資格名

マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)

資格の種類

民間資格

主催者

株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ

資格試験の概要

2003年11月1日より名称が「MOUS試験(Microsoft Office User Specialist)」から、新名称「Microsoft Office Specialist(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)」に変更になりました。
この変更は本試験がMicrosoft Officeの利用能力を測る試験であることをより広くアピールするために、世界統一表記として、米国マイクロソフトにより決定されたものです。この試験は、マイクロソフトが認定する一般パソコンユーザーを対象とした資格認定制度です。
「Word」「Excel(R)」 「PowerPoint(R)」「Access(TM)」「Outlook(R)」のアプリケーションについてマイクロソフトオフィスの各バージョン、およびレベルごとにWindows(R)マシン上で行う実技試験。Microsoft Office 製品のアプリケーションソフトのユーザースキルを判定する世界共通(全世界約30カ国以上で実施)の認定資格試験です。

試験レベルは一般レベルと上級レベルの2つがあり、それぞれ「アソシエイトレベル」と「エキスパートレベル」と呼ばれる。アソシエイトレベルは、基本的な機能を使って、一般的なビジネス文書や表計算を作成し、その変更、印刷等の作業を行うことができるレベル。また、 エキスパートレベルは、基本的な機能を十分理解した上で、 用途や目的に応じた環境設定やプログラム、データ活用等の高度作業を行うことができるレベル、とされています。 
尚、試験科目は個々に独立していますので、最初からエキスパート(上級)での受験も可能です。
※2017年12月末現在で、累計受験者数が402万人を超えた人気のある資格試験です。

合格率・資格難易度

難易度 
  「D」  易しい  

【資格の難易度レベル】
MOS試験は、WordやExcelなどのソフトをどのくらい使いこなせるか、という証明となる試験なので一般の資格試験とは少しニュアンスが違います。独学でも勉強すれば合格できるのですが、あくまでも合格したという結果が残るだけで、一番大事な「使いこなす」ということではありません。
MOSは、パソコンでOfficeソフトを使いこなすために取得する資格なので、習得したい方はパソコン教室に通うのがベストです。特に初心者の方で、Officeをあまり理解できていない人が、独学で受験勉強しても、本当に必要な力は身につきません。

一般的に習得するには、およそ
1ヶ月~3ヶ月くらいと言われますが、MOS試験にはバージョンがいくつかあり、それによっても変わってきますし、基礎知識やスキルの有無についても違ってきます。パソコン教室であれば、本当の意味での理解も出来ますし、きちんと勉強する環境が整っており、受験の難易度も大きく変わってきます。ここでは難易度を【「D」易しい 】の評価をしていますが、あくまでこの評価は、パソコン教室で受講し、受験することを前提にした難易度評価です。独学でもMOSに慣れた方なら2週間程度、初心者でも早い人なら1ヶ月~1ヵ月半程度あればスペッシャルレベルは克服可能です。MOS試験は過去の試験問題は公表していませんので、テキストと問題集を2冊ほど準備して、問題をタスク毎に繰り返し解き、分からないところはテキストで確認するという練習を繰り返し行い、試験前には時間内に終了できるように練習しておけば間違いありません。100点満点は必要ありません、問題集で85点~90点取れていれば十分チャレンジできます。どれだけ出来たかより、1度間違えた問題を2度と間違わないことに重点を置いて、取り組めば結果はついてきます。
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●合格率
  非公開
※合格率は非公開ですが、受験者数と合格者数からみると合格率は80~90%前後と思われます。
※合格点は各科目により異なりますが、1000点満点で550点~850点となります。



受験対策・学習法ほか

MOS試験は「Word」「Excel」「PowerPoint」など、Officeのソフトウエアごとに実施され、WordとExcelにだけ「スペッシャル」と「エキスパート」の2つのレベルがあります。 
マイクロソフトのOffice製品はそのバージョンごとに新しい機能が追加されたり、改良されたりしていますので、MOS試験ではバージョンが違う場合、同じ「Word」であっても、それぞれ別の科目と考え、試験科目は個々に独立しているため、最初からエキスパートレベルの受験も可能です。1科目ごとに認定が受けられます。従って、受験者の資格取得の目的が、就職対策である場合、目指す企業がどの分野の人材を求めているのかとか、自分が目指す分野はどういったところなのか、ということを念頭に置き、受験するMOSの受験科目を選択するとよいでしょう。

確かにMOSは累計480万人近くの受験者がいるほどの人気資格試験です。ただ、需要はありますが、MOSだけで就職が有利になるという時代はもう終わっています。MOS取得は最低条件が満たせたという程度に考えるべきです。MOSに合格した人は、次に目指すことを考えねばなりません。言いかえれば、MOS合格はステップ1です。そこで、次に目指すステップ2の資格は、一つはハード関係の資格が良いと思いますが、ハード関係は「できる、できない」が明確に出やすい分野なので、それを避けたい人は、 VBAエキスパート、IC3、ITパスポートあたり、その次には、基本情報技術者か.com Masterを狙って勉強したら良いと思います。

受験資格

年齢・国籍を問わず、誰でもご受験できます。(但し、小学生未満は保護者の同意が必要)

