国家資格 キャリアコンサルタント制度誕生の経過


資格名 キャリアコンサルタント国家資格
 資格の種類 国家資格      所管 厚生労働大臣      
資格の概要  2015年9月、キャリアコンサルタント国家資格化に関する法案(職業能力開発促進法)が可決、成立しました。これにより、2016年4月よりキャリアコンサルタントの国家資格が誕生することになりました。
今回の法改正により「キャリアコンサルタント」は、登録制の国家資格になり、名称独占資格にも指定されたため、この国家試験に合格した者以外は「キャリアコンサルタント」を名乗れなくなります。
新設されるキャリアコンサルタントの国家試験に合格し、厚生労働省に登録された者のみが「キャリアコンサルタント」を名乗れるようになります。
実際、現在もいくつかの企業や団体が「キャリアコンサルタント」という名称だけでなく、「キャリアカウンセラー」や「キャリアアドバイザー」など類似する名称の資格を認定していますが、今後は「キャリアコンサルタント」に類似する名称を使用して仕事をすることはできなくなります。
※キャリアコンサルタント又はこれに紛らわしい名称を用いている場合には、平成28年9月末までにその名称を改めなければならないとされています。。これに違反した者は、30 万円以下の罰金に処せられます。
※また、現在、民間の標準レベルのキャリア・コンサルタントである人は、平成28年4月から9月末までの間にキャリアコンサルタント名簿に登録しなければなりません。 ⇒(参考)キャリアコンサルタント国家資格化に関するQ&A

不明確であった「キャリアコンサルティングの定義」が明確化され、受験者には厚生労働省が定める一定の実務の経験を有することが求められるため、キャリアコンサルタント関係の実務経験がない方や、キャリア・コンサルティング技能検定を受験したことがない方は、厚生労働大臣が認定する下記(1)の講習を受講しなければ試験を受験できません。さらに、合格後も5年ごとの更新を義務付けています。そして更新時には下記(2)のA・Bの講習を受講しなければなりません。

※事業主は雇用者に対して、必要に応じて自社内にキャリアコンサルタントを配置するなどして、雇用者のキャリアキャリアコンサルティングの機会の確保や、その他の援助を必要に応じて行うことが推奨されています。
事業主には、
@キャリアコンサルティングに関する専門的な知識および技能を有する者、
Aキャリアコンサルティングの専門機関を効果的に活用すること、が求められるようになりました。
従って、これらが実現すれば労働者は国家試験に合格したキャリアコンサルタントから、一定以上の質の高いキャリアコンサルティングが受けられるようになることになります。すなわち、労働者のキャリア形成は、会社が責任を負う時代になったということを意味します。

◆厚生労働大臣が認定する講習(1)  (実務経験のない人が受験資格を得るための講習)
講習はキャリアコンサルティングを行うために必要な知識・技能や、キャリアコンサルティングの社会意義などについての140時間のカリキュラムが組まれる予定になっています。
講習内容は全体の半分以上は通学での受講が定められていますが、残りは科目または範囲ごとに添削指導つきの通信学習でも受けられるようになる予定です。

◆5年毎資格更新時の講習(2)
・講習A.キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な「知識」の維持を図るための講習(8時間以上)
・講習B.キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な「技能」の維持を図るための講習(30時間以上)

※資格更新のための講習の一部免除について
・キャリア・コンサルティング技能検定1級に合格したキャリアコンサルタントからキャリアコンサルティングの実務に関する指導を受けた時間、またはキャリアコンサルティングの実務に従事した時間について、10時間以内に限り上記Bの講習を受けたこととみなされる予定です。
・キャリア・コンサルティング技能検定に合格した方については、合格後5年以内に行う更新において、上記A・B両方の講習が免除される予定です。
・キャリア・コンサルティング技能検定1級に合格した方は、上記Bの講習が免除される予定です。


■キャリア・コンサルタントの経過措置
1.受験資格
平成28年3月までに厚生労働大臣が指定する講習(現在行われているキャリア・コンサルタント能力評価試験の受験資格として認められているキャリア・コンサルタント養成講座)を2016年3月までに修了された方は、2016年4月以降に実施されるキャリアコンサルタント試験について5年間の間受験することができます。 ⇒厚生労働大臣が指定する講習
2.試験の免除
2016年3月までに、厚生労働大臣が指定するキャリアコンサルタント試験と同等以上の試験(現行のキャリア・コンサルタント能力評価試験やCDA)に合格した方は、2016年4月から5年間の間に登録を行うことでキャリアコンサルタントになることができます 。
また、2016年3月までに「厚生労働大臣が指定する試験等」の学科試験、実技試験のいずれかに合格した方は、2016年4月から5年間に限り、キャリアコンサルタント試験の学科試験、実技試験のうち対応する試験の合格者とみなされます。



