資格名

ビジネスマネジャー検定試験

資格の種類

公的資格

主催者

東京商工会議所及び各地商工会議所

資格試験の概要

管理職(マネジャー)は、マネジメントに関する総合知識を身につけることが不可欠となっています。そこで、「ビジネスマネジャー検定試験」では、マネジャーとして活躍が期待されるビジネスパーソンに対し、その土台づくりを目的として、あらゆるマネジャーが共通して身につけておくべき重要な基礎知識を効率的に習得できる試験になっています。
そのため、この検定試験ではそのミッションを果たすために必要な知識を大きく3つのカテゴリーに分類し、多岐にわたる実践的な知識を体系立てて学習できるよう、分かりやすく整理されています。

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試験のカテゴリーは、コミュニケーションや人材育成、チームビルディングなどを学ぶ「人と組織のマネジメント」、事業管理や課題に応じた戦略の立案などを学ぶ「業務のマネジメント」、リスク管理やコンプライアンス、メンタルヘルスやハラスメントの職場管理を学ぶ「リスクのマネジメント」に分類され、それぞれビジネスの実践の場で必要不可欠な知識や情報が網羅されています。マネジメントに関する総合知識を身につけることによって、結果を出すためにチームを導くリーダーを育成することを目的にしています。
従って、この検定試験はあらゆる管理職(マネジャー)が持つべき総合的な知識を体系的に学ぶための検定と言えます。現在管理職に就いている方のほか、将来のためにマネジメントスキルを磨きたいという方にもおススメといえます。
※試験の級やレベルの設定はありません。

合格率・資格難易度

難易度 
   「B」  普通   

【資格の難易度レベル】
ビジネスマネジャー検定は、あらゆる管理職が共通して身につけておくべき基礎知識を、効率的に学べる内容の試験なので、管理職の経験が全くない人の場合はかなり難しい試験になると思います。逆に、様々な問題を効率よく処理する能力を求められている管理職に役に立つ知識が多いため、管理職の方々が勉強するには良い試験だと思います。従って、勉強は管理職の経験が全くない人であれば、正味1~1.5か月位は必要です。ただ管理職として企業で働いたことがある人なら、2週間程度の勉強で合格は十分可能です。難易度は、同じ東商主催のビジネス実務法務検定2級よりやや易しい程度、普通「B」~「B-下」のレベルでしょう。但し、試験の難易度は年々上がってきている印象があります。

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●合格率  
  2021年度(第14回)ビジネスマネジャー試験結果 
   合格率 42.3%  受験者数4,302名 合格者数1,821名

※参考データ
・2021年度(第13回)ビジネスマネジャー試験結果 
   合格率 62.6%  受験者数4,051名 合格者数2,535名
・2020年度(第12回)ビジネスマネジャー試験結果 
   合格率 43.7%  受験者数6,050名 合格者数2,644名
・2019年度(第10回)ビジネスマネジャー試験結果 
   合格率 36.6%  受験者数5,612名 合格者数2,054名
・2018年度(第8回)ビジネスマネジャー試験結果 
   合格率 58.7%  受験者数6,555名 合格者数3,847名
・2017年度(第6回)ビジネスマネジャー試験結果 
   合格率 68.9%  受験者数5,122名 合格者数3,530名
・2017年度(第5回)ビジネスマネジャー試験結果 
   合格率 41.9%  受験者数5,530名 合格者数2,315名

受験対策・学習法ほか

公式サイトには、「この試験では公式テキストの掲載内容と、それを理解したうえでの応用力を問います。また出題範囲は、基本的に公式テキストに準じますが、最近の時事問題などからも出題する場合があります」と書かれていますので、勉強法としては、まずはテキストに書いてあることを覚えるしかないと思いますが、テキストだけ読んで覚えれば受かるというような試験ではありません。受験勉強はビジネス経験の無い方にとっては難しい内容もあるかもしれませんが、基本的には独学で十分対応できますので、公式テキストと公式問題集があれば問題はありません。

教材は、ビジネスマネジャー検定試験教材一覧の中から中央経済社(東京商工会議所)の公式テキストと公式過去問題集を選ぶのがベストです。公式問題集は2020年版以降の新しい問題集を使ってください。勉強方法は公式テキストを繰り返し読みながら、併せて模擬問題や過去問を70%の得点率を目指して繰り返し解くという学習スタイルになります。ただ、時事に関する問題や、実際のビジネスに即した問題に対応するためには、普段からニュースや新聞、時事雑誌などを読んでいる必要があります。新聞やニュースを見ていなければ、時事問題を解くことは不可能です。
独学が苦手な方はの講座もおすすめです。独学では勉強しにくいという人に対しては、研修講座や公式通信講座も用意されています。
過去の試験全体を見ると、出題されている問題の90%は、公式テキストに載っている内容や関連項目から出題されますので、テキストに載っている用語の定義などをできるだけ覚えながら公式テキストで丁寧に勉強することが大切です。細かい部分では、マネジャー(管理職)にとって必要な知識を取り出して集めてきたような問題構成になっているようです。

受験資格

国籍・性別・年齢・学歴を問わず、誰でも受験できます。

試験方式

●IBT方式(受験者自身のパソコン・インターネット環境を利用し、受験する試験方式)
・形式:マークシート方式による多肢選択式
・試験時間:90分
・合格基準:100点満点とし、70点以上で合格
●CBT方式(各地のテストセンターで、備え付けのパソコンで受験する試験方式)
・形式:マークシート方式による多肢選択式
・試験時間:90分
・合格基準:100点満点とし、70点以上で合格

試験科目

(1)マネジャーの役割と心構え
(2)人と組織のマネジメント
(3)業務のマネジメント
(4)リスクのマネジメント
学習カリキュラム(公式テキストの目次)

●出題範囲
公式テキストの基礎知識とそれを理解した上での応用力を問います。最近の時事問題からも出題する場合があります。

スケジュール

試験実施:年2回
※2022年度より、IBTとCBTで異なっていた申込期間・試験期間を統一して実施しています。

試験の申込み方法
CBTでの申し込み
IBTでの申込み(自宅・学校・会社など)

  2023年度(第17・18回)ビジネスマネジャー検定試験日程
         

試験会場

全国の主要都市で実施 (受験エリアの詳細)

受験料

・IBT方式:7,700円(税込)
・CBT方式:7,700円+CBT利用料2,200円(税込)

問い合わせ先

東京商工会議所検定センター及び各地商工会議所
 TEL 03(3989)0777 http://www.kentei.org/  
問い合わせフォーム

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ビジネスマネジャー検定試験 公式問題集2021年版
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