パソコン検定試験(P検)


資格名 -        ※ 正式名は「ICTプロフィシエンシー検定試験」と言います。略称が「P検」。
 資格の種類 民間資格       主催 パソコン検定協会
資格の概要  「パソコン検定試験(P検)」は、パソコン検定協会が実施する初中級ユーザーを対象としたパーソナルコンピュータ利用技能の試験です。試験の三本柱は「公平・公正・中立」とされる基本コンセプトと、特定分野のソフトウェアや特定メーカーの特定アプリケーションなどに限定せず、パソコンを初めて触る方から企業内でパソコンを有効利用されている方まで、全ての利用者を対象に、幅広いパソコン操作とネットワーク管理の知識が問われるエンドユーザー向けの検定試験で、2015年度のP検の受験者総数は約201,000名でした。創設以来の累計受験者数は1,721,000名になります。
受験級は、1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・準4級、5級の8種類(5級については、用語についての知識を問うもので、合否判定はありません)。パソコン入門者から情報化推進リーダーまでの、総合的・実践的なIC活用能力を測り、証明することを目的としています。
この他にも、インストラクター試験やジュニアP検もあります。インストラクター試験は情報教育のリーダーとなる人が対象の試験で、またジュニアP検は小学生などの子供が対象で、早期の情報教育に対応した試験になっています。
このようにP検にはさまざまなラ ンクと種類が豊富にあり受験者のニーズにあわせた試験を提供しています。

※各級の企業内での「人物像」は以下のように想定されています。(ICT=情報通信技術)
・1級 情報化推進リーダー  ・準1級 情報化推進アシスタント、ネットワーク管理者補佐レベル。
・2級 ICT利活用マスター、ユーザー側の知識をマスターしたレベル。  ・準2級 上級のICT利活用者。職務遂行に必要なレベル。  ・3級 中級のICT利活用者。高卒・企業入社時のレベル。  ・4級 初級のICT利活用者。高校レベル。  ・準4級 中学程度のICTスキルを持つ。  5級 用語理解レベル。

※各級の試験概要
・5級:
パソコンの基礎的なハードウェア(マウスやキーボードなど)やソフトウェアの名称や知識、操作方法、そして情報モラル等について出題している無料の初心者向けテスト。
・準4級:
中学生くらいの人をターゲットに作られている試験。中学校学習指導要領「情報とコンピュータ」に対応した試験になっているので中学校で習ってき たそのままの内容の試験を受験する事が出来ます。内容はコンピュータの初歩的な内容ですが、コ ンピュータを扱う上で必要不可欠な内容ばかりです。
・4級:
一般の会社に入社したときに必要となる、コンピュータの知識のレベルをを問う試験です。また、中学校での「情報とコンピュータ」を マスターしたレベルで、高等学校での「情報」学習の基本的なレベルに対応した試験です。
この4級から試験内容が大きく変わり、タイピングテストが加わってきます。この級のタイピングテストでは1500文字中450文字以上の正確さが必要となります。
・3級:
3級で想定されているレベルは一般の会社での仕事上で必要なレベルであり、高等学校の「情報」学習をマスター しているレベルでもあります。3級からはOSの知識も必要となります。タイピン グテストは1500文字中600文字以上の正確さが必要となります。
・準2級:
対象者は一般の会社で応用レベルのコンピュータ操作を出来るレベルの人で、さまざまなアプリケーションソフトを使いこなすこ とが出来、高度なパソコンの知識を持ち、ネットワークを積極的に扱えるレベルです。準2級からはプレゼンテーションソフトに関する科目が出てきます。
・2級:
ICTをマスターしたレベルであり、パソコンの知識を使って目的達成や問題解決が出来、情報環境の整備が出来るレベルの人を受験対象者としています。2級からはタイピングテストはなくなりますが、試験では、かなり高度な知識を問われ、高度な実技テストも行われ、試験の難易度がグッと上がります。
・準1級:
対象となるのは2級のレベルにさらに、データベースを理解し、サーバなどのネットワークの知識を持ちネットワーク上の問題解決を行えるレベルの人を想定しています。この準1級からはワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトの問題は出題されませんが、その代わりにデータベースの問題が出題されます。
・1級:
準1級の知識に加え会社全体の情報化リーダが勤められるレベル。最新のコンピュータ技術に詳しく、インフラ整備やシステムの導入やシステムの開発を行える人が対象です。試験内容は、通常の選択式の問題と論文のテストがあります。論文テストも、選択式の内容もかなり高度で、知識も相当ハイレベルでなければ合格は難しくなります。
試験方式  ●試験方式は、全級CBT(ComputerBasedTesting)方式です。

