資格名

認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)    
英語名 Certified Construction Manager of Japan

資格の種類民間資格
主催一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会(日本CM協会)
資格の概要

建設プロジェクトにおいて、建設発注者から準委任を受けたコンストラクション・マネジャーにより、中立的に全体を調整して、所期の目的に向かって円滑に事を運ぶ行為のことを「コンストラクション・マネジメント(CM方式)」と言います。このCM方式はアメリカで確立されたプロジェクト実施方式で、プロジェクトの工期遅延、予算超過などを防止するため、マネジメントを専門に行うコンストラクション・マネジャーが、発注者、設計者と一体となってプロジェクトの全般を運営管理する方式になっています。

日本では、一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会(日本CM協会)が認定する「認定コンストラクション・マネージャー」の資格制度が2005年度に創設されました。2005年 3月には「第1回認定コンストラク ション・マネジャー資格試験」が実施され、わが 国におけるCMの普及・発展に関して中心的な役割を担うようになりました。
認定コンストラク ション・マネジャー資格には「CCMJ( Certified Construction Manager of Japan)」と「ACCMJ(Assistant CCMJ)」の2種類の認定資格があります。
・CCMJ:建設のプロフェッショナルと しての経験を有する者に対して、知識試験と 能力試験を実施して、CM業務をなし得る者を合格とする。
・ACCMJ:CCMJと同様の知識試験を実施して、CM業務を行うために必要な知 識を有する者を合格とする。

コンストラクション・マネジャーの呼称は、単にコンストラクション・マネジャーを指す場合は「CMr」と略すため、認定コンストラクション・マネジャー資格は「認定CMr資格」や、「CCMJ資格」と表記されます。

試験方式

(1)知識試験(CCMJとACCMJ)
・択一式を原則として約50問程度の出題/試験時間2時間
※ACCMJを過去に合格している者で合格後5年以内に、CCMJを受験する場合は、知識試験が免除されます。
(2)能力試験(CCMJのみ)/試験時間3時間

受験資格

●ACCMJ受験の場合
 受験に必要な実務経験は不要。誰でも受験できます。
●CCMJ受験の場合
 建設プロジェクトにかかわる3年以上の実務経験が必要です。
※実務経験の申告にあたり虚偽の申請が判明した際は、試験合格は無効になり、登録資格は抹消されます。

(実務経験として認められる業務例 主な業種と建設プロジェクトに関わる業務)
●CM 会社、建設コンサルタント、設計事務所、積算事務所、 建設会社、専門工事会社
 1.PM・CM、2.設計、3.工事監理、 4.発注調達、5.施工計画、6.品質管理、 7.予算・コスト管理、8.工程管理、 9.安全衛生管理、10.環境管理、 11.現場管理全般、12.技術研究開発
●官公庁
 21.建設行政、22.営繕業務
●民間発注者・ 不動産(開発・仲介)
 31.建設調達管理、32.維持管理、 33. プロジェクト管理
●大学院、大学、高等専門学校、 短期大学、高等学校、研究所
 41.建設及び開発行為に関わる研究、 42.教授・講師・教師等としての教育実績
※業種に関わらず、建設プロジェクトに関わる業務経験であれば、実績として認められる。

試験科目

●試験の出題範囲
(1)知識試験(CCMJとACCMJ)
 コンストラクション・マネジャー業務を行うために必要な知識について出題されます。
・CM 概要
 (1)CM の定義 (2)CMr の業務 (3)CMr の必要性 (4)CMr の法的責任(5)CMr の倫理(6)その他 
・CM の 業務体系
   建設プロジェクトの各段階(基本計画,基本設計,実施設計, 工事発注,工事,完成後)で必要なマネジメント業務について出題されます。
・CM の理論・技術・手法
   CM に必要な理論と技術及び手法について出題されます。
(2)能力試験(CCMJのみ)
能力試験は、CM業務をなしうる能力について、下表に示す形式で出題されます。
(能力試験の出題形式)
・短文筆記:約40字から200 字の文章で解答する記述式問題
・事例解決:例示された架空の建設プロジェクトについて、問題点の指摘や 解決方法の提案を求める記述式問題
・経験論文:与えられたテーマについて、自らの経験に基づいて論述する問 題