  厚生労働省の定めるキャリヤコンサルタントのレベル 
  

レベル  
資格の種類  レベル  改正前   改正後
 国家検定 指導者レベル
キャリア・コンサルタント
国家技能検定1級
キャリアコンサルティング技能士
 国家技能検定1級
キャリアコンサルティング技能士
熟練レベル
キャリア・コンサルタント
国家技能検定2級
キャリアコンサルティング技能士
 国家技能検定2級
キャリアコンサルティング技能士
 民間資格 標準レベル
キャリア・コンサルタント 
42,131名
(2015年3月末現在)
 民間資格 10資格(※)  新国家資格
キャリア・コンサルタント
 民間資格 10資格
 資格なし 登録
キャリア・コンサルタント 
 資格なし(研修のみ)  資格なし(研修のみ)
※現在指定されている民間10資格試験
1.財団法人社会経済生産性本部認定 キャリア・コンサルタント資格試験
2.社団法人日本産業カウンセラー協会認定 キャリア・コンサルタント試験
3.日本ドレーク・ビーム・モリン株式会社認定 DBMマスター・キャリアカウンセラー認定試験
4.特定非営利活動法人日本キャリア開発協会 CDA資格認定試験
5.日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会認定 キャリア・カウンセラー資格試験
6.財団法人関西カウンセリングセンター キャリア・コンサルタント認定試験
7.特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会認定 GCDF-Japan試験
8.株式会社テクノファ認定 キャリア・カウンセラー能力評価試験
9.特定非営利活動法人ICDS委員会認定 ICDSキャリア・コンサルタント検定
10.特定非営利活動法人エヌピーオー生涯学習 NPO生涯学習キャリア・コンサルタント検定試験


・4月から国家資格になる「キャリアコンサルタント」について、養成講習の実施機関として人材開発事業を展開する「日本マンパワー(東京)」など13機関が認定されました。
また、国家試験の実施機関として、「特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会(東京)」と、「日本キャリア開発協会(東京)」の2機関が認定されました。国家資格として初の第1回試験は今年夏に実施される予定です。
・養成講座の実施機関として認定されるのは「日本マンパワー」のほか、「特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会(東京)」などです。講座は厚労省が定める項目を含めた140時間のカリキュラムになっています。
なお、試験には学科試験、実技試験があります。
・厚労省は既存資格保有者の移行も含め、平成31年度末までに7万9千人、36年度末までに10万人の養成を目指しています。
試験方式  ・学科試験と実技試験で構成される予定です。
受験資格  下記のいずれかの要件を満たせば、キャリアコンサルタント国家試験を受験できます。

@厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した人。
※講習の認定は平成28年4月より順次行われる予定です。
講習のカリキュラムはこちらで参照できます。
A労働者の職業の選択、職業生活設計、職業能力開発および向上のいずれかに関する相談について3年以上の経験を有する人
Bキャリア・コンサルティング技能検定の学科試験または実技試験に合格した人
C上記の項目と同等以上の能力を有する人

※キャリアコンサルタント関係の実務経験がない方や、キャリア・コンサルティング技能検定を受験したことがない方は、厚生労働大臣が認定する講習を受講してから国家試験を受験するというコースになります。
 試験科目 ・職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
・キャリアコンサルティングの理論に関する科目
・キャリアコンサルティングの実務に関する科目
・キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
・キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目

※科目免除について
国家検定の「キャリア・コンサルティング技能検定1級または2級」の学科試験、実技試験をそれぞれに合格した方については、キャリアコンサルタント試験の学科試験、実技試験のそれぞれに合格したとみなされ、キャリアコンサルタント国家試験の受験が免除されます。
スケジュール  ・試験日:第1回試験の実施予定は2016年夏に決まりました。
 試験会場 ・未定
 受験料 ・受験手数料 未定
※上限は学科試験8,900円、実技試験29,900円と決まっています。
・登録費用(国家資格のキャリアコンサルタントになるためには試験合格後の登録が必要になります)
 登録手数料:8,000円(予定) また別途、登録免許税9,000円が課税されます。
 登録証の再交付又は訂正:2,000円
難易度  ・難易度  
・合格率  
  試験のポイント

一口ガイド
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通信講座   キャリアコンサルタント通信講座一覧

(キャリアコンサルタント国家資格が目指せる通信講座)
日本マンパワーの「キャリアコンサルタント総合講座」(通信+通学)
リカレントの「CDAキャリアカウンセラー養成LIVE通信コース」
通学スクール キャリアコンサルタント通学スクール一覧

(キャリアコンサルタント国家資格が目指せる通学スクール)
リカレント 新国家資格説明会
JAICOの国家資格キャリアコンサルタント養成講習
教材  キャリアコンサルタント国家資格 関連書籍一覧
問い合わせ先  厚生労働省 職業能力開発局 キャリア形成支援課(内線5975)
  

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