資格名

環境プランナー

資格の種類

民間資格

主催者

環境プランニング学会 

資格試験の概要

環境問題への対応をトータルにこなし、ビジネスと環境の両立を組織のために提言・実行できる人材が、特に、中小企業で強く求められていますが、その中で「環境プランナー」は、企業が環境問題に対処するために必要な各種の経営知識とそれに関連する実務全般を習得し、事業所向けに環境全般のアドバイスができる能力を保有していることを示す資格です。 資格は民間資格ですが、国の制度に位置付けられ公に認められてきました。

環境プランナーになるには、学会認定の「環境プランナー基礎コース」及び「環境プランナー専門コース」を、所定の科目数、時間数を満たし修了し、最終試験に合格することが要件になります。
この資格制度では、「環境プランナーベーシック」「環境プランナー」「環境プランナーER」「環境プランナーERO」という4つのグレードがあります。そのうち「環境プランナー」資格を取得するためには、環境プランニング学会認定の「環境プランナー基礎コース」及び、「環境プランナー専門コース」を、所定の科目数、時間数を満たし修了し、最終試験に合格することが要件になります。環境プランナー登録者数は、2018年8月現在 1,536名です。

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※「環境プランナーER」資格は、環境省の中小企業向けEMS(環境マネジメントシステム)「エコアクション21」における審査人の受験資格のひとつとなっています。
※環境問題に対処するために必要な知識を有していることを証明する資格に「環境プランナー・ベーシック資格」があります。このベーシック資格は、エコ検定の上位資格に当たる資格で、同じ環境プランニング学会が主催する資格ですが、「環境プランナー」になるめの登竜門として位置づけされています。2009年秋から新設された資格です。
環境プランナー・ベーシック資格者は、環境プランナーコース3日間のスクーリングのうち、1日目が免除され2日間のスクーリングで環境プランナーコースが受講できます。   
  ⇒環境プランナー・ベーシック資格       ⇒エコ検定
※「環境プランナー」の登録申請には、申請料・登録料が必要です。また「環境プランナーER」の登録申請には、各専門コースごとに申請料・登録料が必要です。
申請料:10,500 円(うち消費税500円)/登録料:15,750 円(うち消費税750円)

合格率・資格難易度

難易度 
  ベーシック   「C」 やや易

【資格の難易度レベル】
環境プランナーは企業が環境問題に対処した経営を行うために必要な人材、とされるが、受験者は学生から年配者の方まで幅広い。試験では出題されたテーマについて、指定されたキーワードを使って自分の言葉で答えなくてはならない記述問題が出るが、これが一番の難問。しかも得点のウエートが高いのでここで止まるときつくなります。ほかには、記述式の穴埋め問題や、細かい数字を覚えておかねばならない問題もあるので、結局、講座で勉強した知識があやふやで定着してないと点数が取れないため、かなり苦しくなります。
受験対策では過去問を徹底してやっておくのが必須の試験ですが、過去問が全てインターネット上で公開されているのはいいのですが、正解がどこにも掲載されていないので時間がかかります。
この資格、eco検定合格者(エコピープル)のステップアップ資格として位置づけられているようですが、難易度や試験の充実度ではeco検定の方が上でもおかしくないようです。

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●合格率  
  非公開
(環境プランナーベーシックの合格率は平均 70%前後)

※参考データ
・2010年11月第4回試験結果
  申込者158名、合格率66%

受験対策・学習法ほか

この資格は、環境省の「環境保全活動・環境教育推進法」に基づく人材認定等の登録制度に登録されている民間資格で、事業認定は(財)地球環境財団、評価・登録制度及び研修機関の認定は環境プランニング学会が行っています。ビジネスと環境の両立を組織のために提言・実行及び指導ができる人材の育成を目的に、平成13年に創設された制度で、累計合格者は約1,000名です。 
試験は、財団認定の「環境プランナー基礎コース」を修了すると環境プランナー認定試験を受験でき、「環境プランナー専門コース」を修了すると環境プランナーER認定試験を受験できます。
コンサルタントや、企業の総務・営業の他、税理士、公認会計士など様々な職種・業種の方が受験しています。



プロフェッショナルである環境プランナーは、業態業種問わず、あらゆる企業において必要とされています。また環境に対し一定の対策を講じている企業に与えられる環境マネジメントシステムの国際規格=ISO14001の認証を得るための指導者としての活躍も期待できます。 
また、この資格は環境省が進めている中小事業者に対する環境保護活動の促進と環境経営のあり方を規定したガイドライン、「エコアクション21」の審査人の受験資格の1つとなっています。この受験資格には2項目あり、両方を満たさなければなりません。1つ目の代表的な資格が事業者部門の「環境カウンセラー」、そして2つ目の代表的な資格が「環境マネジメントシステム審査員」ですが、環境プランナーERは2つ目の項目の中に位置付けられています。事業者部門の環境カウンセラー資格かそれと同等の資格や経験のある者が環境プランナーERの資格を取れば、エコアクション21審査人の受験資格も満たすということになります。 こういうことから、この資格の取得者は今後さらに活躍が期待できます。 

