資格名

メディカルケアワーカー(看護助手)

資格の種類

民間資格

主催者

特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会

資格試験の概要

看護助手という資格は存在しませんが、看護助手従事者の一定基準の知識と技能と実務能力を証明するため、内閣府認証特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会によって 国内初、国内業界初の看護助手実務能力に対して「メディカルケアワーカー(看護助手)」としての資格付与制度が始まりました。
この仕事に就くためには、看護・介護における看護助手の役割、患者へのマナー接遇、患者移送、院内感染予防、看護概論、看護薬理学など幅広い知識と技術を身につけておくことが必要になります。この業務に特化した資格が「メディカルケアワーカー(看護助手)」なのです。



この資格の受験級は1級と2級。受験資格を得るためには、看護助手として1年以上の実務経験保有者であるか又は、協会指定教育機関においてメディカルケアワーカー講座の受講を修了しなければなりません。看護助手の人や看護助手を目指す人は、2級試験から受験します。
2級の受験には社会福祉施設や病院施設などで看護助手・介護等の業務を行う看護助手・介護職員等、又は当協会指定教育機関においてメディカルケアワーカー講座の受講修了をした者が受験します。また、1級はメディカルケアワーカー検定試験2級合格者だけが対象になります。

※試験の対象者
・介護保険適用事業所に従事している方、従事しようと準備している方
・訪問介護員(ホームヘルパー)で、スキルアップを目指している方
※メディカルケアワーカーの資格は平成20年からスタートした国の「職業能力資格証明制度(ジョブカード)」に記載できる資格になっています。

合格率・資格難易度

難易度
  2級  「D」 易しい
  1級  「C」 やや易 

【資格の難易度レベル】
2級試験の場合は、学科試験と実技試験がありますが、学科試験は看護助手に必要な知識やマナーや、消毒学や薬理学といった医療の基本的な問題が出題されます。一方、実技試験は論述形式で800字以上で記述を行う試験で、テーマは学科試験の内容に含まれる事項を踏まえた問題が出題されます。試験は、どちらも実務経験者ならばそれほど難しくない内容です。講座受講して受験される方もまじめに勉強するつもりで勉強に取り組んでいれば問題はありません。
--------------------------------------------
●合格率 (受験者数、合格者数などは非公開)
 平成20年12月試験平均合格率
  1級 47.1%  2級 53.3%
 平成20年7月試験平均合格率
  1級 52.6%  2級 58.3%

※参考データ
 平成20年3月試験平均合格率
  1級 37.5%  2級 51.4%
 平成19年12月試験平均合格率
  1級 53.8%  2級 56.7%
 平成19年9月試験平均合格率
  1級 46.2%  2級 50.0%

受験対策・学習法ほか

医療機関では医療従事者の専門業務特化や、患者の高齢化により介護業務や看護補助業務の人材不足が問題になっています。そこで看護補助知識をもち、適切な看護補助を行える人材として有力になっているのが、「メディカルケアワーカー(看護助手)」です。
メディカルケアワーカー(看護助手)は、看護師長や看護責任者などのもとで、看護師の補助業務を行います。主に、入院生活されてる方の療養上の世話、入院生活による不安を和らげるための環境づくりや、配膳、食事の補助、包帯や薬外の医薬品の準備・消毒など、看護師業務のサポートを行い、医療機関に欠かせない存在と言えます。

就職対策として考える場合には、この資格だけでは少し難しいので、ホームヘルパーを併せて取得できれば、看護内介護の軽減を図るため、看護助手の需要が高まっている時でもあり、就職でも優位になる可能性があります。ただ、仕事はきついのでそのつもりをしていなければ務まりません。
併せて取得すると有利なのがホームヘルパーである理由は、1つはホームヘルパーの資格は国家資格であり、やはり国家資格は就職に有利になる点です。それと、もう一つは、ホームヘルパー2級の資格保有者で実務経験が3年以上あれば介護福祉士の資格を取ることができる点にあります。

受験資格

  • 2級
    実務経験者
    当協会規定の実務経験と証明する実務経験証明書において、実務経験保有者と確認が取れる者(実務経験通年1年以上の者)
  • 1級
    メディカルケアワーカー検定試験2級合格者 

 ※受験資格を得るための講座内容習得度
2級の場合、学科30単位分の範囲で、論述形式での出題(総文字数800字程度)。試験は在宅で受験することができます。

試験方式

  • 試験形態は在宅試験です。試験内容は、学科試験と実技があります。
  • 学科試験 問題数(1級 45問 2級 30問)
    実技 学科30単位分の範囲で、総文字数800字程度論述形式
  • 合格基準は、学科、実技共に毎回の受験者偏差値55以上、8割正答を合格として判定しています。

試験科目

●2級 30問
学科
 1.病院環境衛生学  看護助手論 ・看護マナー ・消毒学
 2.医科薬科学  医科病理学群  薬理学群 
文章作成
・学科出題範囲及びガイドラインの事柄についての記述問題(総文字数800字程度) 
●1級 45問(2級学科範囲に以下の範囲が加わる )
学科
・基礎心理学 
・実技緒論 
文章作成
・学科出題範囲及びガイドラインの事柄についての記述問題(総文字数400字程度) 
・問題に定められた「課題」を受験者が作成し、解答を行う。

スケジュール

●試験実施
 3級 年3回(7月・12月・3月)
 2級 1回(9月)

 2023年度メディカルケアワーカー試験日程
  第61~64回試験

試験会場

・1級、2級共に在宅試験

受験料

・2級 7,700円
・1級 8,700円

問い合わせ先

・特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会事務局
http://www.medin.gr.jp/ 
東京都新宿区西新宿3-2-27
オーチュー第7ビル4F
TEL:03-5326-7784
FAX:03-5326-7786
・メディカルケアワーカー
http://www.medin.gr.jp/exam_sche/exam_med_care_work.html

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

-

通学スクール・講座

メディカル教育指定校

教材(過去問集)

-

教材(テキスト・参考書)

協会推奨教材
メディカルケアワーカー試験教材一覧

関連情報