JTA公認 翻訳専門職資格試験

資格名 JTA公認翻訳専門職     ※試験名:JTA公認翻訳専門職資格試験(CPT試験)
 資格の種類 民間資格  ※(社)日本翻訳協会認定資格     主催 社団法人日本翻訳協会 
資格の概要 
(社)日本翻訳協会が主催する翻訳能力を測る資格試験。旧翻訳技能認定試験を2008年に時代の流れにあわせ改訂した試験。英語での名称を「Certified Professional Translator Test」と言い、略してCPT試験ともいわれています。翻訳のプロフェッショナルの能力を総合的に審査して認定する、翻訳専門職のための資格試験で、世界に通用する専門能力を判定します。

CPT試験の対象言語は英語と中国語です。科目ごとに合否判定がなされ、ならびにグレードが示されます。4科目のテスト全てに合格し、翻訳実務経験2年の実績審査を行った上で「JTA 公認翻訳専門職(Certified Professional Translator)」が認定されます。CPT試験はあくまで実務に即した資格試験ですが、世界レベルの翻訳者の資格であるため、難易度の高い試験です。

社団法人 日本翻訳協会(JTA)が翻訳者に求める能力として「5つのCompetence」を挙げています。2008年12月にスタートしたこの試験の出題もこの基本にそってなされています。   
 【5つのCompetence】
・Language Competence(言語変換能力)
・Cultural Competence(異文化理解力)
・Expertise Competence(専門実務翻訳能力)
・IT Competence(IT運用能力)
・Managerial Competence(マネジメント能力)

※JTA 公認翻訳専門職(Certified Professional Translator)」の認定条件
1. 4科目全てに合格(2級以上取得)
2. 2次審査(翻訳経験2年以上の実績審査)に合格
※試験合格の有効期限:初めの試験合格(2級以上の取得)より5年以内
試験方式  ・JTA公認翻訳専門職の認定条件は、4科目のテストすべてに合格したのち、翻訳実務経験2年の実績審査があります。
・対象言語は、英語と中国語です。
(試験)
1.翻訳文法技能試験
2.翻訳IT技能試験
3.翻訳専門技能試験
  【英語部門(日英/英日)】
  【中国語部門(日中/中日)】
4.翻訳マネジメント技能試験
・試験時間 
 翻訳文法技能試験90分 翻訳専門技能試験90分 翻訳IT技能試験60分 翻訳マネジメント技能試験30分

※合格の最低ラインは正答率80%以上
※科目ごとに合否判定を行い、受験者のグレードが示されます。
※試験の一部である「翻訳文法技能試験(Language & Cultural Competence Test)」だけの受験もできます。
受験資格  制限なし。 国籍、性別、年齢を問わず、誰でも受験できます。
 試験科目 ●英語部門(英日/日英)
@ 翻訳文法技能試験(Language & Cultural Test):原文把握力、言語変換力、文化背景理解と文章表現力
A 翻訳専門技能試験(Expert Competence Test):専門分野の知識、実務文章、文体、用語知識と用語法、編集力
※「JTA公認 出版翻訳能力検定試験」又は「JTA公認 ビジネス翻訳能力検定試験」の1分野を受験。
B 翻訳IT技能試験(IT Competence Test):IT駆使能力、情報検索・収集能力、翻訳支援ソフト活用力
C翻訳マネジメント技能試験(Managerial Competence Test):翻訳ビジネス・マネジメント能力、職業倫理・自己啓発力
●中国語部門(中日/日中)
@ 翻訳文法技能試験(Language & Cultural Test)
A 翻訳専門技能試験(Expert Competence Test)
※「JTA公認 中国語翻訳能力検定試験」の1分野を受験。
B 翻訳IT技能試験(IT Competence Test)
C翻訳マネジメント技能試験(Managerial Competence Test)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(まとめると以下のようになります)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【試験科目】
<英語部門>
・第1科目:翻訳文法技能試験
<中国語部門>
・第1科目:以下のどちらか1 科目または両方受験可
1)中日翻訳文法技能試験 2)日中翻訳文法技能試験
<共通部門>
・第 2 科目:翻訳 IT 技能試験
・第 3 科目:翻訳マネジメント技能試験
・第 4 科目:翻訳専門技能試験(「出版翻訳能力検定試験」「ビジネス翻訳能力検定試験」及び、「中国語翻訳能力検定試験」より1分野を選んで受験)
スケジュール  3月・6月・9月・12月の第1日曜日 (年4回)


平成29年度JTA公認翻訳専門職資格試験日程(第35回〜38回試験)
(第35回試験)
・試験日:平成29年6月3日(土) 
・受験申請受付:申込み締切り5月30日(火)
・結果発表:平成29年7月中旬
試験会場  インターネットによる在宅試験
※JTA公認翻訳専門職資格試験に変わって、インターネットを利用してどこでも受験ができるようになりました。
※インターネット試験が無理な方は東京、大阪での会場試験も可能(4科目受験の方に限る)
 受験料 ・1科目受験:5,400円  ・2科目受験:10,800円 ・3科目受験:16,200円(各税込)
資格 難易度  ・難易度: 「A」 難関   
・合格率: 非公開(5%前後)  

