資格名

日本農業技術検定

資格の種類民間検定試験
主催日本農業技術検定協会
資格の概要

新規就農をめざす農業高校や農業系大学の学生、就農準備校の生徒などの学習意欲を向上させ、効率的な研修教育の促進を目的に平成19年度から実施されているのが「日本農業技術検定」です。
農業法人などへの新規就農の促進、さらに就農後の技術水準に応じた効果的、効率的な育成を目的に、農林水産省と文部科学省が後援している検定試験です。
試験級は、1級と2級、3級の3種類があり、それぞれ入門レベル・基本レベル・実践レベルのランク付けがされています。試験は学科試験(1級、2級)だけの受験も可能です。学科試験だけの合格者には学科試験合格証明書が発行されます。
※1級・2級の学科及び実技試験の合格者には合格証書が発行されます。
(注)農業技術検定とよく似た名称で、日本農業検定という検定試験がありますが、こちらは全国農協観光協会という民間団体が主催する検定試験です。⇒「日本農業検定」

【各級の想定する受験対象者】
・3級 農作業の意味が理解できる入門レベル
・2級 農作業の栽培管理などが可能な基本レベル
・1級 農業の高度な知識や技術を習得している実践レベル

◆ 日本農業技術検定に関する情報
・農業技術検定3級については、平成27年度から試験制度が一部改正されました。
 詳しい内容は「3級試験の変更について(平成27年度より)」を参照ください。

試験方式

・試験は学科試験と実技試験で構成されています。
・試験形式は「マークシート」または「CBT」のどちらかを選ぶことができます。
●学科試験
 3級 出題: マークシート方式(4者択一)50問/40分 ①共通 30問 ②選択 20問
 2級 出題: マークシート方式(5者択一)50問/60分 ①共通 15問 ②選択 35問
 1級 出題: マークシート方式(5者択一)60問/90分 ①共通 20問 ②選択 40問 
●実技試験
 2級:協会が定めた基準に基づく指定研修を修了する。
 ※農業高校や農業大学など、すでに2級実技水準に相当する内容を授業で受けている場合は、実技は免除されます。
 1級:機械操作技術と栽培・飼養技術から1科目選択する要素試験(ペーパーテスト)
●合格基準(学科試験)
 3級:100点満点の原則60%以上 
 2級:100点満点の原則70%以上 
 1級:120点満点の原則70%以上 
●合格基準(実技試験)
 2級:基本操作7割、安全操作8割を基準として合否を判定。
    また、2級実技 試験免除規定の適合者は2級合格とみなされます。 
 1級:7割を基準として合否を判定。
※実技試験が免除になる講習会には、農林水産省農林水産研修所つくば館水戸ほ場や職業訓練校などで実施されているトラクタなど農業機械の安全運転講習会などを指します。

受験資格

全級とも資格要件はありません。
・学科試験:誰でも受験できます。
・実技試験:
  【2級】 2級学科試験合格者 
  【1級】 1級学科試験合格者であり、2年間以上の就農経験を有する者、または検定協会が定める事項に適合する者(JAの営農指導員、普及指導員、大学・高校 等の技術職員の実務経験も就農経験と同等と見なす。
農学系学生は農場実習の 4単位(インターンシップを含む)を取得し、全国大学付属農場協議会等が認定した者は就農経験と見なす)

試験科目

●出題範囲
【3級】農作業の意味が理解できる入門レベル
【2級】農作物の栽培管理等が可能な基本レベル
【1級】農業の高度な知識・技術を習得している実践レベル
※具体的な出題範囲については、ホームページ等で公表。
●学科(出題)
【3級】農業基礎として共通30問、「栽培系」「畜産系」「食品系」「環境 系」から1科目選択で20問。「栽培系」「畜産系」「食品系」のうち 5問については10問の中から選択する。「環境系」のうち5問につい ては、3種類(造園、農業土木、林業)から1種類を選択し、10問の 中から選択する。
【2級】農業一般として共通15問、「作物」「野菜」「花卉」「果樹」「畜 産」「食品」から1科目選択で35問。
【1級】農業一般として共通20問、「作物」「野菜」「花卉」「果樹」「畜 産」「食品」から1科目選択で40問。
●実技(出題)
【2級】 農業機械作業として「乗用トラクター」「歩行型トラクター」「運搬車」 「刈り払い機」「背負い式防除機」から2機種を選択し、実地研修試験を行 う。 2級実技試験免除規定に適合する者は、申請に基づき実技試験を免除する。
【1級】 要素問題によるペーパーテストで、試験時間は90分とする。基礎的確認 事項と専門選択分野における実践的知識・経験を問う論述式とする。
※詳しい出題領域についてはこちらを参照ください(3級出題領域  2級出題領域  1級出題領域

