実用英語技能検定(英検)リニューアルの概要


 2016年度第1回試験より「実用英語技能検定(英検)」がリニューアルされることが決まりました。
日本英語検定協会は、現在「実用英語技能検定」の全級の4技能化に向けた取り組みを推進しており、2016年度第1回検定より、「2級」にライティング、「4級」、「5級」にスピーキングテストがそれぞれ導入されます。さらに、国際基準規格のCEFRと関連性を持たせたユニバーサルなスコア尺度である 「CSE2.0」においても、2016年度第1回検定より成績表に反映されることになります。
それに伴い、各級の合否判定方法や問題形式がリニューアルされることになりました。以下にそのリニューアルの概要をまとめました。


  変更の概要 
 合否判定 

(対象)全級
 全級において、一次試験、二次試験ともに、「CSE2.0」に基づくスコアが技能別に算出され、それに基づき合否が判定されます。それにより、個人成績表(一次試験・二次試験)、と合格証明書・合格証書に英検CSEスコアが新たに記載されることになり、大学入試や高校入試にも活用できます。また、技能別の伸長度や苦手分野の把握などにも役立てられます。
ライティングテストの採点方法 

(対象)
1級、準1級、2級
より詳細なフィードバックが可能となる観点別採点が導入されます。観点は各級共通で「内容:課題で求められている内容が含まれているか」、「構成:英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか」、「語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか」、「文法:文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか」の4つです。
問題形式 

(対象)
1級、準1級、2級、準2級、4級、5級
3級以外の全級で下記のように問題形式が変更になります。

・1級ライティング:「問題形式の変更」 「観点別評価の採用」 ※別紙(1)を参照下さい。
CEFRのC1レベルとの整合性を高めるために、社会性の高い話題について、自分で考えをまとめ、理由とともに意見をまとめるエッセイ形式になります。

・準1級ライティング:「ライティングテストの導入」 「観点別評価の採用」 ※別紙(2)を参照下さい。                 CEFRのB2レベルとの整合性を高めるために、これまでのEメール形式からエッセイ形式に変わります。さらに、これまでよりも多くの語数が求められます。(120語〜150語程度)

・2級ライティング:「問題形式の変更」 「観点別評価の採用」 ※別紙(3)を参照下さい。
・2級リーディング:「一部問題形式の変更」 「リーディング問題数の変更」 ※別紙(3)を参照下さい。
ライティングテストの導入に伴い、語句整序問題が削除されます。
リーディングの長文の空所補充問題において、これまでの選択肢から空所の一語を選ぶ形式から、1級・準1級と同様に空所にあてはまるものを複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式に変わります。これにより、文脈を読み取る能力をより精度高く評価できるようになります。また、問題数が現状の8問から6問に削減され、この形式の問題数が1級・準1級と同じ題数になります。

・準2級リーディング:「一部問題形式の変更」 「リーディング問題数の変更」 ※別紙(3)を参照下さい。
上記の2級と同様、長文の空所補充問題では、これまでの空所の一語を選択肢から選ぶ形式を、空所にあてはまるものを複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式に変わります。また、会話の空所補充の問題数が現状の8問から5問に削減され、全体の問題数のバランスを取り、試験時間との調整が行われました。これによって、この形式の問題数は3級〜5級と同じになります。

・4級・5級スピーキング:「スピーキングテストの導入」 ※別紙(4)(5)を参照下さい。
一次試験(筆記・リスニング)の合否に関係なく、申込者全員に受験機会が提供されます。
コンピュータ端末を利用した録音形式で実施されます。また、自宅や学校のパソコン、およびタブレット等から、インターネット上のスピーキングテストサイトにアクセスして受験できるようになります。なお、受験日の指定は必要なく、期間は1年間、いつでも有効となります(但し、受験回数は1回の申し込みにつき1回のみです)。したがって、時間的・地理的制約は無く、いつでも・どこからでも受験することができます。
級認定に関しては、従来どおり、一次試験(筆記・リスニング)の結果のみで合否が判定されます。なお、スピーキングテストの結果は、現状の級認定とは別に、「4級(5級)スピーキングテスト合格」として判定されます。
試験時間 

(対象)
2級
2級の筆記試験の解答時間が、現状の75分から10分延長され、85分になります。
2級以外の級については、試験時間の変更はありません。
 参考資料 (1)2級ライティングの導入、4技能化のお知らせ
(2)実用英語技能検定「4級」、「5級」 スピーキングテスト導入
(3)英語のテスト結果を?較可能とするユニバーサルなスコア尺度CSEが精度向上 大学や高校入試に活用できる「CSE2.0」
(4)問題形式の見本



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