 級  試験方法  試験時間
 5級 ・ペーパー試験、Webサイトにて実施   15分(30問)
 準4級 ・CBT方式
・選択式テスト
40分(57問)
 4級 ・CBT方式
・タイピングテスト
・選択式テスト
・実技テスト  
タイピング5分
選択式テスト(52問/30分)
実技テスト(ワープロ4問/10分表計算4問/10分)
3級  ・CBT方式
・タイピングテスト
・選択式テスト
・実技テスト 
タイピング5分
選択式テスト(57問/35分)
実技テスト(ワープロ4問/10分表計算4問/10分)
 準2級 ・CBT方式
・タイピングテスト
・選択式テスト
・実技テスト 
タイピング5分
実技テスト(ワープロ4問/10分
表計算4問/10分)
選択式テスト(62問/35分)
2級  ・CBT方式
・選択式テスト
・実技テスト(複合成果物作成型) 
選択式テスト55問/40分
総合実技テスト1課題/70分
 準1級 CBT方式
・選択式テスト 
60分(40問)
1級  ・CBT方式
・選択式テスト
・論述式テスト
90分(10問)
※試験方法の内容
・選択式テスト:設問に対する解答を選択肢の中から選択するテストです。(すべての級で出題)
・実技テスト(複合成果物作成型):職場さながらのタスク(課題)が与えられ、必要なアプリケーションを複数利用して実際に成果物を作成するテストです。タスク(課題)は、「状況」「指示文」「データ素材」等から構成されています。(2級のみ)
・実技テスト:パソコン画面上にアプリケーションの擬似操作画面が表示されます。与えられたタスク(課題)を実際の操作によって解決していくテストです。(4級、3級、準2級)
・タイピングテスト:ローマ字入力・かな入力・英字入力から一つを選択し、5分間で受験する級の合格基準をクリアすればタイピングテストは合格。(4級、3級、準2級)

※合否判定:1級と準1級以外の等級は、試験終了後その場で合否が表示されます。
※合格基準
・1級 (1000点満点)  選択式および論述式(70%以上の正答率/1000点中700点以上)
・準1級 (900点満点) 以下基準を全て満たしている場合に合格
  選択式テスト40問中、28問以上に正答(70%以上の正答率/900点中630点以上)
  各カテゴリの正答率が全て30%以上
・2級 (800点満点) 以下基準を全て満たしている場合に合格
  選択式テスト55問中、39問以上に正答(70%以上の正答率/700点中490点以上)
  各カテゴリの正答率が全て30%以上
  総合実技テストで、100点中60点以上の得点(60%以上の得点率)
・準2級 (700点満点) 以下基準を全て満たしている場合に合格
  タイピングテスト5分間に、100点中/50点以上の得点(日本語375文字以上あるいは英字638文字以上)
  選択式テストおよび実技テスト70問中、46問以上に正答(65%以上の正答率/600点中390点以上)
  各カテゴリの正答率が全て30%以上
・3級 (600点満点) 以下基準を全て満たしている場合に合格
  タイピングテスト5分間に、100点中/40点以上の得点(日本語300文字以上あるいは英字510文字以上)
  選択式テストおよび実技テスト65問中、43問以上に正答(65%以上の正答率/500点中325点以上)
  各カテゴリの正答率が全て30%以上
・4級 (400点満点) 以下基準を全て満たしている場合に合格
  タイピングテスト5分間に、100点中/30点以上の得点(日本語225文字以上あるいは英字383文字以上)
  選択式テストおよび実技テスト60問中、36問以上に正答(60%以上の正答率/300点中180点以上)
  各カテゴリの正答率が全て30%以上準4級 (200点満点) 以下基準を全て満たしている場合に合格
  選択式テスト57問中、35問以上に正答(60%以上の正答率/200点中120点以上)
  各カテゴリの正答率が全て30%以上