試験方式

●試験はすべてCBT方式の試験になっています。
試験はすべて実技試験。各試験会場に用意されたWindowsマシンを使い、問題の指示に従って正しい操作が行えるかを判定します。筆記試験は一切ありません。

  • 試験時間
    50分、問題数は約40~25問(Outlook 2002は試験時間が45分)
  • 試験方式
    コンピューターを使った実技試験(CBT試験)
  • 合格基準
    各試験、バージョンとも1000点満点中、おおよそ550~850点以上で合格です。
    (難易度により変動します。)

※最初からエキスパートレベルの受験も可能です
※試験には試験会場に用意されたパソコンを使います。自分のパソコンの持ち込みは、一切出来ません。

試験科目

WordとExcelには、一般レベルと上級レベルの2つのレベルが用意されています。
パワーポイント・アクセス・アウトルックはレベルが分かれていません。
■Word
Word 2019(一般)、Word 2016エキスパート(上級)、Word 2016スペシャリスト(一般)、
Word 2013エキスパートPart1(上級)、Word 2013エキスパートPart2(上級)、
Word 2013スペシャリスト(一般)
【一般レベル】Wordでの基本的な編集機能を理解。
 文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など
【上級レベル】Wordでの高度な機能の理解。
 スタイル機能や索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからデータ取り込みなど
■Excel
Excel 2019(一般)、Excel 2016エキスパート(上級)、Excel 2016スペシャリスト(一般)、
Excel 2013エキスパートPart1(上級)、Excel 2013エキスパートPart2(上級)、
Excel 2013スペシャリスト(一般)
【一般レベル】Excelでの基本的な操作の理解。
 数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など
【上級レベル】Excelでの高度な機能の理解。
 ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規制の設定、マクロの作成・編集など
■PowerPoint 
PowerPoint 2016スペシャリスト(一般)、PowerPoint 2013スペシャリスト(一般)
スライドマスターの編集、アニメーションや画面切り替え効果の適用・そのタイミングの編集、
スライドショーの設定、配布資料の作成など目的や状況に応じてプレゼンテーションを作成・編集
■Access
Access 2016スペシャリスト(一般)、Access 2013スペシャリスト(一般)
基礎的なデータベース設計の原則を理解し、テーブル、リレーションシップ、クエリ、フォームレポートなど、基本的なデータベースオブジェクトを作成・編集・管理する
■Outlook
Outlook 2016スペシャリスト(一般)、Outlook 2013スペシャリスト(一般)
メールの作成・編集、予定表の管理や活用、タスクの管理や依頼など、目的や状況に応じてOutlookの機能を活用

スケジュール

MOSの受験方法には「全国一斉試験」 と 「随時試験」の2通りがあります。

試験実施
 ・全国一斉試験: 原則的に月1~2回、毎月第1、第3日曜日に実施されています。
 ・随時試験: 試験会場が設定する任意の日(会場ごとに実施日程が異なります)
申込受付
  随時受付

 2023年 MOS試験日程(全国一斉試験) 

試験会場

全国 約1700ヵ所(マイクロソフトが試験会場として認定したパソコンスクールや教育機関など)
・全国一斉試験
  試験日程と試験実施地域
・臨時試験
  全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場

受験料

■【アソシエイト】
一般:10,780円(税込)  学割:8,580円(税込)
・Microsoft Office Word 365&2019
・Microsoft Office Excel 365&2019
・Microsoft Office PowerPoint 365&2019
・Microsoft Office Outlook 365&2019
・Microsoft Office Word 2016
・Microsoft Office Excel 2016
・Microsoft Office Word 2013
・Microsoft Office Excel 2013

■【エキスパート】
一般:12,980円(税込)  学割:10,780円(税込)
・Microsoft Office Word 365&2019
・Microsoft Office Excel 365&2019
・Microsoft Office Access 365&2019
・Microsoft Office Word 2016
・Microsoft Office Excel 2016
・Microsoft Office Word 2013(Part1)
・Microsoft Office Word 2013(Part2)
・Microsoft Office Excel 2013(Part1)
・Microsoft Office Excel 2013(Part2)
■【スペシャリスト】
一般:10,780円(税込)  学割:8,580円(税込)
・Microsoft Office Word 2016
・Microsoft Office Excel 2016
・Microsoft Office PowerPoint 2016
・Microsoft Office Access 2016
・Microsoft Office Outlook 2016
・Microsoft Office Word 2013
・Microsoft Office Excel 2013
・Microsoft Office PowerPoint 2013
・Microsoft Office Access 2013
・Microsoft Office Outlook 2013

問い合わせ先

「Microsoft Certified Application Specialist」の公式サイト
http://mc.odyssey-com.co.jp/index.html

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教材(過去問集)

MOS対策問題集
MOS よくわかるマスターシリーズ

教材(テキスト・参考書)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)試験対策教材

翔泳社の「MOS学習教材」

関連情報

【資格の難易度情報】
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●試験関連情報
2022年9月より試験のバージョン名が「365&2019」から「2019」に変更となりましたが、試験の出題範囲および学習内容に変更はありません。

●関連資格
 MOSマスター
 IC3
 ITパスポート