンサルティング業務に関する法制度、建設分野における一般的知識(課題、政府施策動向など)に関する見識を問われます。 ※択一問題でマークシート方式
○ 問題3 選択記述
・建設コンサル業務を遂行する上で、管理上重要と思われる事項について、見識を述べさせる問題。3問中から1問選択で、1600字記述します。
○ 問題4−1 基礎択一
・平成14年度に追加された問題で、土木建設分野に共通の基礎知識が問われます。択一問題でマークシート方式。
○ 問題4−2 専門択一
・平成16年度に追加された問題で、各部門における専門知識が問われます。択一問題でマークシート方式です。
スケジュール  ・出願受付:毎年7月(約1か月間)  11月に試験。
・試験(筆記):11月中旬
・合格発表:翌年 3月初旬


平成28年度 RCCM資格試験受験準備講習会日程と概要 試験は終了しました。
試験会場  ・札 幌、仙 台、東 京、名古屋、大 阪、福 岡、那 覇
受験料  ・17,010円(税込み)
資格 難易度  ・難易度  「B」 普通
・合格率  平成28年度シビルコンサルティングマネジャー(RCCM)試験結果 
         合格率 34.7%  受験者総数5,965名  合格者数2,071名  ⇒詳細
部門別に見ると、全22部門の中で最も受験者が多かったのは「道路」で、1,344人が受験し、356人が合格しました。
次いで受験者が多かったのは915人が受験した「鋼構造及びコンクリート」。その次に受験者が多かったのは867人が受験た「河川、砂防及び海岸・海洋」でした。  

※参考データ
・平成27年度シビルコンサルティングマネジャー(RCCM)試験結果 
      合格率 25.6%  受験者総数6,569名  合格者数1,679名
試験結果を部門別に見ると、全22部門の中で最も受験者が多かったのは「道路」で、1,525人が受験し、327人(21.4%)が合格しました。次いで受験者が多かったのは1,062人が受験した「河川、砂防及び海岸・海洋」で、305人が合格(28.7%)が合格。969人が受験し304人(31.4%)が合格した「鋼構造及びコンクリート」部門がこの後に続きました。
・平成25年度RCCM試験結果 
    合格率 31.9%   受験者数5,927名  合格者数1,892名
・平成24年度RCCM試験結果
  受験者数 6,491 人、合格者 1,014人、 平均合格率 15.6%
  いずれの問題についても配点の 50%以上を得点し、かつ総合点で 60%以上を得点した受験者が合格。
・例年 20〜30%前後(道路と農業20〜25%、その他の河川、下水、土質など 30%程度)
  受験対策
 &
資格の将来性
RCCMは建設コンサルタントの技術者の資格受験には実務経験が必須で、例えば高等学校卒業者は、卒業後17年以上という長い実務経験年数が必要な試験です。技術士の建設部門などと試験区分が近く、仕事の面でも技術士との関係が深い資格ですが、巷でよく誤解されているように、準技術士的資格ではありません。
もともと管理技術を求める資格なので試験の問題内容は異なりますが、おおむね技術士の第二次試験のレベル、記述量ともに少し落としたような感じの試験です。科目的には、基礎技術と専門技術の択一(問題W)が原因で不合格になる場合が多いようです。
試験の難易度は技術士のほうが難しく、資格のランクも上位に位置づけられます。ただ、2009年度から始まった土木設計技士という設計の試験よりは難易度は高いです。
最近では、年々合格率が厳しくなってきているのが現状で、特に道路、河川等の部門はすでに相当な合格者がいるため合格率が低くなってきています。
受験者が多いのは道路と農業。それに、河川、下水、土質、コンクリート、施工計画、建設環境の部門を加えると合格者の80%弱がこれらの部門に集中しています。

試験の合格対策は、まずは各地で開催される、(財)日本建設情報総合センター主催の受験対策講習会を受講すること。そして、受講時のテキストを十分に繰り返し読むこと。また、論文を書くことが苦手な人は、必ず論文の書き方から勉強し、書いたものを見てくれ、評価してくれる人がいることが重要。論文の書き方は、繰り返し書く練習で力をつけるしか良い方法がありません。
RCCM用の通信講座等を利用する勉強方法もあります。幅広い知識と、専門分野における特化した知識が必要になります。実務を摘みながら、常に勉強する必要があります。
通信講座   新技術開発センターの「RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)資格試験合格講座」
通学スクール   -
教材
問い合わせ先  (社)建設コンサルタンツ協会 RCCM資格制度事務局         http://www.jcca.or.jp/
  〒102−0075 東京都千代田区三番町1番地 KY三番町ビル8F     
           TEL:03-3221-8855 FAX:03-3221-5018
 
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