2015年P検全級の試験範囲と合格基準
受験資格  ・2級までは制限がなく、誰でも受験できます。
・1級の受験については、前級(2級)以上に合格していることが受験の条件となります。
 試験科目 ■1級
・情報基盤整備 ・情報セキュリティ管理 ・利用部門内情報化の推進 ・論文作成
■準1級
・情報セキュリティ管理 ・利用部門システム運用管理 ・ネットワーク ・データベースの基礎 
・データベースの活用(Access)
■2級
・パソコン一般知識 ・OS(Windows) ・LAN ・インターネット ・情報モラルと情報セキュリティ
・ワープロ・表計算(Word&Excelまたは一太郎&Excel) ・DTPR(PowerPoint) ・実技テスト(成果物作成型)
■準2級
・パソコン一般知識 ・OS(Windows) ・LAN ・インターネット ・情報モラルと情報セキュリティ
・ワープロ(Wordまたは一太郎) ・表計算(Excel) ・DTPR(PowerPoint) ・実技テスト(成果物作成型)
■3級
・タイピング ・パソコン一般知識 ・OS ・LAN ・インターネット ・情報モラルと情報セキュリティ
・ワープロ(Wordまたは一太郎) ・表計算(Excel)
■4級
・タイピング ・パソコン一般知識 ・インターネット ・情報モラルと情報セキュリティ ・ワープロ(Wordまたは一太郎)
・表計算(Excel)
■準4級
・生活や産業の中における情報手段の果たす役割 ・コンピュータの基本的な構成と機能及び操作
・コンピュータの利用 ・情報通信ネットワーク
■5級
・パソコンの基礎知識 ・インターネット ・情報モラル
スケジュール  ・試験日: 随時(PASS認定校の予約状況による(要予約)

※全国の認定試験会場(PASS認定校)で受験することができます。受験日は、PASS認定校によって異なります。最寄りのPASS認定校を試験会場検索ページで選んで、電話かメールにて受験の予約をします。
       ⇒ PASS認定校での受験と予約方法
試験会場  P検は、全国の認定試験会場(PASS認定校)で受験することができます。受験日は、PASS認定校によって異なりますので、最寄りのPASS認定校を試験会場検索ページで探して、電話かメールで受験の予約をします。

・1級〜準4級全国約1700ヵ所のPASS認定校(協会公認試験会場)で随時受験できます。
・5級  P検HP上で実施
試験会場の検索はこちら
受験料  ・5級無料(P検ホームページ上にて実施) ・4級3,000円 ・3級・準2級5,100円 ・2級6,100円
・1級10,000円(各税込み)  ※高校生以下は学割があります。
資格 難易度  ・難易度  1級 「B」普通  2級 「C」やや易  3級 「D」易しい
・合格率  2015年度級別・職業別合格率 ⇒詳細
   4級 3級  準2級  2級  1級 
社会人(大学生含む)  86.8% 76.4% 66.6%  55.0%  30.8% 
 高校生・中学生(P検アプリ使用有) 64.1  52.8  41.4  40.1  -
 高校生・中学生(P検アプリ使用無) 82.3  67.2  61.3 