個人、企業人を問わず、環境経営、環境コンサルティングに携わる方や、環境問題に興味があって取り組んでみたい方、環境経営志向を目指す企業の社員教育に携わる方などには特にお薦めの資格であると思います。

受験資格

環境プランナー及び環境プランナーER資格の取得は、所定の科目数、時間数を満たした環境プランニング学会認定の「環境プランナーコース」及び「環境プランナーERコース」を修了することが要件となります。

●環境プランナー
 ・学歴:高等学校卒業以上
 ・経験:2年以上の業務経験を有すること、又は環境に関する分野の学士、修士、博士課程に在籍していること
 ・研修面接:環境プランナーコース(20時間以上の必須講義と選択講演を付加的に行うこと、または1ヶ月以上の通信教育及びスクーリング)の修了及び修了試験に合格すること
●環境プランナ-ER
 ・学歴/経験:環境プランナーであること
 ・研修面接:環境プランナーERコース(21時間以上の講義)の修了及び修了試験に合格すること
●環境プランナ-ERO
 ・学歴:環境プランナーERであること
 ・経験:環境技術指導、環境経営指導の専門的知識、経験を有すること
 ・研修面接:判定委員会による書類審査及び面接、実務試験及び論文
※環境プランナー資格は基本的に社会人向けの資格で、申請要件には「2年以上の業務経験を有すること」があります。ただし、「環境に関する分野の学士、修士、博士課程に在籍している」学生は環境プランナー資格の取得が可能です。

試験方式

●環境プランナーベーシック:選択問題、○×問題、穴埋め問題、記述問題で構成されています。合格点:100点満点中70点以上で合格となります。
・環境プランナー:試験時間90分の筆記試験がコースの最後にあり、これに合格すればコース修了です。
・環境プランナーER:試験時間120分の筆記試験がコースの最後にあり、これに合格すればコース修了です。
・環境プランナーERO:コースを受講する必要はありませんが、面接ではその活動実績が重視されます。

試験科目

●環境プランナー 基礎コース:(20時間以上の必須講義と選択講演を付加的に行うこと、または1ヶ月以上の通信教育及びスクーリング)と修了試験(90分)
●環境プランナーER 専門コース:(21時間以上の講義)と修了試験(120分)
●環境プランナーERO 判定委員会による書類審査及び面接、実務試験及び論文

※講座内容
◆(例1)環境プランナー基礎コース(3日間)の場合
(1)持続可能な社会への指針とツール、(2)環境マネジメントと環境パフォーマンス、(3)ガイダンスとアイスブレイク、(4)環境プランナーと環境取組み、(5)環境を切り口にしたコンサルティング、(6)環境プランナーの視点Ⅰ、(7)環境プランナーの視点Ⅱ、(8)アウトプット/環境プランナーであるあなたの活動イメージ、(9)修了試験(筆記試験・オープンブック形式) 
◆(例2)環境プランナーER 専門コースの場合
(1)コンサルタントの心得、(2)環境経営の背景・必要性と環境ビジネス、(3)環境プランナーのコンサルティングツールとしての環境報告書、(4)環境報告書の背景、(5)環境プランナー報告書の作成と実例紹介・環境プランナー報告書の作成、発表、講評・数値の意味および数値単位、(6)環境プランナー報告書から環境マーケティング・マネジメントへ、(7)中小企業の会計と税務・資金調達・助成金、融資の種類と申請のポイント、(8)環境プランナーERに求められるCSR/環境マネジメント、(9)環境経営実践事例、(10)石井食品のSWOT分析、(11)環境経営を支援するウェブサイトとは・プランティング/マーケティングツールとしてのウエッブサイト、(12)環境経営コンサルティング事例、(13)「環境経営提案書」作成のためのヒアリング、(14)「環境経営提案書」の作成、(15)「環境経営提案書」の発表、講評、(16)修了試験(筆記試験・オープンブック形式)

スケジュール

・試験実施:(環境プランナーベーシック)年2回、6月と11月
・環境プランナーベーシックコース/環境プランナーコース/環境プランナーERコース 

 環境プランナー養成講座の概要

試験会場

●各コース(講座)別の実施会場は詳細欄で確認できます。 
 例:環境プランナーコースTC81(通信+スクーリング2日)
   (会場)川崎、大阪、金沢、福岡

受験料

●講座の受講料(受講料は主催者によって多少変わります) ⇒講座コースの詳細
 ・ベーシックコース(1日):18,360円(税込)
 ・環境プランナーコース
     通信教育:1ヶ月~3ヶ月 スクーリング:2日間):59,700円(税込)
 ・環境プランナーERコース(3日間):89,500円(税込)

問い合わせ先

環境プランニング学会 事務センター       
 http://www.kankyo-planning.org/index.html 
〒220-0055
神奈川県横浜市西区浜松町11-25 ブリヂストンタイヤビル2F
TEL:045-262-2667  FAX:045-252-6523 

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