(参考)
データは公開されていませんが毎回、数名の合格者しか出ないTOEICの難度を超える超難度の試験と言われています。試験は、4肢択一式で行われますが、90分間で約200問の問題に回答しなければなりません。そのため、高いバイリンガルコミュニケーション力が求められます。2010年6月時点での4科目合格者は3名とされています。
 受験対策
  &
資格の将来性
この試験は、旧翻訳技能認定試験を全面的に改訂し、21世紀のビジネス・コミュニケーションにふさわしい翻訳技能の確立と向上を目指して2008年12月からスタートした新しい資格試験です。新試験になって、語学以外の管理能力やITスキルについても評価するようになりました。中でも大きなポイントは、世界のどこからでも受験できるインターネット方式試験を採用したことです。その理由は、今後の翻訳ビジネスにおいては、IT能力が重要な要素となってくることを重視したからとされています。そういう意味からも、この試験は翻訳者の技能水準の向上を図ると同時に、翻訳業務の専門性の確立と翻訳に対する社会的評価を高めるうえで重要な役割を果たしていると言えます。。
この資格試験は非常に難易度が高く、4科目合格者は非常に少ないのが現状です。4科目合格者は、1回の試験で1人出るかでないかというレベルで、まさに専門職用の資格試験といえます。4科目を1日で受けずに1科目づつ分けて受験することもできますが、その分長い時間がかかります。TOEICやTOEFLで高得点を取っている人でも資格取得は容易ではありません。

試験では、英語ができるだけでは十分でなく、日本語の豊かな知識も必要になります。英語も大学受験レベル程度の英語力では歯が立たたず、高い語彙力が求められます。
さらに、この試験には、翻訳力技能だけでなく、自分が専門分野とする業界の知識と高度な翻訳力、さらにITの知識や著作権をはじめとする関係法令などのコンプライアンス等について十分な理解が必要です。また、翻訳者としての自分をどのようにマーケティングするかの知識も必要になります。
翻訳文法技能のほか、翻訳専門技能、翻訳IT技能そして翻訳マネジメント技能の4科目を審査し、第二次審査では2年間の翻訳実務経験を審査する、翻訳専門職ならではの本格的な資格試験と言えます。
これらの試験で、主に総合的な時間生産性(少ない時間でどれだけ質の高い翻訳ができるか)の程度、それと翻訳専門職に必須の技術としてIT技術を使いこなす能力を評価され、さらに2年間の翻訳実務経験が審査され、初めて「JTA公認翻訳専門職」の資格が授与されるのです。世界でも翻訳者としてこれほどの総合的、かつ難度の高い技能を求める試験は初めてといえます。

試験対策として協会が推薦している方法は以下のように記載されています。
・独自の翻訳技法を構築されていない方には、この翻訳技法のスタンダードを学習されることをお勧めします。翻訳を万人が学べる技術として世界で始めて技法としてルール化された「翻訳英文法」〈バベルプレス刊・定価〈税込み〉1944円〉です。これは、バベルユニバーシティ(株バベル)の学生22万人以上の翻訳学習者が学んでいる実績があります。またこの「翻訳英文法」を効果的に学習できるようになっている「翻訳英文法トレーニング・マニュアル」(バベルプレス刊・定価〈税込み〉2592円)もトレーニングには良いでしょう。教材はこの2冊の学習をお薦めします。また、試験の出題傾向を把握されることをお薦めします。また、 JTAが実施している模擬試験、解答解説会、受験対策セミナー、メルマガなどをチェックしておく方がいいでしょう。翻訳文法技能試験については、毎月、模試が行われています。また、取得に関する相談が随時、行われているので活用しましょう。
(参考)
協会の推薦する試験対策
独自の翻訳技法を構築されていない方には、この翻訳技法のスタンダードを学習されることをお勧めします。翻訳を万人が学べる技術として世界で始めて技法としてルール化された『翻訳英文法』〈バベルプレス刊・定価〈税込み〉1890円〉です。これは、バベルユニバーシティ(株バベル)の学生22万人以上の翻訳学習者が学んでいる実績があります。またこの「翻訳英文法」を効果的に学習できるようになっている『翻訳英文法トレーニングマニュアル』(バベルプレス刊・定価〈税込み〉2400円)もトレーニングには良いでしょう。この2冊の学習をお薦めします。

仕事面では、 翻訳会社に勤務する以外には、フリーの翻訳家として活動したり、個人で仕事を請ける人もいます。
例えば、企業での契約書やマニュアルの翻訳(ビジネス翻訳)、小説や絵本などの翻訳(出版翻訳)、映画やゲームなどの翻訳(メディア翻訳)など、活躍の場はたくさんあります。
専門分野・得意分野に特化した翻訳家への需要は高く、就職や仕事獲得の可能性もより高くなります。自分の専門分野を突き詰めることが、翻訳家としての成功 の鍵になると言われ、得意分野・専門分野を明確に深化させることが高収入獲得の秘訣になるようです。
最近は諸外国との取引の関係で、様々な書類について社内の翻訳家としても需要がありますが、専門性の高いものほど翻訳料も高く、専門知識や専門用語のデータなどを自分の辞書のように蓄積して活用できるようにすれは、難易度の高い翻訳でも効率的な作業が可能になります。
この道に進むことをお考えの方は、語学系の養成施設で実力を養成後、翻訳専門職として2年以上の実務経験を経て、JTA公認翻訳専門職資格試験に合格する、というのが本筋でしょう。
受験対策としては、翻訳専門職の対策講座を利用したり、専用の書籍を購入したりして勉強する必要があります。
まず過去問を解いてみて自分の実力を確認するところから始めたらいかがでしょうか。そして、最後まであきらめない強い気持ちを持って目標を目指して、長文翻訳を繰り返していれば、見えてくるものがあるはずです。
通信講座   翻訳 通信講座一覧
通学スクール  英語翻訳スクール・講座一覧        協会主催の受験対策講座
教材 
問い合わせ先  (社)日本翻訳協会   http://www.jta-net.or.jp/
 〒107-0052 東京都港区赤坂4-3-1共同ビル赤坂   TEL03(6277)6413
HOME


Copyright(c)2009資格の難易度All Rights Reserved.