(参考データ)
 級  準4  4  3  準2 準1 
社会人(大学生含む) 92.8% 87.6% 78.8% 70.6% 44.3% 33.8% 23.1%
高校生・中学生 83.5% 72.6% 54.5% 41.8% 20.2% - -
  受験対策
 &
資格の将来性
一般に”パソコンが使える、パソコンで通常の業務が出来る”というレベルが、P検3級あたりだと思います。普通にパ ソコンを使えている方なら合格して当たり前のレベルと考えてよいでしょう。
従って、これからパソコンを勉強しようという方が最初に目標にするレベルとして「P検3級」あたりがお薦めになるのではないかと思います。一般に、3級合格で“一人前”と評されます(同時に試験監督者資格が付与される)
ちなみに MOSはあくまで特定のソフトの操作が出来るかどうかのみを問う試験で、P検3級はパソコンのハードからOS、ネットワーク、ソフトの使い方まで広く出題される試験で、総合力・実践力を問うため、MOSよりは難易度が高いと評価されがちでもあります。難易度としては、部分的にはドットコムマスターの近い難易度はあるようです。P検は3級以上合格で1人前と考えられます。

5級は携帯で無料でクイズ感覚で受ける事ができる試験ですが、準4級〜2級まではタイピングやワープロ、表計算、インターネットなどの知識を問う問題が出題されるので、受験する級に応じた勉強が必要になってきます。さらに、 準1級と1級は、ここから内容が変わり、情報セキュリティ管理、利用部門システム運用管理など、実務的な内容の問題になり、専門的な勉強が必要になります。

その中で、2級は実技もあり意外に難しくなる試験です。さらに、P検準1級は、難関試験とまではいきませんが、試験の内容自体は試験範囲が非常に広いにもかかわらず、試験対策教材が少ないため、難易度が高くなりがちな試験だと思います。
P検1級は、記述式の問題がある分だけ準1級より難易度は高くなりますが、準1級の合格者にとってはそれほど遠い距離にある試験ではなさそうです。
他試験との難易度レベル比較は、
MOS<P検 3級<日商PC検定 2級<P検 2級<初級シスアド<P検 準1級<P検 1級  といったところでしょうか。


受験対策としては、テキストや問題集は多数市販されており、直販のeラーニング教材もあります。取得を推進している専門学校でも学べるほか、P検対策講座を開講しているスクールも数多くあります。
きっちりと十分に勉強すれば独学でも充分合格可能な試験だと思います。P検の公式ページでは毎年度、P検用の模擬試験データが配布されていますので、受験を考えている人は利用するといいでしょう。また、 P検協会が出している「CS-One」という受験対策CDもお薦めの教材です。
この試験は、パソコン基礎理論に加え、オフィスソフトの実務能力も問うというバランスの取れたいい資格試験ですが、範囲も広くなりますが、そこは対応テキストも出ていますので、それをもとに勉強すれば問題はないと思います。

受験生の多くは女性で、社会人、主婦、学生が中心です。小学生や高齢の方も受験しています。
この試験は、広くパソコンのスキルを問う試験なので、自分のパソコンスキルの証明として就職活動などに利用できますが、履歴書に記載するには2級以上は必要です。企業や学校でも有効な実践的スキルとして認定しています。
また、企業によっては、このパソコン検定試験を就職や転職の対象にしているところもあります。大学などでもパソコン検定の資格の有無が入試に関係するところもあるようです。

※2015年度 IT系資格試験「受験者数ランキング」
   資格名 受験者数(人)  備考
 1位 基本情報技術者試験 101,200 「情報処理技術者試験」の中から、3資格試験がランキングに入りました。
※ITパスポートはCBTの関係もあって人気があり、前年度比も一番増加
 2位 P検-ICTプロフィシエンシー検定 78,000
 3位 ITパスポート試験 73,100
 4位 応用情報技術者試験 63,300
 5位 コンピュータサービス技能評価試験 47,100
通信講座   CS-One  (CD-ROM教材)一覧
通学スクール   P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)通学スクール・講座一覧
教材

P検オフィシャル教材/公認教材一覧
 売れ筋教材 「P検」関連本のAmazon売れ筋ランキング一覧
問い合わせ先  ICTプロフィシエンシー検定協会(パソコン検定協会)事務局    http://www.pken.com/index.html
〒171-0042 東京都豊島区高松1-11-16 西池袋フジタビル3F
TEL 03-5338-8784    P検コールセンター 03-5338-8784
 
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