スケジュール

●試験実施:8月下旬
●願書受付:5月初旬~6月末
●合格発表:10月中旬

2018年度認定コンストラクション・マネジャー資格試験日程
・試験日:2018年9月2日(日) 
・受験申請受付:2018年5月7日(月)~7月20日(金)
・合格発表:2018年10月5日(金)
・合格の有効期間
   (CCMJ)自:2018年10月5日 至: 2020年12月31日
   (ACCMJ)定めなし
 ※この間に資格登録の手続きをしなければ、試験合格は無効になります。

試験会場

仙台・東京・名古屋・大阪・福岡
※全国5カ所のいずれかの内、受験申込書により希望する地域で受験できます。

受験料

●日本CM協会の「非会員価格(税込)」
【一般】
・CCMJ(知識試験と能力試験を受験) 27,000円
・CCMJ(能力試験のみ)ACCMJ合格後、5 年以内に受験する場合 19,440円
・ACCMJ  10,800円
【学生】
・CCMJ(知識試験と能力試験を受験) 24,300円
・CCMJ(能力試験のみ)ACCMJ合格後、5 年以内に受験する場合 17,490円
・ACCMJ  9,720円

資格難易度

●難易度 
  CCMJ 「B」普通  
  ACCMJ 「C」やや易
●合格率 
  2017年度第13回認定コンストラクション・マネジャー資格試験結果
  CCMJ認定資格 合格率36.6% (受験者数303名 合格者数111名)
   ※CCMJ 受験者(知識と能力の両試験を受験)のうち、知識試験のみの合格者
  ACCMJ認定資格合格率73.7% (受験者数38名 合格者数28名)

※参考データ
・2016年度認定CCMJ資格試験結果
  合格率37.6% (受験者数250名 合格者数94名)
・2015年度認定CCMJ資格試験結果
  合格率46.7% (受験者数195名 合格者数91名)

受験対策&
資格の将来性

「認定コンストラク ション・マネジャー資格試験(CM資格試験)」は、まだ知名度も低く、知っている人も少ない建設プロセス全体のマネジメントに関する資格なので、受験対策としての過去問や解説書の類もほとんど出回っていません。ということは、情報が少ないにもかかわらず、受験料は高い試験というよくないイメージが残ります。
しかしながら、実際の試験では、受験資格要件も高く、受験生の多くの方がプロフェッショナルと言える人材であり、その合格率が30~40%であれば決して簡単な試験ではありません。現に、仕事内容から考えると、1級建築施工管理技士や一級建築士などと同じ延長線上のマネージャー資格だと言えます。
試験の出題傾向に関しては、過去問と同じ問題や類題が重複して出題されていることも少なからずあることから、過去問は5~6年分をこなしておけば問題ないように思います。

日本CM協会は、2008年4月に「CMスク ール」を開校しました。CMスクールは、基礎コ ースと実践・理論コースに分かれていて、基礎コースはCMの初学者を対象とするコース。 CMの歴史やCMの基本的な理論を解説する「CM概説講座」と、CMガイドブックに沿ってCMrの業務をプロジェクトの時系列に従って解説する「ガイドブック集中講座」 から成っています。実践・理論コースは、CM認定資格の取得者、またはCMの実務者を対象とするコースです。これらの講習会、その中でも2日間の「CMガイドブック集中講座」に出席すれば、ノウハウを凝縮している講座であるため、試験の合格率は飛躍的にあがることは間違いないと思います。費用の高い講座ですが、受講する価値はあると思います。 ⇒「CMガイドブック集中講座」

通信講座

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スクール

協会(日本CM協会)主催の「CMガイドブック集中講座」
協会主催の「CMスクール」

オンライン学習

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教材

コンストラクション・マネジメント関連書籍
協会推奨 「CMガイドブック」

売れ筋教材

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問い合わせ先

一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会 本部事務局  http://www.cmaj.org/index.php/ja/
〒108-0014 港区芝5-26-20 建築会館6階
 TEL:03-5730-7791 FAX:03-5443-3965 Email:hq@cmaj.org
試験委員会事務局    Email:shiken@cmaj.org

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