スケジュール

●試験実施:3級 2級 7月下旬と12月下旬(年2回)    
       1級 12月下旬(年1回)
●申込方法:一般受験は個人がインターネット又はFAXで申込む。

2018年(平成30年度)日本農業技術検定「学科試験」 実施要領
2018年(平成30年度)日本農業技術検定「実技試験」 実施要領 
・試験日
  学科試験
  第1回 平成30年7月14日(土)   
  第2回 平成30年12月8日(土) 
  実技試験
  2級 平成30年11月10日(土)
  1級 平成30年12月8日(土)
・申込受付期間
  第1回 平成30年5月1日(火)~6月1日(金)   
  第2回 平成30年10月1日(月)~11月1日(木)

試験会場

・学科
  (一般受験)東京・大阪など主要都市の指定会場、全国の農業高校、農業大学校
  (団体受験)試験実施団体の準備・提供した会場
・実技
  【2級】鯉淵学園農業栄養専門学校(茨城県・水戸市)
  【1級】東京・大阪等の指定会場。団体受験実施団体の準備・提供した会場

受験料

●学科試験
  3級 2級 各3,080円(団体2,570円)  
  1級 5,140円(団体4,110円)
●実技試験
  【2級】15,420円  
  【1級】 5,140円

資格難易度

●難易度    
  3級 「C」やや易   
  2級 「B」普通  
●合格率   
  平成29年度7月度第1回農業技術検定結果 ⇒詳細
   3級 受験者数7,437名 合格者数4,370名 合格率58.8%
   2級 受験者数2,711名 合格者数468名 合格率17.3%

※参考データ
・平成28年12月度第2回農業技術検定結果 
   3級 受験者数13,069名 合格者数8,135名 合格率62.2%
   2級 受験者数2,745名 合格者数489名 合格率17.8%
   1級 受験者数308名 合格者数26名 合格率8.4%

受験対策&
資格の将来性

試験の受験者が年々増えている背景に、この数年の間に食の安全に対する関心が高くなっており、農業の重要性が見直されるようになっていることがあるように思います。これまでの農業は家業として、親の代から受け継ぐものと思われていましたが、最近では「農業をしたい」という希望者も増えています。特に、最近は土いじりに心をひかれる人も多く、家庭菜園やベランダ菜園というレベルでなく、農家への転身を希望する若い人も増えているようです。
この農業ブームを反映して一般個人受験者も増えていることが影響して、試験の出題内容も難しくなってきているようです。

試験の受験者数は約20,000人強( 3級で16,000人程度)で、2級や1級の受験者が選択する選択科目は、栽培系が一番多く、合格率は畜産系が高くなっています。
試験のポイントは、技術を習得する過程で必要な基礎的な専門用語についての理解度や、栽培技術、飼養技術、加工技術などの体験を基にした理解力や判断力でしょう。
級別では、3級は高校の農業の教科書の中身をひと通り覚えれば合格できるレベルです。また、1級・2級も得意分野をきちっと選択して、指定の教科書に沿ってまじめに勉強しておけば合格できるレベルです。ただ、机上の勉強しかできていない人には、2級、1級の実技的な問題は難しいかも知れません。

もともと農業をする人を育てることを目的にした検定試験なので、試験の合格に向けて勉強することが農業に就く上での知識となることは間違いありませんが、農業系学部・学科の入学試験で優遇されたり、優先的に採用する農業法人などでは、検定に合格することが直接メリットとなる場合もあります。

通信講座

-

スクール

各府県農業大学校における短期研修講座

オンライン学習

-

教材

農業技術検定

売れ筋教材

-

問い合わせ先

日本農業技術検定協会(事務局:全国農業会議所) http://www.nca.or.jp/kentei/ 
〒102-0084 東京都千代田区二番町9-8 
TEL:03-6910-1125 FAX:03-3265-5140 メール:kentei@nca.or.jp

スポンサーリンク