資格名

JMAメイクアップ技術検定

資格の種類

民間検定試験

主催者

(社)日本メイクアップ技術検定協会

資格試験の概要

JMAはメイクアップアーティストを広く一般的に職業として認知させ、基本技術と理念を日本の市場に浸透させるために、創設された団体で、JMAメイクアップ技術検定は、協会の定める正しいメイク基準を基本として、国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指す資格です。検定を行うことにより、技術レベルとヒューマンスキルの向上により、メイクアップアーティストの地位向上を目指しています。
検定試験は、「日本メイクアップ技術検定試験公式テキスト」に基づいて行われます。飛び級での受験はできません。

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検定試験の資格級は、4 級~1 級( 筆記試験含む) から 3 級~1 級( 筆記試験なし) の3段階に変わりました。合格者にはディプロマ(認定証)の発行が行われます。
試験の合格認定証は、(社)日本メイクアップ技術検定協会発行による資格証として付与されます。

合格率・資格難易度

難易度 
  3級・4級  「C」 やや易 
      1級  「B」 普通

【資格の難易度レベル】
美容の資格や検定試験は多くがマークシート方式の知識を問う試験が多いですが、日本メイクアップ技術検定試験は実技方式の試験です。実技試験のため正味、技術が審査されます。そのため、受験者のほとんどが、メイクアップの専門的なトレーニングを受けた美容専門学校やメイクアップスクールの学生であることがこの試験の難易度をあげています。試験方式からも”まぐれ”的な合格の要素は見当たりません。

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●合格率  
  2020年冬期 日本メイクアップ技術検定試験結果
  合格率 3級 68.1% 2級 54.3% 1級 31.1%

※参考データ
・2019年冬期 日本メイクアップ技術検定試験結果
  3級 73.6% 2級 52.8% 1級 23.5%
・2018年秋期 日本メイクアップ技術検定試験結果
  3級 82.4% 2級 38.2% 1級 32.0%
・2017年春期 日本メイクアップ技術検定試験結果
  3級 82.5% 2級 58.3% 1級 45.2%
・2016年春期 日本メイクアップ技術検定試験結果
  3級 86.1% 2級 47.8% 1級 24.2%

受験対策・学習法ほか

メイクアップ技術検定試験を受験することで、顔の成り立ち、色彩、バランス学などメイクの基礎知識をはじめ、スキンケアからフルメイクのテクニックが学べます。また、ビジネス の場でより素敵に輝くための自分磨き、ブライダルや介護の現場に生かす為のスキルアップ、美容の仕事に就くための資格取得など、あらゆる方が受験対象になります。
4級・3級受験の場合は、スクールで40時間以上学ぶことになりますが、この仕事でキャリアアップをめざすなら2級以上の取得が求められます。受験資格は、4級受験については制限はありませんが、3級を受験できるのは4級合格者のみです。3級に合格すると、2級の受験資格が得られ、2級に合格すると1級に挑戦できます。



2級受験の場合の勉強期間の目安は、スクールで80時間以上学ばねばなりません。通信教育だと1年間が必要です。合格すれば(財)国際生涯学習研究財団が発行するディプロマが授与されます。
また、1級、2級の検定合格者には、JMA認定講師試験の受験資格の1つが与えられます。
特に、1級を取得できれば、スクールの講師や化粧品メーカー勤務のほか、フリーとしても活躍できます。尚、協会では1級取得者を対象に就職サポートも実施しています。
技術・センス・接客ノウハウ全ての習得が必要ですが、結局基礎がキチッとできているかがポイントになりますので、下位級からひとつずつ、確実にディプロマを取得していくことが、メイクアップアーティストして揺るぎない実力をつけていくことにつながります。

メイクアップ技術検定の受験対策は、3級・2級・1級共に「独学」でも十分可能です。独学が受験対策で不利になるのが「メイク練習」と、分からない時の「サポートの不在」という問題でしょう。メイク練習に関しては、対策セミナー動画などを活用する方法で実技での細かい注意点や減点のポイントなども理解することができます。このセミナーは期間中は何度でも視聴可能で、動画なので、全国どこでも自宅で学習可能です。またセミナーでは、試験で出題されるポイントや実技に役立つノウハウなども教えてもらえます。さらに、質問時間が設けられているため、独学だとわからない問題点や疑問点を質問することも可能です。
各種セミナーの詳細は、こちらを確認ください。

メイクアップ技術検定を独学で勉強する方法として、通信講座を利用する方法もあります。通信講座は自分のペースで勉強しながら専任講師のサポートを利用できるので効率的です。費用が発生しますが、一発で合格を目指す方などには一つの方法です。独学で勉強したいが講師によるサポートも欲しいという方には通信講座がいいでしょう。分からない細かい部分などはスマホなどで調べると解決できます。但し、独学で勉強する場合は、必ず公式テキストを活用することをおすすめします。

資格取得者は、メイクアップ専門の会社などで働いたり、経験を積んで実力をつけて独立し、フリーとして活躍する人もたくさんいます。また自分の店を開くケースも多いですが、この場合は美容師や、ネイルやエステ関係の資格も併せて取得していると尚良いでしょう。その他、活躍できる場所としては、映画や舞台、ファッションショーなどのメイクや、サロン、化粧品専属のアーティスト活動などがあります。美容専門学校、メイクスクール、美容サロン、化粧品メーカーなどからの受験者も多く、メイクアップ業界の中では最大級の資格ですが、ただ近年は、メイクアップアーティストやブライダルなどのヘアメイクの仕事は減少しており、日本メイクアップ技術検定の資格が就職や転職にどれだけ有利があるかはわからない状況です。

受験資格

・3級:なし
・2級:3級合格者(3級ディプロマ所持者)
・1級:2級合格者(3級/2級ディプロマ所持者)

試験方式

●実技試験のみで行われます。
・2級/3級:実技試験 事前検査
モデルのメイクの状態/テーブルセッティング身だしなみ(約15分)
・2級:実技試験  50分
・3級:実技試験  30分
※1級の実技試験は、カウンセリング・スキンケア15 分/実技試験30分で行われます。
※合格基準 実技・筆記ともに各級、満点を100点とし、得点80点をもって合格となります。
※飛び級して受験することはできません。

試験科目

試験の科目及び程度は下記内容が基準になっています。
※試験内容の詳細はこちらを参照ください。 
●3級
30 分間でスキンケア~ベースメイクとチーク・ハイライト・ローライトまで行う
・事前準備:10分
・事前審査:15分
・実技試験:30分
●2級
50 分間でスキンケア~フルメイクを行う
・事前準備:10分
・事前審査:15分
・実技試験:50分
●1級
15 分間で、カウンセリングとスキンケアまで行う
30 分間で下地~モデルのリクエストをふまえたイメージメイク(フルメイク)を行う
5 分間でシートを完成させる
・事前準備:15分
・カウンセリング:5分+15分
・事前審査:15分
・実技試験:15分+30分+5分

スケジュール

●試験実施:年二回 ※詳細は実施団体に問い合わせが必要

2023年度JMAメイクアップ技術検定試験日程

試験会場

・札幌、東京、大阪、福岡、広島、沖縄、名古屋

受験料

1級 9,180円(税込) 
2級 7,020円
3級 7,020円

問い合わせ先

JMA本部   http://www.jma-makeup.or.jp/
〒108-0014 東京都港区芝5-1-13 三ツ輪三田ビル2F
03-5765-9123   [最寄駅] JR田町駅/都営三田線・都営浅草線三田駅

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